
おはようございます、一龍です。
今日は『人をうごかすふしぎな力』 から、職場でも簡単に出来て効果のある潜在意識に刺激を与えるエクササイズを6つご紹介します。
人間関係がうまく言っていないとき、ちょっとやる気がでない時などに実行してみてください。
『人をうごかすふしぎな力』潜在意識を刺激する簡単エクササイズ6つ
★宣誓実行の術 一歩目マスター

何事も「はじめる」ことが気持ち的に一番大変。
そこで最初の一歩を踏み出すときのおまじない。
両ひじを90度に曲げて、腕の力を入れて、立ってもらう。
さらに、次のセリフを言ってもらう。
「新鮮な気持ちでやる」「丁寧にやる」「力をこめてやる」
そうすると腕を押さえられても下がらなくなるそうです。
ポイントはこの3つの気持ちをしっかり意識して、言葉に出すこと。するとひみつの脳にスイッチが入ります。
なかなか第一歩目が踏み出せない時にやってみましょう。
★吐息の術 前向きなため息

リラックスや集中力を高めるため、自分の思考と向き合うためなど、「瞑想」がいいとされています。
実は場所や時間を選ばず、もっと簡単に瞑想に近い効果を得られるのが「ため息」なのだそうです。
ため息には緊張したり失望したからだをリラックス状態にさせるために思わず出る行為だそうですが、ちょっとイメージがマイナスですよね。
そこでオススメなのが「ホー」のため息です。
ため息をつくときは、口を「ほ」の形に変える。
「ホー」と大きく息を吐く。
たったこれだけ。
繰り返していると、軽い催眠状態に入り、だんだん血の巡りが良くなり、体がリラックスしていくそうです。
これならオフィスでもできますね。
★平行世界の術 解釈チェンジ

Aさんは膝を90度に曲げて下がらないように力を入れる
BさんはAさんの太ももに両手を添え、「足を押さえつけられている」と言って手を押し下げるとAさんの足はかんたんに下る。
しかし、
Bさんは「足ささえてもらっている」と言って足を押し下げると、今度はなかなか下がらない。
これは何を表しているのでしょう。
私達は何か意に反することが起こると、「あの人、むかつく」と言ってしまいますよね。
この「自分の心の投影」である言葉を言い換えることで、つまり出来事への解釈を変えることで自分をコントロールできますよということの実験です。
わたしたちの感情は、言語によって引き出されています。(この人は仕事が遅いな)と思ったら、心のなかで「この人は仕事が丁寧だな」と言い換える。(この人は高圧的で嫌だな)と思ったら「この人の言い方は威厳があって、身がひきしまる」と言い換える。それだけで自分自身が元気になります。
そして相手の反応も良くなります。
職場の悩みのほとんどは人間関係に原因があります。
もし嫌な人、苦手な人がいるのなら試してみてください。
★自然治癒の術 引っ張りだす

自分の人さし指を根本からしっかりつかんで、「引っ張りだす」と言いながら、指先の方向に向けて引張る。はなすときは、パッとやさしく。この動作を10回連続で繰り返す。
今度は親指。自分の親指を根本からしっかりつかんで、「引っ張りだす」と言いながら、指先の方向に向けて引張る。はなすときは、パッとやさしく。この動作を10回連続で繰り返す。
これはちょっと疲れたとき、調子が出ないという時のかんたんなメンテナンス方法。
「心地いい状態」を元の状態とするなら、もともと人には「元の状態に戻す力」が備わっています。
と、著者はいいます。その
体の内側から「元の状態に戻る力」を引っ張りだす、という意識におけるパフォーマンスを、潜在意識にしっかり見せてあげさえすればいいのです。
簡単なエクササイズですので仕事や勉強に取り掛かるときにも実行してみたいですね。
★視点移動の術 安心の答え方

誰かに心配事を打ち明けられたとき。
まず右を見て、それから右上の天井を見て、「うん」と軽くうなずき、
最後に相手の目を正面から見すえて「大丈夫ですよ」という方が、相手に安心してもらいやすい。
これは相手に安心を与える答え方。
目線というものは、どこに置くかによって、ひみつの脳がとらえる領域がわかれています。
目線の左の方は過去の領域、つまり「記憶」に。
目線の右の方は未来の領域、つまり「想像」に。
と言った具合に分かれています。
簡単にいえば、「左は過去、右は未来」。
なので、上記のように視線を動かしてから答えるのは、
未来を見て、確認して、「大丈夫」と答えていると潜在意識は捉え、相手に安心感を与えられる
のだそうです。
相談事をされたとき、反射的に「大丈夫」というのではなく、一呼吸おいて視線を動かしてから答えてみましょう。
★強烈筆記の術 右肩上がりの文字

紙に”小さく””右肩下がり”に、ペットボトルが軽い。と書いた後、「ペットボトルが軽い」と声を出してみ読む。
ペットボトルの「下の方」を持って、持ち上げてみる。
今度は紙に”でかでか”と”右肩上がり”に、ペットボトルが軽い。と書いた後、「ペットボトルが軽い」と声を出してみ読む。
ペットボトルの「下の方」を持って、持ち上げてみる。
すると最初よりペットボトルが軽く持ち上がるそうです。
人が書く文字には、その人の性格や気持ちが現れるそうです。
これを逆に利用して、
意識して文字の書き方を変えると、今度はその人の性格や気持ちが変わっていきます。
目に見える文字から、反対に潜在意識に刺激を与えるのです。
大きな字で、しかも罫線に対してだんだん右肩上がり文章を書くと、書いていることに対してポジティブな感情を持っていると潜在意識はとらえます。
新たにやろうと決意したり、計画や目標を立てたり、ルールを決めたりしても、いつも途中であきらめてしまう傾向がある人は、ぜひ紙を1枚とペンを用意して、力強い宣言をひみつの脳に見せてあげて下さい。
そういえば、放射状ではなくて右肩上がりのマインドマップを書く人がいたのを思い出しました。
普段のノートのとり方も気をつけてみたいですね。
『人をうごかすふしぎな力』まとめと感想
私たちの中には、私たちの知らない「ふしぎな力」がかくれています。
これをよく潜在意識といいますよね。
成功哲学では例外なくこの潜在意識を利用することをすすめています。
しかし、どう使えばいいのか、どうやって潜在意識に訴えていけばいいのかいまひとつ良くわかりません。
本書では
ある動作をすること
ある言葉を使うこと
で潜在意識に働きかける方法が31個紹介されています。
しかもどの「動作」も「言葉」も非常に簡単。
この記事で紹介したエクササイズのように、職場でも気軽にできるものばかりです。
しかも、効果を実証するためにOリングテストやその応用版を使っているためにペアで行うように紹介されていますが、実証が必要なければ一人でできるものがほとんどです。
さっそく私も今日から「引っ張りだす」をやりながら仕事します。
ただ、書類は右肩上がりでは書けませんが(笑)。
本書はサンクチュアリ出版、大川様から献本していただきました。
ありがとうございました。
『人をうごかすふしぎな力』目次
はじめに
1、目がふたつ、口がひとつ
2、ふわっとおじぎ
3、一歩目マスター
4、バリアの視線
5、親指パワー
6、その気の姿勢
7、イレカエル
8、このカタチをつくる
9、あ、お願い!
10、こっそりフェイント
11、二の腕タッチ
12、前向きなため息
13、本当のほめ上手
14、解釈チェンジ
15、気がかりなことはない?
16、ヒントは右から
17、気持ちの左目、説明の右目
18、「でも」スイッチ
19、引っ張りだす
20、すごい握手
21、モナリザのほほえみ
22、安心の答え方
23、あーきたきた
24、0.000…1%ある? ない?
25、復活のおまじない
26、物ほめ
27、右肩上がりの文字
28、一人称二人称三人称
29、忘れられない名刺
30、パワフルな誓い
31、かんたんアクション
おわりに