おはようございます、中学生のとき予習は英語だけしかしなかった一龍です。
今日も前回に続き、中高生のための学習参考本をご紹介。
あの勉強の仕方の解説書が大幅な加筆修正とともに、図解ムック本として装いも新たに帰ってきました。
はじめに
学校って勉強を学ぶところなんですが、不思議なことに勉強の仕方は教えないんですよね。
習ったことないでしょ。
参考書でも勉強の仕方の解説はあまりは見受けません。
それで、中学からの勉強の仕方を丁寧に解説してくれて、当ブログで紹介したときも反響の大きかったのがこちらの本
私もこの本ではじめて予習復習の効果的な仕方と意義が、中学卒業して30年ほどたってようやく腑に落ちたという(遅っ!)。
その名著が装いも新たにパワーアップして帰ってきました。
今回はその気もの部分をちらっとだけ紹介したいと思います。
勉強のやり方のポイント&感想
★「おすすめ勉強編」がスゴイ!
本書の巻頭に「おすすめ勉強編」として、5つの勉強法が紹介されているのですが、これがいきなりスゴイ!
はっきり言って、ここを読むだけでもとが取れます。
たとえば
授業中にまとめる「消える化ノート術」
「授業中にノートをまとめてしまう」、それもあとで暗記のための問題集のようになるように書いてしまう。
これならテスト前にわざわざテスト対策用のノートを作る手間が省けますよね。
それから同じくノートのとり方で、
3回読んで覚えたら書く
というのも。
板書を3回口の中で読んで、覚えてからノートに移すという方法で、ノートに書きながらそれ自体が復習になっているという優れ技!
実はこれに近い方法(板書を1回見て覚えて、後は板書を見ずに思い出しながらノートに書く)を娘が実践してみたら成績が上がりました。
3回読んでからならさらに精度が上がりそうです。
★各教科の「予習」と「授業」の関係が分かった!
後半は、各教科ごとの勉強の解説です。
今回図解ムック版になって本当に良かった点がこの各教科ごとの解説編。
特に「予習」に関しては、何をしておけばいいのかがビジュアルで分かるのが嬉しい!
例えば予習が大切な科目の代表格の英語では、それほど神経質にならず単語や表現の意味を調べておく。
そして授業でしっかり板書と解説のメモを取るのと、音読で区切りにスラッシュを入れる。
そういうのがノートや教科書の実例が見れて、分かりやすい。
そして、「ああ、そういうながれでいいんだ」っていうのが実感できますよね。
何を予習したらいいのか分からない(私はそうでした)国語については、新出の漢字や表現をノートに書き出す。
さらには「教科書ワーク」を解いて、できないところを明確にしておく。
これも実例とともに解説してくれていて、なるほどねぇ、国語ってそうやって勉強すればよかったのかぁと関心しきり(時すでに遅し)。
このほかの教科の勉強法も目から鱗の参考になるものばかりです。
本書でお確かめください。
★付録は「習慣化シート」
さて最後に、巻末には「習慣化シート」が解説とともに掲載されています。
最近、進学校の高校などで導入例が多くなっている「学習の記録」ですが、この形式はなかなかよく考えて作られていますね。
いわゆる習慣バーチカルタイプの変形版なのですが、必要最小限の記入で記録が視覚化しやすくアレンジされています。
といった感じで、かなり濃い内容です。
1学期に思うように学習成果が出せなかった1年生も、これからが受験に向けて勝負の3年生も、夏休みを利用して、本書をもとに自分の勉強スタイルを見直してみてはいかがでしょうか。
今からでも決して遅くないぞ!
本書はDiscover21社様から献本していただきました。
ありがとうございました。
目次
はじめに
先生方、保護者のみなさまへ
短時間でも効果バツグン!おすすめ勉強法編
基本編
英語編
数学編
国語編
理科・社会編
おわりに
付録・習慣化シート