おはようございます、一龍です。
今日ご紹介するのは中高生のリアルな悩みにスッキリ回答して好評だった前作の続編です。
前作は以前当ブログでもご紹介したのですが、なにやら今回はパワーアップ!
中高生には力強いアドバイスとなるのはもちろん、社会人の私にも「おおっ!」と唸らせる名回答から珍回答まで、かなり面白い内容となっています。
はじめに
前作同様、中高生のリアルな悩みに著者のお二人が回答されています。
その守備範囲も、勉強や学校、日常生活、SNS、さらには恋の悩みまで幅広く、さらには40もの「あるある」な悩みに型にはまらず5つの回答で返すというパワフルぶり。
中には珍回答と紙一重な名回答もあったりして楽しませていただきました。
(フィーリングカップル5vs5の5番てき答えか?)
今回はそんな楽しい回答をいくつかピックアップしてみました。
まずは御覧あれ、ビジネスパーソンにも参考になるはずです。
中高生のあるある悩みのポイント
★がんばってるのに結果が出ない ⇒ ラクに勉強している人を観察する
ラクしているのに成果が出る、そんな人周りにいませんか?そういう人こそ、「工夫の達人」!ラクしたいという欲求は、「工夫する!」という行動につながります。
そんな人たちを観察して、どんな工夫をしているのか参考にしちゃいましょう!
”できる人を真似する”というのは仕事でも同じ。
これはいい作戦だと思います!
★勉強する意味が分からない ⇒ モテるために勉強する!w
勉強するとモテる!w ホントにそうなるかはわかりませんが、そう思って勉強してもいいと思います!
勉強するモチベーション、動機は「きれいごと」じゃなくてもいいんです!異性にモテたいから勉強する! とってもいいと思う!
確かにテスト前になると「勉強教えてよ」と、女子に群がられるヤツがいたなぁ。
それがモテている状況なのかは別として、勉強でも何でも何か特技があるというのは持てるための強みになるんじゃないかな。
勉強ができるようになって、異性に持てるようにもなるなら、動機が不純でもいいじゃないか!
★勉強が毎日続けられない ⇒ 毎日はやらないw
続けるコツの1つに、「毎日はやらない」という工夫もあります。僕は日記つけてるんですが、毎日はやってませんw ついつい1日2日、さぼっちゃうこともw でも、最初から「毎日は続けなくてもいい」というルールなら、またやり直せる!「絶対に毎日!」と気負うのは心が疲れますよw
これはある意味真理だと思う。
このブログが毎日更新じゃないけど7年続いているのが証明しています!(←あまり偉そうに言えることじゃないけど。)
★土日がうまく使えないw ⇒ 土日は勉強しない
どうしても土日は勉強できないという人は、もういっそのこと、土日は勉強しないと決めるのもアリ!w
大切なのは、勉強の成果を出すこと!土日勉強しなくても、平日にしっかり勉強できればそれでいいと思います。
この潔さ!(笑)
土日に確保できるはずの十数時間分の勉強時間を、平日に割り振るのは至難の業だと思うのだけど・・・。
でも、こういうメリハリは長い受験勉強には必要であることも確かです。
★ノートをキレイにしすぎちゃう ⇒ ノート術を勉強する
本屋さんに行くと、参考書やビジネス書のコーナーに「ノート術」についての本がいっぱいあります(ビジネス書の方が多いかもですね)。まあ、学生だけでなく、社会人もノートの取り方に悩んでいるわけですねw いきなりノートをとるんじゃなくて、ノートの取り方を勉強するとよいかもです。
おすすめのノート本
多くはビジネス向けなのですが、意外と学生向けのものもあるんですね。
勉強の方法と同じくノートのとり方もなぜか学校で教えてくれないものの一つ。
自己流の人がほとんどだと思いますが、学生さんもビジネスパーソンもノートの専門の本を読むと目からウロコですのでぜひ研究してみてください。
★テスト勉強のやり方は教わっていませんw ⇒ クラス全員のノートを見せてもらう
これをすると、衝撃の事実に気づけますw 「頭のいい人ほど、あんまり工夫してねえ!」「ていうか、そもそも勉強で工夫している人は少ないっ!」って。
でも、僕は「凡人は努力しただけじゃダメだ」と思うと同時に、「ちょっと工夫すれば、すぐ周りに差をつけることができるかも!」って感じました
まず、この方法に衝撃!
そうか、その手があったんだ。
自分に何が足りないかを手っ取り早く発見する方法として、これはいい方法だと思います。
★家だとダラダラしちゃう ⇒ 勉強系のマンガや小説を読む
ダラダラしてしまうときは、「勉強」をテーマにしたマンガや小説を読むといいかも。僕はそんな作品が好きで、いまでも読み返してます!
オススメは
まあ、私がときどき自己啓発本を読んでテンションを上げるのと同じですが、この方法には落とし穴があることを分かっておかないとヤバいです。
それは、「読んで満足してしまう」というもの。
そのあと行動に結びつかないと、「なんか勉強できる気になった」だけで終わりますから。
読んだあとは必ず勉強しましょう。
★告白できない ⇒ 「2か月限定でつき合おう!」と言うw
人が何かをしはじめるときに、なかなかはじめられないのは、「ずっとやらなくちゃいけない」「途中でやめてはいけない」と考えるからですw だったら、最初から期間限定キャンペーンにすれば意外とうまくいくかもw それで、2か月後に更新するかどうか決めればいいんですw もちろん、相手の気持ちにもよりますが。
今回、本書の最強回答だと思う(笑)。
大学生のとき、「騙されたと思っておれと付き合ってみいへん?」「一回だけデートしようよ、損はさせんから」といって手当たり次第口説いていたヤツがいましたが、中高生で「2か月限定で付き合おう!」っていえたら凄いヤツですよ。
でもこのフレーズ、使える!
感想
◆答えは一つじゃないから面白い
前作の
を、ご紹介のときもそうだったんですが、はるか昔の中高生時代を懐かしく思い出しながら読ませていただきました。
さすがにSNSはなかったけど、基本的に中高生の悩みっていつの時代も同じなんですよね。
今偉そうにしている大人たちも「みんななやんでおおきくなった!」んです。(←古っ)
さて、前作もそうだったんですが、本シリーズの魅力の一つは、一つの悩みに5つの回答が用意されていること。
これは著者のお二人の
「答えは決して1つじゃない」
という思いからきています。
このあたり、一般のビジネス書のように明確だけど一つの型にはめてしまうのとは違っています。
まさに今、アイデンティティが形成されていく途上にある中高生にとって答えは複数あって当然。
非常に読者を思ってつくられているなと感心です。
◆答えは自分で作り出す
おそらく5つの回答の中に、自分にしっくりくる回答があると思います。
しかし、大切にしてもらいたいのはその後です。
著者の回答に満足しないでほしいのです。
自分で「じゃあ、ど〜する?」と考えて6つ目の解決ネタを生み出せばいいんです!
と著者も書いているように、自分の頭で考える、自分で行動して解決する、本書を読むことがそのきっかけとなればいいかなと思います。
◆ビジネスパーソンも一緒だよ
本書は中高生向けの”お悩み解決本”ですが、ビジネスパーソンにもぜひ読んでほしいと思います。
それは、「勉強」を「仕事」に、「学校」を「会社」に置き換えて読んでみれば分かります。
中高生の悩みも社会人の悩みも、ステージが変わっただけで本質は同じなんですよ。
学校で経験することがランクアップしていくだけなんだなと本書を読んであらためて感じました。
そういう意味では、学校生活や勉強って社会に出て行くための「予習」なんだなと、勉強も絶対無意味ではなかったんだなと。
と同時に「もっと勉強しとけば良かったなぁ」と後悔も・・・。
中高生諸君、本書を読んで悔いのない学校生活を!
本書はDiscver21社様から献本していただきました。
ありがとうございました。
目次
はじめに
勉強の悩みあるある
勉強方法あるある
学校・塾あるある
心の悩みあるある
日常生活あるある
SNSあるある
恋の悩みあるある
おわりに
まだまだある!おすすめブックガイド
関連書籍
本書巻末には、まだまだある!おすすめブックガイド と題して、「癒し系」「己を磨く」「どうにかしたい!と思ったときに読む」「自分を整えてくれる」「力みなぎる」の5つのジャンルのおすすめ本が34冊紹介されています。
そのなかから、ビジネスパーソンにもおすすめの本、気になる本を各ジャンル1冊ずつピックアップしておきます。