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名言セラピー幕末スペシャル The Revolution! (2010/12/11) ひすいこたろう |
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今年最初の書評は“龍の魂”を現代語でストレートに投げかけてくれるこの本からにしました。
龍馬伝は終わったけど、“龍の魂”は永遠なのです。
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【目次】
プロローグ
第1章 CHALLENGE 革命とは新しい自分と出会う挑戦
第2章 FRIENDS 人は、出会いで生まれ変わる
第3章 STUDY 学ぶしかないぜよ
第4章 CHANCE チャンスとは「逆襲」なり
LAST SONG 生まれてきた意味があるとしたら…なんのために生まれてきたのだろう?
エピローグ 新しい次元にワープする方法
【ポイント&レバレッジメモ】
★この命を何にさし出すか。それが志です。
★志を生きるとき、不幸は不幸ではなく、冒険になる!
★自分以上に大切にしたいものがある。それが大和魂。
★美しさ。それが天の意志。
人生に迷ったときは、どんな困難であろうとも、美しいほうへ。
★命が響きあう、ごはんTogether ♪
「人」が仲「良」くなると書いて「食」ですから。
★欠点と付き合うのではなく長所と付き合う。
「あれだけ、智慧があって、胆力があってどうするェ」by勝海舟←横井小楠は胆力はあったほうか?と聞かれて
★「自」らを「分」け与える。それがほんとうの「自分」。
★なんのために生きるのかが明確になったとき、人はサムライになる。
★才能で負けたっていい。その志でワープしろ。
志こそ、あなたをどこにも連れて行ってくれる「どこでもドア」なんです。
★どんなときだって、どんなときだって、どんなときだって、どんなときだって、学ぶほかないじゃないか!
知って死ぬのと、知らずに死ぬのは違うんだ!
★夢に生きるとは、小さな一歩を踏み出し続けること。
「止」まるのが「少」ないと書いて「歩く」。走らなくていい。奇跡は歩いて起こせるのです。
★究極の才能とは、あきらめないこと。
もうダメだと思ってから、もう一歩だけ踏み出せる人に天は微笑みます。ニコ!(^^♪
★朝生まれ、夜死ぬ。そのつもりで今日を生きるのです。
いつか必ず来る人生最後の日。
人生最後の日に、「あーおもしろかった」と笑って死ねるか。
そこから逆算して、「では今日は何をすべきか」と考えればいいのです。
★ほれろ。
偉人にほれる。
すると自分を越えた存在があなたのハートに宿ります。
それこそが、新しい自分へワープするための最高の方法なんです。
【感想など】
ワタクシも本書の著者ひすいさんや有名な龍馬ファン、例えば武田鉄也さんやソフトバンクの孫さんと同様、高校生の時に司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読んで龍馬に“惚れ”、“龍の魂”が心に宿った一人でございます。
ですから人生の転機ごとに京都の龍馬の墓や高知桂浜の龍馬像に会いに行っていました。
大学受験、就職、そして結婚が決まってからは妻を連れて龍馬の墓を参り、「この人と結婚します」と報告したものでした。
しかし、いつのまにか“龍の魂”はどこへやら、日々の生活の中でただただ仕事に追われる毎日。
いつしか“志”も忘れておりました。
そんななか、昨年一年間放映されたNHK大河ドラマ「龍馬伝」は、毎週ワタクシに再び“龍の魂”を注入してくれる素晴らしい時間を与えてくれました。
ということで、今年最初の書評は龍馬関係の本をと思っていたら、歴史が苦手な人にも楽しめて読める楽しい本が出版されたので本書を紹介。
この本スゴイですよ。
幕末の歴史の流れもちゃんとおさえつつ、龍馬をはじめ吉田松陰や高杉晋作、西郷ドンなどなど主要な人物の名言やエピソードをふんだんに盛り込んでます。
ワタクシも知らなかったトレビアも多数。
例えば
島津斉彬が愛用したトランクはルイ・ビトン
そうなんですか!?オシャレな殿様だったんですね~
それから松陰先生の「スースーで、ハーハー」だった話とか(←詳しくは本書で)
また、松陰先生の恋の話は思わずウルウルきたり。
歴史に興味のない人でも「へ―っ」といってしまうネタ満載。
これだけでも楽しい本なのに、さらに魅力的なのは、ひすいさんの現代語訳が白取先生に負けず劣らず超訳なこと!
例えば
「能はざるに非ざるなり、為さざるなり」
が、ひすいさんの手にかかると
「できないんじゃないだろ?やらないだけだ」by吉田松陰
となってしまう。なんかカッコよくありません?
現代語訳だとさらに相手が身近に感じて、こころに直球できますね。
そして、イラストも素敵!
ワタクシこのイラスト大好き!
思わず噴き出してしまったのですが、これ、手をつないでデートする龍馬とお龍だそうです(笑)。
(高校生じゃないか!)
絶対男女が人前で手をつながない時代にこうして手をつないでデートしたのも龍馬の魅力ですもんね~。
さて、歴史と言うと小難しく感じる人も多いと思いますが、本書で著者も「偉人にほれろ」と言っているように、歴史上の人物に“ほれる”ことは人生に大きな転機をもたらす可能性があります。
よく成功哲学では“メンターを持て”といいます。
生きている人をメンターにするのもいいですが、歴史上の人物をメンターにするのもいいでしょう。
「龍馬だったらこんなときどうするのか」
「家康だったらどう考えるか」
「松陰先生なら何んと言うだろうか」
こんなシュミレーションから指針が見えてくることもあるんじゃないでしょうか。
歴史を学ぶというのはこういう点でも価値あることだと思います。
そして、歴史に触れるハードルをぐっと下げて楽しませてくれる本書は、もしかしたらあなたの人生を変える一冊になるかもしれません。
龍馬伝は終わってしまいましたが、“龍の魂”にあなたも触れてみませんか。
最後になりますが、ひすいこうたろうさんの超訳でこの言葉を。
「何でも思い切ってやってみろよ。
どっちに転んだって、人間、野辺の石ころと一緒。
最後は骨となって一生終えるのだから。
だから思い切ってやってみろよ。 坂本龍馬
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名言セラピー幕末スペシャル The Revolution! (2010/12/11) ひすいこたろう |
【おまけ】
ちょっと疑問に思ったんですが、P27に
しかも、やってきた黒船は好鉄でできた蒸気機関船。
とあるのですが、黒船って木造船じゃなかったですかね。
防水と防腐のためにタールを塗ってたから黒色だったとおもうのですが・・・。
それと、P36に寺田屋さんが登場しますが、龍馬が泊っていた当時の建物ではなく、後世に建て替えたものだったと思うのですが・・・。
間違ってたらごめんなさい。
【関連書籍】
龍馬関連でやはりこの本ははずせない。
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竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) (1998/09/10) 司馬 遼太郎 |
ワタクシの人生もこの本で変わった(?)本でございます。
そして、もう少し柔らかい本で
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龍馬の言葉 (2010/03/15) 坂本 優二 |
も、オススメ。
やさしい内容でありながら、龍馬らしさや人柄が伝わってくる本です。
【管理人の独り言】
今日は年末にwowwowで放映された福山雅晴さんのカウントダウンライブの録画を見ていました。
途中、弥太郎がナレーションするVTRが流れたりして楽しいライブ。
歌っている福山さんがまだまだ龍馬に見えてしまうワタクシですが、この場を借りて福山さんにお礼を(と言っても読まれることはないと思いますが)。
昨年一年間、龍馬伝お疲れさまでした。
本当に一年間、楽しませていただき、大切なものを思い出させていただき、勇気づけられました。
福山龍馬に大感謝。
「わがなすことは、われのみぞ知る」
この心意気で自分の志を生きたいと思います。
僕も幕末大好きです!
ゆかりの土地もよらさせてもらってます。
おもしろそうな本ですね!
齊藤 様
そうですか、幕末好きですか。
ではこんどお会いしたときは幕末談義を致しましょう。
マグロ食べながら(笑)