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池田貴将(著)『QUEST 結果を勝ち取る力』(サンクチュアリ出版)【本の紹介】To Doリストとは違う「勝算ノート」で結果を勝ち取ろう

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こんにちは、プロブロガー修行中の一龍(@ichiryuu)です。

今日ご紹介するのは池田貴将さんの『QUEST 結果を勝ち取る力』です。

これまで当ブログでは池田貴将さんの本を何度か紹介してきましたし、実は僕は池田さんの本にかなり影響を受けています。(特に『未来記憶』には人生を変えられたかもしれません)

そんな個人的に影響力抜群の池田貴将さんの最新刊をワクワクしながら読んでみたら、これは絶対真似しよう!というメソッドと出会ってしまいました。

それが「勝算ノート」なるもの。
これ、やるべきことをやるためのノートなんですが、To Doリストとは違うんです。

今回は、「勝算ノート」の作り方を読書メモとしてシェアします。

読書メモ

★「やろう」「やらなきゃ」を仕分けする

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 「やろう」「やらなきゃ」は”物”のように扱います。
 箱を4つ用意しましょう。
 箱は本物でも、データ上のフォルダでもけっこうです。
 「やるつもりがあるかどうか?」自分に問いかけてみて「ない」なら”ゴミ箱”行きです。
 やるつもりがあることのうち、今やらなくていいなら”あとでやる”という箱にいれます。
 今やった方がいいなら”やる”という箱に入れます。
 どっちでもないなら、”その他”という箱に入れます。

★「やることカタログ」をつくる

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 ”次にやること”をすべて1冊のカタログにしまっていきましょう。
 「やることカタログ」は、ノートやファイルで作れます。メールのフォルダ分けでも代用できます。もちろんタスク管理専用のアプリケーションを使えるならそれも良いでしょう。
 とにかく自分にとって「簡単」で「使いやすい」ことが一番です。

〈A ここでやる〉
”次にやること”は、ひとまとめではなく、基本的にそれができる場面、状況ごとに整理する

〈B カレンダー〉
その日にしかできないことは、カレンダーで管理するしかありません。
でもカレンダーには、その日に「絶対にやらなくてはいけないこと」だけを書くようにする

〈C 連絡待ち〉
連絡待ちや誰かの許可がいるなど、自分だけでは動かせない用件をいれる

〈D あとでやる〉
少なくとも1周間以内に行動を起こすつもりが「ない」ものは、すべて〈あとでやる〉に入れておく
1ヶ月毎に見直して、行動を起こそうと思ったことがあれば、”次にやること”に変換して、〈ここでやる〉に入れる

〈E 判断材料〉
”次にやること”はないけれど、あとで見返す必要が出てくるかもしれない情報。または、後日の会議や打ち合わせで使うことになる資料。あるいは、後で言った言わないでもめないための証拠となるもの。そういった、直接行動にはつながらないけれど、情報として必要な「やろう」「やらなきゃ」は、すべて〈判断材料〉として扱う

〈F ルーチン〉
やることはわかっているけれど、疲れていたり、頭を使いたくなかったり、何もやる気がしない、またふと時間があいた瞬間など、「10分間リスト」を作成しておき、10分間でできる行動の中からき「迷ったらこれをやろう」を自分の中でルール化しておく

★やるべき7つの順番

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1番目 健康状態を正常にする
2番目 感情の状態を正常にする
3番目 人間関係を正常にする
4番目 時間の使い方を改善する
5番目 仕事・家庭を改善する
6番目 家計を改善する
7番目 自己実現と社会貢献

健康→感情→人間関係→時間管理→仕事(家庭)→財政→社会貢献という順番で考えながら、「やろう」「やらなきゃ」を思い出して、実際の行動計画に加えていく

★「今日のあらすじ」を書く

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普通のTo Doリストと違い、「今日のあらすじ(脚本)」のいいところは、自分の行動を”流れ”として把握できることです。

書き方のポイント

(1)「さて」「ここからまず」という言葉をノートを書いておく
(2)「やることカタログ」の〈ここでやる〉を見ながら、自分の行動計画を「こうしたら、こうして、そのあとこうして・・・」と流れを想像しながら書く。文章の形はすべて「〜して」「〜して」「〜して」でそろえる。
(3)順番を変えたくなったら、すべての行動を書き終えてから、順番を変えたい行動を赤いペンで囲み、そこに順番をふっていく
(4)移動したらその場所で「今日のあらすじ」を見る

★「勝算ノート」をつくる

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「今日のあらすじ」専用ノートの表紙に、私は気持ちをこめて”勝算ノート”というタイトルを書き入れています。

”勝算ノート”作り方のポイント

ノート開いた1ページ目。表紙の裏。本編入る前の、厚紙のページ。
そこには身につけたい”き習慣”、吸収したい”知識”、考え続けたい”問い”を、それぞれ付箋に書き、貼り付けておきます。

なぜ「付箋」に書くかというと、後で更新したくなる可能性が高いからです。

2ページ目には今年、実現したいことが書かれています。これは言い換えると「今年、後悔しないためのリスト」です。

3ページ目からは、2ページ目に書いた「実現したいことあほ」を、1ページにつきひとつずつ書きます。その下には、それぞれを実現するための計画が「思いつくたびに」書き足されます。

感想など

◆To Doリストとは違う「勝算ノート」で結果を勝ち取ろう

どうですか、このメソッド、面白いでしょう。

すごいのは、単なるやることリストではないこと。

一種のノート術とかスケジュール術と言ってもいいかもしれませんが、年間の長期目標と、毎日のやるべき超短期目標がしっかりリンクしている。

しかも、いわゆるTo Doリストとは違って、場所に紐付けられたやることリスト。

また、優先順位の決め方もよくビジネス書で散見する判断基準とは違います。
この基準も面白いですね。

とにかくちょっと風変わりなというか凝った装丁で、一瞬何がテーマの本かわからないのが本書ですが(笑)、この本についてはほんとうに実行しないと意味がない内容です。

To Doリストがどうもうまくいかない、いろいろなノート術とかスケジュール術を試してみたけれど効果がない。

そういった方で、上記読書メモに少しでも興味を持たれた方はぜひ本書で詳しくメソッドを確認してみてください。

ちなみに、本エントリーでは割愛しましたが、日次レビュー、週次レビューでの「勝算ノート」の使い方も解説されています。

本書はサンクチュアリ出版様からご恵贈いただきました。
ありがとうございました。

目次

PROLOGUE はじめに
CHAPTER1 クエストを集める
CHAPTER2 クエストを決める
CHAPTER3 クエストを始める
CHAPTER4 クエストに応じる
CHAPTER5 クエストを進める
CHAPTER6 クエストを見直す
おわりに

関連書籍

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