
以前紹介した『「週4時間」だけ働く。』ですが、この記事では“速読”に関する部分をご紹介。
大学時代に“速読セミナー”を開いたことがある著者の、読解力はそのままに200%読むスピードを上げる4つのコツとは。
ティモシーの速読4つのコツ
1 2分間 ペンか指で、読んでいるところをできるだけ速くなぞる。
2 3分間 それぞれの行の最初と最後から3番目の単語に集中する。
3 2分間 一度、両端から3つ目か4つ目あたりに注目することになじんできたら、今度は各行の最初と最後の行の2か所だけを素早くキャッチしてみよう。
4 3分間 慣れたスピードで読む前に、右記(上記)のテクニックを使って、細かくは理解できないくらいは約5ページ読む練習する。
このティモシーが教えている速読4つのコツのポイントは2つです。
①目を速く動かすこと。
②一行を一視野でとらえること。
まず目を速く動かすことについてですが、私たちは速く読もうと意気込んでも、必ず目が無意識に文字を読もうとして、目を速く動かすことができません。
目が文字に引きずられて前に進めない感じ、と表現したらわかってもらえるでしょうか。
文字を読む > 目を動かすスピード の状態
これをスピード優先にするために、ペンか指で速くなぞり、その先端を視野の中心にとらえつつ文章を読む練習をします。
これ、フォトリーディングの講義中にワタクシも練習しました。
だいたい1ページ3秒ぐらいのペースでした。
理解力はというと最初は微妙なのですが、脳ってすごい順応性があって、いつのまにか回転が速くなっています。
注意点はペン先、指先に目の焦点を合わせないこと。これはあくまで目を一定の速いペースで動かすためのガイドです。
それから、一行を一視野で捉えることについてですが、僕はこれいまだに苦手です。
日本語ってたて組みでしょ。
だけど、人間の目って横に二つ並んでるじゃないですか、だから横書きの文章はわりと一視野で捉えることができます。
しかし、たて組みだと一行を一視野で捉えるのは難しいですね。
で、どうするか。
この練習を僕は新聞でスタートしました。
新聞の一行なら必ず一視野に入るでしょ。
それで、眼球を上下に絶対動かさずに一行の真ん中あたりをツーっと右から左に動かして読む。
これはかなりハードルが低いと思います。
ここからスタートして、本を読むときに意識して徐々に視野を広げて読む練習をすればいいと思いますよ。
一行を三つに分けて視野にとらえる ⇒ 句読点で区切って一視野で読む ⇒ 一行を二視野で捉える
といった感じで段階を追っていくといいと思います。
それと、意味の理解のためには“漢字”に意識を重点的に置くことも大事。
日本語って便利だなと思うのは表意文字である“漢字”は“見れば”理解できること。
“漢字”を追っていくとだいたい意味がわかってしまいます。
だからスピード優先で目を動かして行く流れの中で、“漢字”はしっかり“見る”意識を持っていること。
要するに目の動きは多少の緩急をつけるのはOKです。
さあ、ものは試し。
とにかくトライしてみてください。
上記2ポイントを実行するだけでかなり読書スピードは上がるはずですよ!