本を耳で読む Amazon Audible 30日間無料体験キャンペーン実施中

機は熟した!【書評】美崎栄一郎(著)『超iPadバカ』アスコム

おはようございます、一昨日も電気屋さんでiPadminiを触って「欲しいな、欲しいな」オーラを放ってきた一龍(@ichiryuu)です。

さて今日は、当ブログではおなじみ美崎栄一郎さんの人気シリーズの最新刊。
『超iPadバカ』のご紹介。

はっきり言います。
電子書籍の充実とiPadminiの登場でタブレット購入の機は熟しました!
今こそバカになるときです。

【目次】

Prologue iPad mini が切り拓く新世界
Chapter1 iPad バカへの道 基礎編
Chapter2 iPadバカの7つ道具
Chapter3 iPadバカの読書術
Chapter4 iPadバカの時間管理術
Chapter5 iPadバカの出張・旅行術
Chapter6 iPadバカの書類・名刺整理術
Chapter7 iPadバカの情報収集術
Chapter8 iPadバカの周辺機器活用術
One more thing
あとがき

【ポイント&レバレッジメモ】

★電子書籍ビューアーアプリは同じページにまとめる

 現状では、複数の書店で買った電子書籍などを一つのアプリで手軽に管理することはできません。
そこで私は、iPadの同じページにKinoppyやhontoなどのアプリ別に電子書籍関係のアイコンを揃って置いて、一覧できるようにして、探すのが少しでも簡単なようにしています。いわば、本棚を種類ごとに整理しているようなもの。
実際に何かを読みたいと思ったとき、電子書籍を購入した書店アプリが一覧になっている画面に移動すればいいだけなので便利です。iPadのなかに自分の本棚を作るというふうに考えるといいでしょう。

★電子書籍は「Kinoppy」が最強!

 私が本を探すときはまず、紀伊國屋書店のサイトBookWebで調べるようにしています。それは、このサイトにアクセスすれば、電子書籍と紙の書籍を串刺しして検索できるからです。<中略>
リアル店舗の紀伊國屋書店で発行しているポイントカードは、BookWeb、Kinoppyとも連動しています。紙の書籍を購入しても、紀伊國屋のポイントが加算されます。<中略>
紀伊國屋書店のBookWebでは、「新聞に掲載された本」もまとめて紹介されており、もちろん購入も可能。お気に入りの執筆者による書評を読んでいて、気になった本があったら購入するには便利です。このように、新刊本は紀伊國屋からチェックするのが私のルーチンコースです。

紀伊國屋書店Kinoppy App


カテゴリ: ブック

価格: 無料

★シリーズ物を読むならhonto

 紙のマンガや小説などのシリーズ物を買ったら、順番に整理して本棚に入れますよね。それと同じことをアプリ内で行うことができます。hontoのアプリでは書棚を別ける機能があるので、シリーズ物を読むには便利です。<中略>
iPadの容量が少なくなったら、一旦削除して必要なときに再ダウンロードすればOK。いつでも取り出して読むことができます。
シリーズ物の書籍も同様の方法で再ダウンロードできます。この場合は、どれか1巻だけ残しておくのがコツ。それ以外はiPadから削除しても必要なときに再ダウンロードできます。そして、一度分類したマイリストに自動的に登録されます。元の本棚をいちいち作り直す必要がないのは快適です。

honto App


カテゴリ: ブック

価格: 無料

★「どこで買ったかわからない・・・」を解決する法

 エバーノートで検索する仕組みを構築しました。<中略>エバーノートへ転送するためのメールアドレスに電子書籍を買ったときに通知されるメールを自動転送するのが基本になります。電子書籍を購入したら、その後にメールが送信されてきますから、このメールを転送するのです。
私の場合、購入の通知メールはいちいち確認しないで住ませたいので、受信トレイをスキップしてアーカイブする設定にして、メールの転送先のアドレスをエバーノート登録できるアドレスにしています。こうしておくと、電子書籍を購入すれば自動的に処理され、後になって「あの本、どこに入れておいたっけ?」というときでも、エバーノートでキーワード検索をかければ、たやすく発見できるわけです。
あとで検索する際には、「withEver」を使います。

Evernote App


カテゴリ: 仕事効率化

価格: 無料

withEver App


カテゴリ: 仕事効率化

価格: ¥85

★エバーノート+メディアマーカーで紙の本も管理する

 紙の書籍も、このエバーノートで管理するのが便利です。これには、MediaMarkerというiPhoneアプリを使っています。書籍のカバー裏にあるバーコードを読み込んでネットから自動的に書籍データをサーチすると、エバーノートに登録してくれます。iPhoneアプリですが、カメラ機能付きのiPadでもこの機能を使うことができます。<中略>
MediaMarkerが素晴らしいのは、エバーノートにデータを自動登録される際に表紙の画像データも一緒に入れてくれること。それがあるとあとから本のイメージを想起しやすくなるのです。

メディアマーカー App


カテゴリ: ライフスタイル

価格: 無料

★自炊本を読むなら「i文庫HD」

 紙の書籍を裁断して自炊した自炊本を読むのは、アプリ「i文庫HD」がオススメです。
棚を分けることができるので、例えば私は、歴史物ばかりを入れる棚を作っています。
自炊本でもOCR化処理をしてテキストになっているpdfなら、文字検索もできます。<中略>
自炊するとファイルの容量が大きくなりますので、iPadに入れられる数が限られるという問題もあります。
私の場合は、ドロップボックスに大量の自炊本を入れておき、必要なときに「i文庫HD」でドロップボックスから呼び出すようにしています。「i文庫HD」は、クラウド対応の機能も備わっているので、ドロップボックスを書庫代わりにして自炊本をいつでもどこでも引き出せるのです。

i文庫HD App


カテゴリ: ブック

価格: ¥800

Dropbox App


カテゴリ: 仕事効率化

価格: 無料

★辞書のオススメは、ズバリ『大辞林』

 紙の書籍と違って、電子書籍の良いところは、難しくて意味のわからない言葉があったら、すぐにその場で調べて解決できること。小説などを読んでいて難しい単語が登場したら、即検索できる便利さは、iPadに入れた電子書籍+電子辞書の組み合わせがあるからこそ。デカい辞書を引っ張り出して調べる手間が圧倒的に省けるうえに、確実に知識が上積みされていきます。<中略>
電子書籍を読みながら知らない言葉が出たとき、その言葉の上で少し長めに指を置くと、青く反転して「コピー/辞書/マーク/Web検索」から選ぶことができます。<中略>
私が一押ししているKinoppyは、『大辞林』『大辞泉』にも対応しています(辞書名が出てジャンプしやすい)。

大辞林 App


カテゴリ: 辞書/辞典/その他

価格: ¥1,500

デジタル大辞泉 App


カテゴリ: 辞書/辞典/その他

価格: ¥2,000

【感想など】

今回の【ポイント&レバレッジメモ】では電子書籍関連のところだけピックアップさせていただきました。

もちろんiPadは高機能タブレットですから、その魅力は電子書籍ビューワーに留まることはありません。
【目次】を見ていただいたらわかるように、我々のビジネス、プライベートを問わず生活のあらゆる面で、常にそばでサポートしてくれる頼もしい秘書となり執事となってくれるような存在です。

ただ、今回はiPadと電子書籍を取り巻く環境があまりにもマッチングしているというかタイムリーだったので、あえて電子書籍関連にスポットを当てさせてもらいました。

当ブログでもたびたび言及しているように、昨年夏の楽天の電子書籍事業参入、そして秋には大本命であるAmazonがKindleを日本投入開始。

また、ハード面でも電子書籍リーダーだけでなく7インチ前後のタブレットが書状に乱立する事態になりました。

2010年の初代iPad発売時に「電子書籍元年!」と騒がれましたが、ずっとコンテンツ不足で小康状態だったのが、一気に活気づいた感じです。

そして、そこへ登場したのがiPadminiでした。

iPadminiは大きさこそそれほどminiな感じはしませんが、特筆すべきはその軽さ。

いろんなところで「iPadは重い」とさんざん聞いてきましたが、実はワタクシは筋力のおかげか初代iPad以来、一度もiPadを重いと感じたことはありませんでした。

だからminiが登場しても、「iPadがあるしminiはスルー」と決め込んでいました。

ところが店頭でiPadminiの実機を触った瞬間、「何これ、軽い!」と感動。
そして瞬間的に、「これが理想サイズ」と理解しました。

本書で美崎さんも

そのバランス、感触が絶妙

とおっしゃっていますが、まさに理想のタブレット。

まだ、Retinaディスプレイでなかったり、最速のCPUでなかったりとAppleお得意の改良の余地を残したままの発売ですが、近い将来、iPadminiが主流を占めてiPadになり、iPadがiPadBIGと呼ばれるような逆転現象が見られる可能性すら感じました。

あらゆる意味でまさに機は熟した感じ。

そして、近い将来、携帯電話のように一人に一台の時代が来るかもしれません。
そうそうデザリング解禁もそれに一役買うものと思います。

さて、様々な可能性を秘めたiPadですが、おそらく購入すると生活が変化します。

これも電子書籍関連で例を挙げると、

昨年の秋以来、リアル本屋にあまり行かなくなりました。
読みたい本があると、まず電子書籍を探すようになったからです。

また、雑誌も本書で紹介されていますが、下のアプリでデジタル版を購入するようになりました。

雑誌オンライン+BOOKS App


カテゴリ: ブック

価格: 無料

まるで自宅に本屋があるような感じです。
リアル本屋は好きなのですが、この便利さにはかないません。

そして電子書籍の一番の影響は、自分でも驚いたのですが、読書時間が増えたことでした。

たいていワタクシはすきま時間に本を読んでいて、もうこれ以上読書に使えるすきま時間はないだろうと思っていたのです。
ところがiPad、iPhoneのおかげで今まで読書に使っていなかった本当に短いすきま時間まで読書するようになりました。

ガソリンスタンドでの待ち時間とか、子どもの習い事のお迎えの待ち時間など、今までなら10分ぐらい時間があれば本を取り出し読んでいたのが、2、3分といった細切れの時間でもちょっとiPadやiPhoneで本を読むようになったのです。

そうそう、トイレでも・・・。

この変化は電子書籍ならではの機能、違うデバイスでも読んだ続きから読書できるため、場面に応じてリーダーを選べるという点も大きいです。

さて、ワタクシの場合は読書スタイルが大きく変わりましたが、iPadの機能は電子書籍リーダーだけではありません。

スケジュール管理や名刺や書類の管理、交通機関やホテルの予約といったあなたの生活全般をアシストする個人秘書に近い存在です。

きっとワタクシの読書体験が変わったように、あなたの生活も変えるものと思います。
ただ、初対面の秘書さんとは打ち解けるまでに時間がかかるもの。

iPad自体の操作は非常に直感的でシンプルですが、用意されているアプリの数があまりにも多すぎる。
あなたの新米秘書さんをあなたの仕事や生活にぴったり合うようにカスタマイズするにはどのアプリを入れてどう使うか?

ここが一番の難関だと思います。
その答えをくれるのが本書。

まずは本書のなかから自分の欲しい機能を見つけ、それに合ったアプリを入れてみましょう。

そしてさらにはEvernoteやDropboxと連携したり、周辺機器とつなぐなどして機能を拡張していってください。
おそらく1年後にはあなたはiPadという秘書なしの生活は考えられなくなっていると思いますよ。

そのときあなたはもう立派なiPadバカです(笑)。

楽しい未来はiPadバカによって創られる

本書はアスコム編集者の黒川様より献本していただきました。
ありがとうございました。

【iPad周辺便利グッズ】

お約束の便利グッズのご紹介

KING JIM Bluetooth振動式スピーカー BTSP10クロ KING JIM Bluetooth振動式スピーカー BTSP10クロ
(2012/09/28)
キングジム

商品詳細を見る

PCやスマートフォンなどとBluetooth接続して使う無線式のコンパクトなモノラルスピーカー。設置面が振動して、スピーカーになる、バイブレーション式のスピーカー。プレゼンなどで会議室のテーブルをスピーカーとして、動画などの資料を音付きで見せることができる。別途スピーカーを設置する手間が省けるのはいい。

KING JIM デジタルメモ「ポメラ」 DM100クロ ブラック KING JIM デジタルメモ「ポメラ」 DM100クロ ブラック
(2011/11/25)
キングジム

商品詳細を見る

テキスト入力に特化した端末。Bluetooth対応で、iPhone、iPadのキーボードとしても動作する。IMEはATOKを採用、PC版ユーザー辞書のインポート可能。電子辞書機能を搭載するなど、入力支援ツールが充実。作成したテキストを、QRコードリーダーがついた端末に素早く転送できる。

KING JIM ZEROCHROMA iPad用スタンド付きケース(3rd generation/iPad2用) KING JIM ZEROCHROMA iPad用スタンド付きケース(3rd generation/iPad2用)
(2012/06/29)
キングジム

商品詳細を見る

iPadを写真や映像などのビューワーとして使うときに最適なスタンド付きケース。お好みのビューポイントによってスタンドの角度を11段階に調整可能。完全フルフラットの格納できる「ケース一体型スタンド」。縦置き、横置きできるスタンドは360度回転可能。お好みのビューポイントによって角度調節が可能。

PhotoFast i-FlashDrive HD  iデバイス対応USBメモリ PH-IFHD8G PhotoFast i-FlashDrive HD iデバイス対応USBメモリ PH-IFHD8G
(2012/08/23)
PhotoFast

商品詳細を見る

iPhone、iPadとパソコンとの間でデータを移動・交換するためのUSBメモリ。旧製品よりも転送速度を最大2.3MB/秒へと向上させた。メモリ内の動画や音楽ファイルをストリーミング再生できる。

BUFFALO ミニステーション Wi-Fi&USB3.0用 ポータブルHDD 500GB HDW-P500U3 BUFFALO ミニステーション Wi-Fi&USB3.0用 ポータブルHDD 500GB HDW-P500U3
(2012/08/11)
バッファロー

商品詳細を見る

Wi-Fi対応でスマートフォンやタブレットから無線アクセスできるポータブルHDD。内蔵バッテリーで約4.5時間駆動する。優先接続は高速なUSB3.0に対応。家のパソコンで見ていた動画をHDDにUSB3.0で高速コピーし、その続きはWi-Fiでスマートフォンの画面で見るという使い方も可能だ。

BROTHER ドキュメントスキャナー JUSTIO デスクトップタイプ ADS-2500W BROTHER ドキュメントスキャナー JUSTIO デスクトップタイプ ADS-2500W
(2012/10/05)
ブラザー工業

商品詳細を見る

有線・無線LANに対応し、取り込んだ画像データを直接クラウドサービスにアップできるドキュメントスキャナ。単体でも利用が可能。スキャンするためにいちいちパソコンを立上げずに書類をスキャンできる。

KING JIM ドッキングスキャナ「iスキャミル」 黒 KING JIM ドッキングスキャナ「iスキャミル」 黒
(2012/02/17)
キングジム

商品詳細を見る

パソコンなしで安価にiPadに書類を入れたい人には、ドッキングスキャナー「iScamil」(キングジム)がいいでしょう。テキストかの機能などはついていませんが、1万円程度で買える価格が魅力です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA