Me ke Aloha【紹介】本田直之（著）『ハワイが教えてくれたこと。』（イースト・プレス）

ハワイが教えてくれたこと。あなたの人生がぐっと快適になる70の言葉

作者:本田直之
出版社/メーカー: イースト・プレス
発売日: 2011/12/15
メディア: 単行本

今日は成人の日

新成人の皆さん、二十歳の門出おめでとうございます。

ということで、３連休の最終日でもありますし、今日は素敵なギフト本のご紹介。

【紹介】
本書はレバレッジシリーズなどで当ブログでもおなじみの本田直之さんの新刊。

ご存知の通り本田さんは、東京とハワイのデュアルライフを送る方。
ハワイに魅せられた本田さんが、独特の優しい語感と響き、そして伝統と奥深さを併せ持つハワイ語を、
「言葉のギフト」として綴ったのが本書です。

このなかから、新成人にふさわしい言葉のギフトをいくつかご紹介します。

He makana puhi ana （ヘ・マカニ・プヒ・アウ）　風は流れる。

「仕事のキャリアは自分で決めるものではなく、流れに乗った結果できあがっていくのだ」
というようなことを言っている人がいましたが、
人生なんて、しょせん風まかせ。
いい風をつかまえることが大切だと思います。
流されるばかりではよくありませんが、
それがいい風なら、一緒に流れていくのもいいものです。
いま、転機を迎えている人や変化を欲している人に、
ポンッと背中を押す意味で贈りたい言葉です。
「He makana puhi ana 風は流れているよ、乗ってごらん」。

Aia I ke au a ka hewahewa （アイア・イ・ケ・アウ・ア・カ・ヘヴァヘヴァ）　自由気ままにいこう。

いまは荒波の時代です。
変化が激しい時代。波が安定しない。
こんなときには、
ちょっとクレイジーな感じで
波に乗ることも大切。
常識にばかりとらわれず、冒険し、ちょっとクレイジーなくらいがんばってみる。
勇気と覚悟を持って、自由気ままに。
いまこそ、真に心が許せる仲間たちと
分かち合いたい言葉です。

Ola mai iloko mai （オラ・マイ・イコロ・マイ）　健全なる肉体は、健全なる魂に宿る。

最近の健康ブームで、食生活に気を使ったり、
トレーニングに励んだりする人が増えています。
しかし、どんなに健康に気を使っていても、
謝った思考方法を持っていたり、精神的に弱っていたりすると、
体調を崩して病気になってしまいます。
本質的に健全な肉体を保つには、
精神とのバランスを考えることが大事なのです。

Wela ka hao! （ヴェラ・カ・ハオ！）　鉄は熱いうちに打て。

誰もが子どものころから知っているこの言葉、
じつはとても深い意味を持っていると、僕は考えています。
鉄は熱いうちに打たなくてはいけないわけですが、
大事なのは、そのときのために準備をしておく、
ということなんです。

鉄が熱くなっても、道具がなければ打てませんし、
打つためのスキルがなければダメ。
このシンプルな言葉から僕が思うのは、
「きちんと準備をして、
そのときがきたら逃さずにやる」ということ。
そして、きちんと準備をしているなら、
自分の実力よりちょっと上だなと感じても、
あえてトライしてみることも大切です。

いつも同じ鉄を打ってばかりではなく、
いつもより大きな鉄、より硬い鉄を打ってみる。
きちんと準備して、
ちょっと高いハードルを跳んでみることが、
時には大切なのだと思います。

Ulu ka hoi （ウル・カ・ホイ）　さまざまなことに興味を持ちなさい。興味の気持ちを持ち続けなさい。

直訳すると、「ホイの実が育つ」。＜中略＞
このハワイ語には、成長した実にだけ興味を持つのではなく、
「成長している過程にも興味を持ちなさい」という意味があります。
つまり完成品にだけ目を向けるのではなく、
「それが完成する過程が重要」ということですね。
「その過程にもしっかり目を向けなさい」
というメッセージがこめられています。
また、「いろんなことに興味を持ちなさい」
という意味も持ち合わせています。
幅広く興味を抱き、その興味の心を持続させること。
親から子に、年長者から若者に贈りたい言葉ですね。

いかがですか？

発音はカタカナ発音でいいそうですよ。

本書には７０の素敵な言葉が綴られています。

日本語では恥ずかしい、英語ではキザに聞こえる、でもハワイ語なら「えっ、なになに？なんて言ったの？」ってことになって会話が発展しそうですね。

それに本書は贈り物として喜んでいただけるように、ムナカタケンさんの素敵なハワイの写真がたっぷりで、見て楽しく、そして装丁も凝っています。