おはようございます、仕事は積極的に攻めるけど、家庭では妻の指示待ちの一龍(@ichiryuu)です。
今日ご紹介するのは、働くママに強い味方になる本。
古からのブロガー仲間であるじむこさんの処女作です!
【目次】
はじめに
第1章 お迎えは待ってくれない! 必ず定時に帰るための仕事術
第2章 ラクして成果を出すコツは、「やらないこと」を作ること 「やらなくていいこと」をしないこと
第3章 子育て中の自分をあきらめないための「自分時間」の作り方・・・働くママのスキルアップと自分磨きのコツ
第4章 働くままに必須! スマホ、手帳で、時間と情報をシンプル管理!
第5章 パパを味方につければ、自分の時間も大きく増える
第6章 避けては通れないママ友づきあいと働きながらPTA・役員をするコツ
第7章 うまくいかなくても、あなたのせいじゃない!・・・悩みの多い今を幸せに過ごす心の持ち方
おわりに
【ポイント&レバレッジメモ】
★いざというときに頼れる上司・同僚との信頼関係を作る3つのポイント
自分の仕事を早く終わらせるにあたって、上司や同僚の協力は不可欠です。<中略>
上司や同僚との信頼関係を作るためには、3つのポイントがあります。
・基本は「謙虚」
子どもがいると、短時間勤務になったり、「子どもが熱で帰ります」と早退したりする場面も出てきます。<中略>
就業規則に照らせば当然でも、それを具体化するのは職場の人たちです。相手の気持ちを考えて行動するようにしましょう。・問題がないときの報告も密にする
仕事が順調であっても節目節目で「ここまで進んでいます」と話しています。
これで、上司に「言われなくてもやる人」というイメージを持ってもらえるため、いざトラブルを報告したときも、「何かあったときだけ泣きついてくる困った部下」という印象を持たれません。・「ありがとう」をこまめに伝える
「ありがとう」という言葉には不思議なもので、相手も自分の行動が役に立ったと嬉しい気持ちになり、また相手の力になろうと感じるようです。自分が言われる側だとしても、「すみません」と恐縮されるより、「ありがとう」と感謝される方が気持ちがいいですよね。
★ミス・スパイラルに陥らないための自信復活法(抜粋)
・ふて神社
休み時間など、ちょっと職場から出られる時は「ふて神社」がおすすめです。これは名前の通り、職場近くの神社にふてくされにいくのです。・メールを読み返す
今までもらったメールで、読むと幸せな気持ちになり力が湧いてくるメールは、別に保存しておき、落ち込んでいる時は、それを読んで力をもらいます。・産んだときを思い出す
働くママならではのとっておきの自信復活法はこれです。<中略>「あの痛みに耐えられたのだから、なんでもできる」と自分に言い聞かせています。
★「面倒なこと」に素直になる
どんな会社でも文句の言いたくなる仕事はあるものです。でも、大抵は「まあ、時間もあるし、上が言っていることだから」、「前からやってきていることだから」と何となく生き残ってしまうのです。
ここを思い切って、あなたがなくしてみませんか?なくすポイントは、次の3つです。
・何のためにやるのかがわからなければ、やめる
・なくなっても困らなければ、やめる
・重複、繰り返しがあれば、やめる
★飲み会に行けなければ、ランチの時間にコミュニケーションをとる
子どもがいると難しくなることに、会社の飲み会があります。<中略>
飲み会に全くでないというのは、仕事をするうえではちょっと不利だったりします。
そこで、飲み会の代わりにおすすめしたいのが、ランチです。さすがに昼間からアルコールで一杯とはいきませんが、同僚や上司と一緒に外でランチを食べると、社外だから話せることがあったり、ゆっくり相談もできたりします。<中略>
昼休みの使い方によって、終業後にできないことをカバーすることができます。
★アプリを使って子どもの病院受診に役立てよう!
子どもの病院受診に便利なアプリ。
iCall
価格: ¥85
予約制の病院の予約システムとしてよく使われている。病院のURLを設定しておけば、すぐに予約を取ることができる。
総合お薬検索 QLife – 処方薬 & 市販薬 約17000種を掲載
価格: 無料
薬の効果から副作用や保管方法まで詳細に調べられます。
測定日記 free – 体重(BMI), 脈拍, 血圧, 血糖, 体温
価格: 無料
体温をこまめに記録して病院に提出する場合に便利。体温を測定した日時が自動的に出て後は測定値と測定場所を入力するだけ。
以外と使えるのがスマートフォン付属のカメラです。
スマートフォンは、普通の携帯より大きな写真が画面に出せます。これを生かして、子どもの発疹など、時間が経つと消えてしまいそうなものや、うんちや吐いたものなど気になるものを撮影し、受診のときに医師に見せて判断してもらいます。
★察せないパパには、具体的に助けを求めよう
パパは、ママが声を出さないとママが何を助けてもらいたいのかわかりません。そして厄介なことに、パパはママよりプライドが高くなおかつデリケートでもあるので、「察して動いてよ!」とママに小言を言われたら、反省するどころか、「どうせわからないから何もしない」という方向に動いてしまいがちです。<中略>
パパに「察する」ことを求めていては、埒があきません。パパに第一にやってもらいたいのは、察する能力を上げてもらうことではなく、育児や家事をやってもらうことです。むしろ育児や家事をしてもらう機会が増えれば、察する能力は勝手に上がります。<中略>
あくまでも依頼する時は具体的に伝え、それに「やってもらえると、嬉しいな」と、パパにやってもらえることでいかに自分が助かるかを添えると効果的です。パパのプライドをうまくくすぐって、家事や育児にたくさん動いてもらいましょう。
【感想など】
本書の著者、じむこさんとは、もはやその出会いのきっかけが思い出せないくらい古いおつき合い。
多分、書評ブロガーマトリックスでじむこさんのブログを知り、いつのまにかTwitterでよく絡んでいただくようになったのかな?
そして、あまりに鮮烈で印象に残っているじむこさんのツイートが「出産なう」。
(この時の子が今やFB上で起きない星人として登場するのですから、時の経つのは早いものだ)
とまぁ、とにかく古くからのブロガー仲間なのですが、自分でもびっくりするのは未だにリアルでお会いしたことがないという(汗)。
さて肝心の本の感想。
読了してまず感じたのは、「母は強し、女性には勝てん」でした(マジで)。
本書の姉妹書(?)で、先日当ブログでも紹介した
この本を読んだとき、日本のお父さんも頑張ってるじゃないか!と思ってしまいましたが、今回本書を読んで、しょせんパパはママには勝てないということを再確認する結果となりました(涙)。
パパなんてイクメンとかなんとか言ったって、心のどこかに「俺でなくてもママがいるから大丈夫」というのがアリアリですから。
なにか余裕感が伝わってくる。
その点じむこさんのこの本、仕事とママと自己投資の3つを成立させるための時間術本として、めちゃくちゃ中身が濃い。
それに、なんというか、切羽詰まった感が伝わってくるのですが、それでいて子育ても含めてこの状況を楽しもうという感じも伝わってくる。
この差は、女性は「子育てのすべてを背負う」覚悟ができているのに対して、男性は「子育てのどのパートを担当するか」しか考えていないところからくる差なのでしょう。
この覚悟の差でしょうか?、まずビックリしたのが本書前半の定時に帰るための仕事術。
その中でも「仕事をなくす」という発想。
「これはムダな仕事だな」とわかっていても、上司に「やめましょう」の一言はなかなか言えないもの。
それをやってしまうじむこさんはやはり「母は強し」なのです。
男には絶対言えない・・・、思っていても言えない・・・。
そういえば以前、職場に就業時間ぴったりに職場を出なければ、お迎えに間に合わないママさんがいましたが、その人も終業10分前になると魔闘気が出ていたもんなぁ。
誰も間合いに入れないような。
ママは人類最強なのだ。
さて、本書を男性の立場から読んでいて、ぜひ世のママさん達に読んでいただきたいのが、68のヒントのうち49~52のパパに関する部分。
働くママが自分の時間を得ようとするなら、手っ取り早いのがパパをうまく使うこと。
ところが世の中のママさんの多くは、どうもうまくパパさんを使えていないようです。
理由は、偉そうに言いますが、「男という生き物が全くわかっていない」ということに尽きます(←この意見に対するクレームや「じゃあお前は女心がわかっているのか?」などといった質問は一切受け付けません!)。
この点、じむこさん、わかり過ぎてるぐらいにわかってらっしゃる。
さすがです。
まず、男は女性に比べてコミュニケーション能力が高くありません。
従って、「察して動く」ということは最初から期待してはいけません。
面倒くさくても、はっきりした意思表示と指示を出すこと。
それから、「男はプライドで生きるもの」ということを胸に刻んでください。
これを無視して「こんなこともできないの!」「なんにもできない人ね!」なんてやるともう動いてくれません(←これ、うちの嫁)。
ポイントは「承認」と「感謝」。
あなたの思い通りの結果を出さなくても、全面的に「承認」と「感謝」を伝えましょう。
するとプライドをくすぐられたパパは次回も快く動いてくれます。
そしてくれぐれも注意してほしいのが、一貫性です。
毎回言ってることが変わったり、指示が変わると男は混乱して動けなくなります。
男はそれほど器用に状況判断できないのですよ。
ただ、ママさん達に知っておいてほしいのですが、パパは育児や家事に参加する気はあるということ。
面倒でもうまく手のひらで転がして、パパを操縦してください。
そうすればあなたの時間がもっと増え、家庭円満にもなるでしょう。
最後に、ライフワークバランスのバランスを一体どの辺に持っていくか?
答えは本書のこの部分
「成人した子どもにどんなママだったと言われたいのか」と考えるのが、時間配分を決めるうえで大きなヒントになっています。
子どものために人生をあきらめることなく、自分の人生を充実させ、子どもともいい時間を過ごす。
そんな贅沢な人生のヒントがほしいなら、本書はおすすめ!
本書は著者、馬場じむこ様より献本していただきました。
ありがとうございました。
【子どもが喜ぶアプリ】
本書に登場する子どもが喜ぶアプリをご紹介。
<幼児向け>
価格: 無料
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<小学生向け>
価格: ¥85
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注:無料版は1年モードのみ
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注:楽曲の追加は有料
【管理人の独り言】
子どもと共通の趣味や、好きなこと、習い事があると、子どもといい時間を過ごせそうですね。
そのためには、あなたが好きなことに没頭する姿を、お子さんが小さいときから見せるといいかもしてません。
親子って変なところが似るものです。
特に何か教え込んだわけでもないのに、我が家の場合は娘は文房具、お城、遺跡好き。
息子はバスケット、野球とお城好き。
自分も一緒に楽しめると、子どもにつき合わされた感もなく、楽しい休日になります。
ちなみに本もよく読みます。