こんばんは
また新しい週が始まりました。
今週も頑張っていきましょう。
さて今日は
ウォレス・ワトルズ（著）『富を「引き寄せる」科学的法則』（角川文庫）
の２回目です。
【目次】
第１章 お金持ちになる権利
第２章 お金持ちになるための科学
第３章 すべての人にチャンスはある
第４章 お金持ちになるための基本原則
第５章 もっと豊かに、もっと幸せに
第６章 富はどこからやってくるのか
第７章 感謝の気持
第８章 確実な方法で考える
第９章 意思の力の正しい使い方
第１０章 意志の力を強くする方法
第１１章 「確実な方法」に従って行動する
第１２章 効率よく行動する
第１３章 最適な仕事を見つける
第１４章 繁栄の法則
第１５章 前向きな人になる
第１６章 いくつかの注意点
第１７章 まとめ
【感想＆読書メモ】
まずは率直な感想として
本書に書かれているよりも短く簡単な「システム」を編み出した人はいません。ここに書かれた内容は、不要なものを全てはぎ取った本質だけです。
と著者が書いている通りで非常にシンプルな印象を受けました。
だからといって、物足りないとか、内容が薄いわけではありません。
むしろその逆で、著者の伝えたい部分を繰り返す表現方法に、非常に力強さを感じました。
直球勝負！って感じです。
まず導入部分では
人生における成功とは、自分がなりたいものになるということ
お金持ちになりたいと思うことは決して悪いことではない
ということを力強く説きます。
お金に対して罪悪感を持たないのはお金持ちへの第一歩です。
そして次に
お金持ちになる「確実な方法」があると
それは
「欲しいものを心の中にはっきりとイメージしなさい。そうすれば、あなたの創造的な思考が神（形のない物質）に伝えられます」
と説いています。
著者はこの本でさまざまな表現を使います。
「宇宙」、「形のない物質」「無形の生きた物質」そして「神」
他にも言い回しはあるのですが、どのような表現にしろ、１００年ほど前のおそらくキリスト教信者であろう著者の表現としては面白い。
仏教的宇宙観ですよね。
話を元に戻しましょう。
要するに「神」に自分の欲するものをイメージで伝えると
ただし、その時のポイントは「感謝」であると
第一に、あなたはこの世は（知性ある物質）という一つのものからなっていて、これから全てができているのだということを信じます。第二に、この「唯一のもの」はあなたが欲しいもの全てを与えてくれるのだと信じます。第三に、この「唯一のもの」と、心からの深い感謝の気持ちによってつながります。
そしてもう一つのポイントは「行動」です。
人は思考するだけでなく行動しなければならない 思考が全てをやってくれると思ってはいけない。健全な思考力を弱めてしまう。
つまり、努力しなさいということ。
この辺が好感が持てますね。
よく成功哲学本では、イメージしなさいとか、目標を紙に書けとか、定番ですよね。
それは大事なことかもしれませんが、それだけで成功するはずがない。
「行動」＝「努力」ですよ。
今いる場所で、できることから始めましょう。そして、今の場所でできる全てをやってください。先へ進むための唯一の条件は、あなたが今いる場所より大きくなることです。その場所でやるべき事をやり残していては、その場所より大きくなることはできません。今いる場所からはみ出してしまう人がいてこそ、世界は発展してゆくのです。
この部分いいでしょ、凄く気に入りました。
今の職場ではみ出すぐらいでないと次のステップは望めないということです。
はみ出しましょうよ。「この職場は俺には狭すぎるぜ」って言えるぐらいになりましょうよ。
そしたらチャンスなんていくらでも回ってくると思います。
さて、ウォレス・ワトルズ（著）『富を「引き寄せる」科学的法則』
この本は内容がしっかりしているが、シンプルで読みやすく、ボリュームも少なめということで成功哲学本の入門書として読まれることをお勧めします。
成功哲学本に興味があるけど、欧米の分厚い本を見るとちょっと・・・という方、この本から読んでみてはいかがでしょうか。