きのう紹介した
本田直之(著)『レバレッジ人脈術』(ダイヤモンド社)について、読んでいて想ったことがあったので追記させてください。
本田直之さんは、人脈作りの大前提として知っておいていただきたいことの一つとして、
「三つの価値を理解する」ということを書かれています。
それは
①相手の時間価値
②相手の情報価値
③相手の人脈価値
の3つです。
相手はそれぞれに限られた時間を過ごし、努力の上で貴重な情報や人脈を構築しています。これら貴重な財産を絶対的に尊重する必要があります。
ですからそれほど人間関係が構築されていないのに
「すぐに会いたい」「情報を教えて欲しい」「誰かを紹介して欲しい」と言ったり、
「メンターになってください」などとお願いするのは
「相手の三つの価値」を、無条件で「自分にください」といっているのと等しいのではないでしょうか
と、要するに失礼極まりないと言うことですよね。
これ、何も「人脈作り」に限った話ではないと想いながら読んでいました。
というのは、職場の若手がまさしくそうなのです(目上の人もそうだったりしますが)。
なんでも「先輩教えてください!」なんですよ。
頼られて悪い気はしないし、別にいいんですけど、たま~に
「その頭はなんのために付いてるの?」と聞きたくなる瞬間ってないですか。
同じく『レバレッジ人脈術』の中に出てくる引用文で
「『○○を教えてください』と頼む人がいるが、がっかりさせられることが多い。一つも自分で調べたり考えたりせずにやって来るからだ」 『大金持ちをランチに誘え』 ダン・S・ケネディより
これ凄く分かります。
偉そうなことを言ってますが、私の世代が「指示待ち世代」と言われた世代なんですよね。
しかし、「技は盗むもの」という不文律もちゃんと持っていたと想うのですよ。
ところがいつの頃からか何でもかんでも「先輩教えてください」になってしまって・・・
でもできる奴は違いますね。
ちゃんと自分の頭で考えてくるし、こっちの仕事のきりのいいところをタイミング見計らって来るもんね。聞きたいところのポイントも絞れてるし。
そして、こういう奴は私を飛び越して出世していくのですよ(あかんやん!)
がんばろっと