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ストレングス・ファインダーやってみました!【書評】マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトン『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』(日本経済新聞出版社)

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今日ご紹介するのは、以前から勝間和代さんの推薦本として気になっていたこちらの本

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
マーカス バッキンガム
日本経済新聞出版社
2001-12-01


【追記 2019.4.25】 上記の本は新版が出ています。


今までリアル書店でパラパラと立ち読みはしてみたものの、今一つ”お買い上げ”に踏み切れなかったワタクシ。

しかし、『起きていることはすべて正しい』でも、『成功を呼ぶ7つの法則』でも紹介され、激プッシュされている様子。

自分の才能を伸ばして成功したいなら、まず”己を知る”こと・・・

ならばということで、前回の記事をアップした後、(記事の中での宣言どおり本当に)リアル書店に行って買ってきました。
そして、やってみましたよ、ストレングス・ファインダー!!

さてその結果やいかに・・・

 

【目次】

 

はじめに 企業における「強み革命」
 第Ⅰ部 強みを解剖する
  第1章 強固な人生を築く
  第2章 強みを築く
 第Ⅱ部 強みの源泉を探る
  第3章 強みを見つける
  第4章 34の強み
 第Ⅲ部 強みをビジネスに活かす
  第5章 疑問を解く
  第6章 強みを活用する
  第7章 強みを土台にした企業を築く

【ポイント&レバレッジメモ】『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』

★「強み革命」

◇自分の強みが日々活かされていると従業員が感じている企業はたくましくゆるぎない

◇「最も得意な仕事をする機会に毎日恵まれているか」の質問に「恵まれている」と答えたのは20%
 (ギャラップ社の63カ国、101の企業で働く1700万人以上の従業員に対する調査)

◇「強み」・・・「常に完ぺきに近い成果を生み出す能力」

◇「強み」に従って、強固な人生を築くのに最も大切な三つの原則
 ①強みは首尾一貫することが出来てはじめて、真の強みになる
 ②満足のいく成果を得るには、自らの職務にかかわるすべての業務に適した強みを持つ必要はない
 ③傑出した存在になるには強みを最大限活かせ

★強固な人生を築くのに必要となる三つの革命ツール

1、「才能」と「経験によって身に付いた能力」を区別する
 ◇才能、知識、技術の定義
  ・才能・・・無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターン。
  ・知識・・・学習と経験によって知り得た真理と教訓
  ・技術・・・行動のための手段

2、才能を特定する
 ◇強みとなる隠れた才能を見つける確実な方法
  →客観的な目でしばらく自分を見つめる

3、才能をことばで表す
 ◇強みを説明するには新たな言葉が必要
 34の強み(50音順)
 アレンジ 運命思考 回復志向 学習欲 活発性 共感性 競争性 規律性 原点思考
 公平性 個別化 コミュニケーション 最上志向 自我 自己確立 社交性 収集心 指令性
 慎重さ 信念 親密性 成長促進 責任感 戦略性 達成欲 着想 調和性 適応性
 内省 分析思考 包含 ポジティブ 未来志向 目標志向

★知識と技術

◇「知識」の二種類
 ①事実に基づく知識、つまりコンテンツ
 ②経験によって身につく知識

◇「技術」・・・経験に基づく知識の体系化をもたらす

★才能

◇「才能」・・・「繰り返し現れる思考、感情及び行動パターンであり、何かを生み出す力を持つ資質」
◇「才能とは最強のシナプス結合から生まれるもの」
◇天賦の才能なしで訓練を重ねると、進歩するどころか燃え尽きてしまう危険がある

★才能の源泉を見つける手がかり

①「無意識の反応」
②「切望」
③「修得の速さ」
④「満足感」

【ストレングス・ファインダー体験報告】

本書の最大の特徴は、カバー裏に印刷しているIDを使って、ネット上で”強み”になりうる最も優れた潜在能力の源泉を見つけることができるテスト、「ストレングス・ファインダー」を受けることができること。
自分の「5つの資質」を提示してもらえます。

(注)本書後半は34の強みの解説やその活かし方がメインとなりますので、ストレングス・ファインダーを受けてからでないと読んでも意味がありません。また、このIDは一人一回だけ有効ですので古本屋で購入しても使えない可能性あり。新品を買ってお試しあれ。

テスト自体は2択の簡単な質問、180問に答えていくだけのシンプルなもの。中には迷う問いもあるのですが、1問20秒以内で直感的にこたえていき、約30分ほどで終わります。

で、結果、以下の5つの資質が提示されました。

「戦略性」 「内省」 「最上志向」 「親密性」 「着想」

最初は意外な感じがしたのですが、それぞれの解説を読んでいくうちにかなり納得する部分も。
その解説も一緒に簡単に抜粋して紹介すると

●戦略性

 

戦略性という資質によって、あなたはいろいろなものが乱雑にある中から、最終の目的に合った最善の道筋を発見することができます。・・略・・あなたはあらゆる選択肢のシナリオの最後まで想像し、常に「こうなったらどうなる? では、こうなったらどうなる?」と自問します。このような繰り返しによって、先を読むことができ・・略・・それぞれの道筋の先にある状況が解かることで、あなたは道筋を選び始めます。行き止まりの道をあなたは切り捨て・・・抵抗を受ける道を排除し・・・混乱に巻き込まれる道を捨て去ります。そして、選ばれた道――すなわちあなたの戦略――にたどり着くまで、あなたは選択と切り捨てを繰り返します。そしてこの戦略を武器として先へ進みます。これが、あなたの戦略性という資質の役割です:問いかけ、選抜し、行動するのです。

そうなんでしょうかね。自分では行き当たりばったりのような気がするんですが。

●内省

 

あなたは考えることが好きです。あなたは頭脳活動を好みます。あなたは脳を刺激し、縦横無尽に頭を働かせることが好きです。

おぉっ!なんかよさげなことを言ってくれるじゃないですか。

何に集中しているかは、あなたの他の強みによるでしょう。一方では、頭を働かせている方向は一点に定まっていない可能性もあります。
内省という資質は、あなたが何を考えているかというところまで影響するわけではありません。単に、あなたは考えることが好きだということを意味しているだけです。

ええっ、要するに価値があるかどうかは別として、なんか考えているってことね。

あなたは独りの時間を楽しむ類の人です。なぜなら、独りでいる時間は、黙想し内省するための時間だからです。あなたは内省的です。ある意味で、あなたは自分自身の最良の伴侶です。

はい、これは確かに身に覚えがあります。人付き合いが嫌いなのではないのですが、ひとりの時間が好きですし、昔はよくバイクでひとり旅したし、今でも一人でランチするの好きですからね。

●最上志向

 

優秀であること、平均ではなく。これがあなたの基準です。平均以下の何かを平均より少し上に引き上げるには大変な努力を要し、あなたはそこに全く意味を見出しません。平均以上の何かを最高のものに高めるのも、同じように多大な努力を必要としますが、はるかに胸躍ります。

うん、これは当たっています。そのとおり。
優秀かどうかはわかりませんが、好きなことにはのめり込むタイプ。

あなたはあなたの強みを高く評価してくれる人たちと一緒に過ごすことを選びます。同じように、自分の強みを発見しそれを伸ばしてきたと思われる人たちに惹かれます。

はい、すごく惹かれます。だから勝間さんの影響をもろに受けているのだと思いますよ。だいたい勝間さんに惹かれてなかったらこのテスト受けてないでしょうから(笑)

●親密性

 

親密性という資質は、あなたの人間関係に対する姿勢を説明します。 簡単に言えば、親密性という資質によって、あなたは既に知っている人々とより深い関係を結ぶ方向に引き寄せられます。あなたは必ずしも未知の人たちと出会うことを避けているわけではありません――事実、知らない人と友人になるスリルを楽しむような他の資質を、あなたは持っているかもしれないのです――しかし、あなたは親しい友人のそばにいてこそ、大きな喜びと力を得るのです。

これは自分でも自覚していました。ひとみしりというわけではないのですが、どうも初対面の人と話すのが苦手。異業種交流会や勉強会みたいなのも出席しても、名刺交換して終わりとか。

その辺自分でも分かっているから、人脈術やコミュニケーション本を読んだりするのですが・・・。それよりは、今ある人脈を大切にしたほうがいいということですよね、無理する必要はなかった模様(汗)。

●着想

 

あなたは着想に魅力を感じます。では、着想とは何でしょうか? 着想とは、ほとんどの出来事を最もうまく説明できる考え方です。あなたは複雑に見える表面の下に、なぜ物事はそうなっているかを説明する、的確で簡潔な考え方を発見すると嬉しくなります。

おおっ、これはまた意外な。

あなたは誰でも知っている世の中の事柄を取り上げ、それをひっくり返すことに非常に喜びを感じます。それによって人々は、その事柄を、変わっているけれど意外な角度から眺めることができます。あなたはこのような着想すべてが大好きです。なぜなら、それらは深い意味があるからです。なぜなら、それらは目新しいからです。それらは明瞭であり、逆説的であり、奇抜だからです。これらすべての理由で、あなたは新しい着想が生まれるたびに、エネルギーが電流のように走ります。

ん~、確かにそういう類の本は好きですね。歴史ものなら『逆説の日本史』シリーズとか、目からウロコものを読むとゾクゾクするかも。

それにしてもこの5つの資質。
総合すると、

なんでもウジウジ頭の中で考えてて、先のことをああでもないこうでもないとこねくり回している。しかも逆説的に、もしくは奇抜なものの見方で。好きなものにはとことん執着し、限られた親しい人としか付き合わない

タイプということでしょうか・・・

自分ではかなりアクティブなアウトドア派だと思っていたのですが、自分のことって解らないものですね。

さて、自分の強みがわかっただけでは話になりません。これを活用しなければ。その方法は第6章 強みを活用するで34の資質それぞれについて解説してくれています。

一応、本書の目的が企業の現場で生かすことにあるので、この解説は”それぞれの資質を持った部下をどう扱うか”的に書かれています。

例えば

<最上志向>を強みとしている人の活かし方

企業内における最も優れた業績を調査するときには、プロジェクトチームの中心に据えるといい。生まれながらに優秀さに対する探求心を持っているからだ。

<親密性>を強みとする人の活かし方

この人に好感を抱いているようなら、ハッキリと言葉にして伝えるといい。

<戦略性>を強みとする人に活かし方

チームの最先端。それがこの人に最も適した場所だ。問題を予測し、解決するこの人の才能は極めて貴重である。

などなど。
本来の使い方としては、企業で、社員全員にテストを受けさせ、チーム作りの役に立てるというもの。

解説もそのためのものですが、自分で読んで、自分にはどんなポストが向いているのか、強みの活かし方を知ることはできます。

成功への第一歩は、まず自分自身を知ること。

意外な自分が見えてくるかもしれません。

なにはともあれ、ストレングス・ファインダー。お試しあれ。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
マーカス バッキンガム
日本経済新聞出版社
2001-12-01


新版はこちら


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【管理人の独り言】

<内省>を強みとする人の活かし方

書籍や記事や企画案などに評価を与えなければならないときには、この人にも読んでもらい、感想を尋ねる。この人は間違いなく活字の虫である。

おっしゃるとおりでございます。恐るべし、ストレングス・ファインダー ∑( ̄[] ̄;)!ホエー!!

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