おはようございます、一龍です。
今日ご紹介するのは人気ブロガーあかめさんのブログ本で、初めての著書。
モブログのテクニックを知りたくて読んだのですが、いい意味で期待を裏切る内容で、教えられることてんこ盛りでした。
はじめに
iPhoneによるモブログのテクニックを知るために手にした本ですが、てっきりテクニック本だと思って読み出したら意外にも真っ当で内容の濃いブログ本でした。
さすがは短期間で人気ブロガーになった方。
私も経歴だけは長いブロガーなのですが、あらためて学ぶところが多かったので、まずはそのポイントを少し紹介します。
人気ブロガーのポイント
★モブログとは
モブログとは”携帯電話のインターネット機能を利用して更新するフェブログ(ブログ)。「モバイル」(mobile)と「ブログ」(blog)の造語”とIT用語辞典に記されています。<中略>
私が行っているモブログはiPhoneからブログを更新する事を指します。
★iPhoneによるブログ更新
iPhoneからの更新にこだわっているわけではありません。ですが、パソコンからの更新と比較すると、書くということは同じでも向かう画面が異なります。狭い画面で書き続けるのがモブログです。狭いが故に周りに余計な誘惑物も無く、集中できる環境が備わっています。気持ちを落ち着かせリラックスした状態で文字を書けるスタイルがモブログには存在し、より自然体でブログを更新することができます。
★SNS感覚で書けるブログ
TwitterやFacebook、あるいはLineを使ったことがありますか?メールでも構いません。友達に連絡したりメッセージを送ったりする際にかしこまった形で送りませんよね。iPhoneでブログを書くと同じような状態になり、程よく力の抜けた、自然体の状態で文字を入力することができます。この感覚がMacと違うのです。スポーツでもプレゼンテーションでもガチガチに緊張していては、良いパフォーマンスを出すことは出来ません。ベストなパフォーマンスを出すことは出来ません。ベストなパフォーマンスを発揮できる、程よく力の抜けた状態は、モブログで生み出せるのです。
★積極的な執筆
私はブログを書くときに構えるようになったら終わりだと思っています。義務的に書くのではなく、「書きたいから書く」積極的な執筆。楽しく、気軽に情報発信出来ることが、私のブログの楽しみ方です。いつでも書ける、書きたい時に書ける。このスタンスがあるからこそ、書きたい時を逃さず更新し続けられるのです。
★書き出すタイミングの重要性
テンションは書くスピードを早めてくれます。入力速度はフリック入力の早さにも依存しますが、アドレナリンの分泌が最大級のその瞬間こそ、自分が言いたいことが書ける絶好のタイミングです。書くタイミングが遅くなったらどうなるでしょうか。気持ちは冷静になり、勢いで書くことが難しくなります。気持ちがノッているタイミングで書くことは大切です。
ちなみに、タイミングがノッている時に書いた記事は数時間から数日ほど開けて公開することが多いです。雑な表現はないのか推敲をして公開しています。冷静な視点で一度読み返し、公開することを心がけています。
★繰り返しのアウトプットで生まれた「変化」
生活をしていれば良いこともあれば悪いこともあります。しかし、ブログを書き続けることで、後者に対する捉え方が大きく変わります。ちょっとしたトラブルが発生しても「ブログのネタとしてオイシイ」と感じるようになったのです。パソコンのトラブル、アプリのバグなどは、注意を促したり、解決方法を紹介したりする、他の人には書けないネタと考えます。凹むのではなく前向きに物事を捉えられるようになりました。
★書き続けた先にあるもの
ブログには書くだけでなく、「会う・学ぶ」という楽しさもあります。<中略>
人に合うためにブログを書くわけではありませんが、書き続けた先に人と出会うきっかけが見つかる可能性は十分にあります。記事は様々な可能性を広げるチャンスを秘めています。書けば書くほど可能性が増えることは、ブログを書き続けた2年間でも感じていることです。こくことがゴールではありません。勇気を持ち、ネットから現実の世界に飛び込むこともブログを楽しむコツです。懇親会込みの勉強会は、モチベーションや意識も似た人が集まるので、飛び込む第一歩としておすすめです。
★読み終わったあとのゴールの意識
忘れてはならないことは、読者からは多かれ少なかれ時間を頂戴しているということです。記事を単純に量産していれば良いというわけではありません。読者が最後にどのような情報を持ち帰ることができるのか。書き手が読み手のお土産をイメージできないブログでは読みてもその記事が言いたいことを読み取れません。何をお土産にしたいのか。この部分を明確にすることで軸の通った読みやすいブログへ近づけます。
★自分のブログが大好き
自分のブログを1日に何回訪れますか。私は記事を更新する日でもなくとも最低3回以上は自然と訪問しています。自分のブログが大好きだからです。ダメな部分はどこなのか、暇があれば眺め比較し改善しようと心がけています。
自分が好まない要素が含まれていたらブログを愛することは絶対にできません。自分が好まない箇所が自分のブログに反映していないかをチェックすることで一時的に客観的な視点で自分のブログを見ることができます。好まない部分の修正をするだけでもブログの印象はグッと変わります。
感想
◆これは”総合ブログ本”です
著者のあかめさんは、「あかめ女子のwebメモ」の管理人さん。
iPhoneやアプリに関する記事が多く、内容もレベルが高いので、私もよく読ませて頂いている読者の一人です。
本の帯に「16ヶ月で25万PV達成」とあるように、短期間で人気ブロガーになった方ですが、ブログの質の高さを見れば、それは十分納得できます。
そして驚くのは、この高いクオリティのブログ記事の殆どをiPhoneで書いているということ。
そのあかめさんが「iPhoneブログ術」と題した本を出されたとあっては、モブログテクニックが知りたいじゃないですか。
ちょうど10月の”月間100記事更新”を必死のパッチで実行中だった私は、なんとかブログ執筆時間を拡大する方法はないかと探している時でもあったので、早速読んだわけです。
が、以外にも本書はモブログのテクニック本という領域に留まらない、いわば総合ブログ本として秀逸で濃い内容でした。
経歴だけは長いブロガーである私も、初心に帰り、あるいは目を開かされ、あるいは大きく共感・納得させられる本でした。
◆モブログのテクニック自体は簡単
もちろん肝心のモブログテクニックもしっかり記載されています。
が、量的には 第3章 あかめのモブログ術 のこの1章でほぼ完結。
ブックストッパーで挟んである、たったこれだけ。
この章に、あかめさん独自の工夫や使っている便利なアプリの紹介などが書かれていて、「ほう、こういう使い方があったのか」と非常に参考になるのですが、量としては少ないです。
これはどういうことを意味しているかというと、ようするにモブログって簡単ということ。
ブログを書いている人はわかると思いますが、ブログってただ文章を書いているだけではなく、文章を書く以外の作業が結構あるんですよ。
写真を加工したり、リンクを貼ったり等など。
それを小さい画面でするのって大変(というか面倒くさい)というイメージが先行してしまうのですが、「意外とiPhoneでいけるやん」と。
そして、ここが肝心なのですが、まだブログを始めていない人も、SNSの延長といった感じでiPhoneがあればPCがなくても本格的なブログを始められるということも意味しています。
言い換えると「PCがないから」というのはもうブログを始めない理由にならない、といった感じです。
◆読んで欲しいのはブログで人生が変わるという点
さて、本書を読んで大きく共感したのが
ブログは人生を変えるツール
ということでした。
著者のあかめさんの場合、通勤時間を利用してブログを書き始めたことが、ネット上で新しい出会いと繋がりを生み、そしてオフ会に参加することで新しい世界が開けていきます。
この流れは私も経験しているのですごくよく分かる。
ブログで書評を書いたおかげで、他のブロガーさんはもちろん、著者さんや編集者さんとつながりができました。
四国の田舎で普通に正活していたら絶対に出会うことはなかった人たちと会うことができたのです。
もちろん、ブログを書かなくても人生生きていけます。
しかし、あまり代わり映えしない日々の生活の中で、少し時間をとって何かを発信することで人生に幅ができたり、もしかすると劇的に変わる可能性がある。
そんなツールを私達は手にしているのです。
しかも私がブログを始めた頃と違って、あなたの手の中にあるiPhoneで今すぐ始められます。
そう、人生を変えるツールを文字度をり”手にしている”のです。
本書を読んで改めてその思い、ブログの可能性を再確認することができました。
ということでこの本、まだブログを書いていない人にぜひ読んでもらいたい。
何度もいいますが、ブログは絶対に人生を変えます!
あなたの手にしているiPhoneが人生を変えるツールになりますよ。
で、すでにブログを書いている私は・・・・・、フリック入力の練習しよっと。
親指シフトの次はフリックかぁ。
目次
プロローグ
第1章 iPhoneでブログを更新する楽しさ
第2章 ブログスイッチのみつけ方
第3章 あかめのモブログ術
第4章 もっと読んでもらうためにできること
第5章 「あかめ女子のwebメモ」の裏側
第6章 おすすめ・感謝・お礼のサイクル
エピローグ
関連書籍
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