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竹田和平(著)『日本一の個人投資家が教える お金と福に好かれる「原則」』サンマーク文庫【本の紹介】「貯徳」の時代の生き方のポイント

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おはようございます!

今日ご紹介する本は

竹田和平(著)『日本一の個人投資家が教える お金と福に好かれる「原則」』サンマーク文庫 

です。

竹田和平さんと言えば当ブログで著書を紹介している本田晃一さんや本田健さんのメンターにあたる方。

こちらの本を以前紹介した時に、僕も竹田和平さんの考え方に感動して共鳴しました。

しかし、竹田和平さんご自身の著書をまだ紹介していませんでした。

ということで今回は、竹田和平さんご自身の著書を紹介しようと思います。

では早速、気になるポイントの読書メモをシェア!

竹田和平(著)『日本一の個人投資家が教える お金と福に好かれる「原則」』:読書メモ

★うまくいかないときこそ、あたりまえに徹する

 何か困ったことや悩みごとがあって、それが困難な問題であればあるほど、「あたりまえのこと」から始める。ふだんと変わらないことを、いつもより、少しだけ、しっかりやる。そんな「あたりまえをおろそかにしない」姿勢が何より大切になってくるのです。

★株主とは「旦那」

 私は株主というのは、「旦那」だと思っているのです。日本には昔から、旦那衆といわれる人たちがいて、経済的にも精神的にも人々の支えとなっていた。それと同様に、現代においては、企業の株を買うことで資金を提供し、また経営者を応援することでその会社を発展させ、それがひいては社会全体を成熟させていくのです。

★何げない「ありがとう」の一言が幸せを呼ぶ

 私は「ありがとうの伝道者」になりたいと思っているくらいで、1年間百万回、ありがとうを唱えることを自分の目標にしています。

 百万回というとすごい数字ですが、1日あたり約三千回。1日に30分間くらい唱え続ければ可能です。それを目標に、何でもいい、どんなささいなこと、小さなことにもありがとうと感謝の思いを伝えるようにしています。

 そこに伝える相手がいなくてもいい。ただ、自分がここにいること、一個の生命として存在していること。そのことにただ、ありがとう、ありがとうとつぶやくように心がけているのです。

 なぜかーー「ありがとう」は人を幸せに導く言葉だからです。

★まず「人のため」、次にゆっくり「自分のため」

 儲けたければ、その逆をやればよい。まず人のため、次に自分のため。この順番で株を買えば、人のためは自分のためで、遠回りしながらも得が回ってくるだろう。それで始めたのが、「旦那」投資法なのです。

 それまで安定志向で持っていた大企業の株を売り払い、自分の身の丈に合った中小企業の株を買って、その会社や経営者を応援することに力点を置いたのです。そうしたら見事なくらい運がめぐってきました。

 以来、私は肝に銘じたんです。物事は自分のためにやると失敗すること。人のためを優先して、自分のためを後回しにすることを。

★引き寄せの法則は引き寄せないとこに働く

 運を引き寄せようとして、綱を思いっきり引いてはダメなのです。力を抜いて、まず相手に引かせることから始めなさい。心の真ん中に喜びと思いやりをもって、焦点や力点を自分でなく相手に置いた行動を心がけるのです。

 すると、運はブーメランみたいにあなたのもとへ返ってくるでしょう。引き寄せの法則は実は「引き寄せない」ところに働きます。「放てば満ちる」のが運というものなのです。

★「真心」を現実を変える力に変えていく方法

 何を心がけ、何を実践すれば、私たちの中に「真心」が生まれて、現実を変えていく力になりうるのでしょうか。

 私が経験から得た答えは、次の3つです。

1.本気の心

2.「ありがとう」という感謝の心

3.わくわくと楽しむ心

この3つの心を毎日の生活の中で実践することが大切なのです。

★お金は「社会からの預かり物」と考えてみる

 なるほど自分の力で稼ぎ、自分の才覚で儲けたお金には違いないが、その本当の所有者は社会であって自分ではない。自分は社会から信用を得て、「このお金に関しては、あなたが自由に使っていいよ」とたまたま預けてもらったもの。したがって自分に使う権利はあるが、独占する権利は無い、とそんなふうに考えているのです。

 そう考えると、お金を自分のためだけに使うことができなくなります。所得の一部でも、人のため、世のために使う。つまり社会還元や、なるべく人に喜んでもらえるような使い方をすべきだという気持ちが生まれてきます。

★磨いた心に利息がつく「貯徳」の時代

 お金が幸せの絶対条件ではないことがわかってきた今、つまり、「お金は幻である」ことがわかりはじめたいま、次にやってくるのは、どんな時代なのでしょうか。

 それが徳の時代なのだと私は思います。お金をためる代わりに徳を蓄える「貯徳」の時代です。そこでは、ためたお金に金利がつく以上に、ためた徳、磨いた心に利息がつくーーそんな真心の時代がやってくることを大いに期待しているのです。

竹田和平(著)『日本一の個人投資家が教える お金と福に好かれる「原則」』:感想

◆普段の生活にも取り入れたい「旦那」精神

とにかく示唆に富む本でした。

「日本一の個人投資家」と呼ばれる竹田和平さんですので、皆さんが知りたいのはまずはお金に対する哲学でしょう。

特に株に関するテクニックだと思いますが、これが拍子抜けするほど「えっ、ほんとにそれだけ?」という内容。

業績や潜在力が高い割に価格の安い会社を狙います。例えば、いい会社なのに株価はさえない。頑張っているのに市場がまだそれに気づいていない。業績低迷の最悪期が過ぎたのに、まだ怖がって誰も手を出していない。そんなとこないから少し回復して来つつある銘柄に目をつけるのです。

 以前は、四季報を隅から隅まで読んで、売り上げやらバランスシートやらに細かく目を通していましたが、今はCD-ROMを使って、PERの低い会社を数百ほどピックアップして、その業務内容や業績データ等を読み込む方法をとっています。私の情報収集術はほぼそれにつきますが、それだけで十分なのです。

テクニックに関する記述はこれだけ。

もちろん、武田さんご自身が経営者なので、数字見ればより深いところまで読めるということはあるでしょう。

しかし、武田さんの投資の真髄は「旦那」投資とご自身がおっしゃっている心構えの部分にあることは間違いないようです。

その会社を育てる、応援するスタンスで株を買うんですね。

だから、少々株価が上下しようがすぐには売らない。

ちょっとバフェットの長期投資に似ている気もしましたが、やはりバフェットとも根底にあるものが違います。

竹田和平さんの生き方は、株の取引にしても、私生活にしても、まず「人のため」、次にゆっくり「自分のため」。

これに尽きると思います。

投資や事業といったお金がかかる事柄にこの考え方で望むのはかなり難しいこと。

しかし、竹田和平さんに影響を受けた本田晃一さんや本田健さんを見ると、これが実は成功への一番の近道であることがわかる気がします。

まずは身近な人へ生活の中で実践していくことから練習ですね。

いきなり「旦那」にはなれないでしょうから。

◆「わくわく」と「貯徳」がこれからのキーワード

今回紹介した本は、2009年に出版された『けっきょく、お金は幻です。』を文庫化したものです。

今から10年前ですね。

でですよ、和平さんが成功する人生、良い人生を引き寄せるキーワードとしてあげている「わくわく」とか「貯徳」って最近ことにいよく聞くキーワードですよね。

たとえば「わくわく」というキーワードはバシャールもよく使いますが、成功哲学では本当にポピュラーな単語になりました。

この「わくわく」の詩まで作られていたのが竹田和平さん。

わくわくは 喜びの光だ いいことばかり あらわれる

わくわくは いのちの光だ すてきな 知恵があらわれる

わくわくは 愛の光だ まことの自己が あらわれる

 人生を切り開く重要な武器であることを喝破されていたんですね。

また、「貯徳」という言葉は最近ベストセラーを連発している西野亮廣さんが著書の中でホームレス小谷さんを例に紹介している考え方と同じですよね。

西野さんは「徳」という言葉の代わりに「信用」という言葉を使っていますが、現代は「信用=お金」の時代と喝破して、金持ちではなく「信用持ち」になろうと言っています。

竹田和平さんの考え方に、ようやく世の中が追いついてきた、受け入れられるように変化してきたというように感じます。

もう何年も前から「こういう時代になるよ」といのを指し示してくれていたんですね。

竹田和平さんにしても、斎藤一人さんにしても、実際に成功している人たちが「心の時代」が来ると言っています。

実際、そういう認識が広がっているのは肌で感じますよね。

「そんなの綺麗事だ」という方もいるでしょうが、おそらく世の中はその方向に進んでいくのではないかなというのは僕も感じています。

これからの時代を生きる若い人にこそ、竹田和平さんの考え方を知ってもらいたい。

ぜひ読んでほしい一冊です。

目次

文庫化に寄せて 本田晃一

プロローグ けっきょく、お金は幻です
第1章 真実は”あたりまえ”の中にある
第2章 ”人のため”が得の道につながる
第3章 ”心のもちよう”ですべてが変わる
第4章 お金でなく”徳”をためる時代

あとがき

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竹田和平さんのことをもっと知りたいなら、お弟子さんでもある本田晃一さんのこちらの本がおすすめ

紹介レビューはこちら

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