おはようございます、一龍(@ichiryuu)です。
僕の大好きな著者、ジェリー・ミンチントンの著書が邦訳されて登場しました。
『自分の価値に気づくヒント』 です。
100ものヒントが紹介されている本書。
今回は 第9章 ぞんぶんに人生を楽しむ より、人生を楽しむためのポイントを紹介します。
どれもとっても簡単な方法です。
意外に簡単なぞんぶんに人生を楽しむためのポイント
★もっと愛を表現する
愛について心に刻んでおくべき事実がいくつかある。
まず、真実の愛とは、見返りを求めない自発的な温かい心のことである。
次に、あなたの心の中の愛の貯蔵庫は、常に満杯である。だから、人にどれだけ愛を与えても、愛が涸れてなくなることはない。
第3に、愛する事は愛されることと同じくらい大きな喜びである。
第4に、愛は貴重だから、それを内に秘めたままにしてはいけない。
最後に、あなたは人を愛しているときに最も人から愛される。⇒ 愛を心の中に秘めず、親切や思いやりや、声に出すことで、もっと幸せを感じよう。
★大いに笑う
状況が絶望的に思えたとき、どうすべきか? 誰かが「こうなったら笑うか泣くかしかない」と言うのを聞いたことがあるはずだ。あるいは、あなた自身がそう言ったことがあるかもしれない。その場合、笑うことが常に最高の反応だ。笑っても事態が好転するわけではないかもしれないが、気分的にかなり楽になる。⇒笑って人生を快適にしていこう。笑うことで気分も健康も人間関係も良くできる。
★ささやかな贅沢を楽しむ
たとえ財産がなくても、ささやかなぜいたくを楽しむことなら手軽にできる。
ささやかなぜいたくを楽しむ方法は、ほかにもいくらでもある。手軽にぜいたくを楽しむことを習慣にすれば、人生に良い影響を及ぼすことができる。自分はぜいたくをする価値があると確信することによって、自信と自尊心が高まり、心に余裕が生まれてくるからだ。⇒自尊心と自信を高めるためにたまにはぜいたくをして心に余裕を持とう。
★特別な日を満喫する
あなたは特別の人生に値する存在だ。もちろん毎日が特別であることを期待するのは現実的ではないが、ときには特別な日を楽しむことはとても重要だ。好きな日を選んで自分だけの特別な日に指定しよう。特別な機会のためにとっておいた服を着るといい。その日が始まれば、不要な雑用する必要はない。天気がよければ、外に出て日光浴を楽しんでもいい。天気がよくなければ、傘をさして散歩をするか、屋内で雨の日の楽しみを満喫するといい。
多くの人がせわしなく生活しているうちに、自分の人生を送ることができなくなっている。年をとったときに後悔しながら振り返って「あれもしたかった、これもしたかった」と言うくらいから、今それをしよう。今日を特別な日に指定し、できるだけ思い出深い一日にしよう。⇒特別の人生を送るために、やりたいことをできるだけやる日をつくろう。
★楽しい人生を選ぶ
かなりの程度、人生は考え方次第である。人生は厳しいものだと思うなら、あなたはその「厳しさ」を当然のこととして素直に受け入れる。結局、人生は予想どおりに展開する。それに対し、もし人生は楽しいものであるべきだと教えられていたら、どうなっていただろうか?もしまだ人生が楽しいものでないなら、あなたはそれを楽しいものにするために行動を起こすはずだ。たとえ途中で障害に出くわしても、それを乗り越える方法を難なく見つけることだろう。当然のことながら、あなたは自分の人生観を選ぶことができる。それなら、人生をパーティーやお祭りなどのお祝い事と考えたらどうだろうか。人生は厳しいものである必要がない。人生は考え方しだいで素晴らしく楽しいものになるはずだ。⇒人生は困難なものだと決まっているわけではない。人生のあらゆる面を心から楽しもう。
★人生の記録をつける
あなたにとって日記はどんな役に立つだろうか? 自分が書いたことを振り返ることによって自分について多くのことを知り、以前よりも深く自分を見つめることができる。また、自分にとって重要なことについて明確にすることもできる。もし自己啓発に取り組んでいるなら、日記をつけることで自分の進歩と成長の度合いを測定することができる。日記はやがて、あなたの宝物となる。しばらく時間が経過してから読み返すと、過去の出来事が細部にいたるまで鮮やかによみがえってくるはずだ。子どもや孫がいるなら、自分の人生の詳細な記録を残すことができるだろう。⇒日記をつけることによって人生に対する洞察を深め、多くの恩恵を受けよう。
★チャンスを見つける
「チャンスは一度しかめぐってこない」とよく言われるが、それはまったく事実に反している。おそらく、想像力の乏しい悲観論者の考え方だろう。実際は、あなたの周りにチャンスはいくらでもころがっている。ただ、よく注意していないので気がつかないだけなのだ。
チャンスが到来するのをじっと待っていてはいけない。チャンスは自ら見つけるものなのだ。発明王エジソンが面白いことを言っている。「ほとんどの人がチャンスを見逃してしまうのは、チャンスが作業服を着ていて、いかにも大変そうに見えるからだ」⇒常にアンテナを張りめぐらせて社会のニーズを見つけよう。どれほど困難な状況でも、必ずチャンスはある。
感想
◆楽しい人生を選べば人生は楽しくなる
ジェリー・ミンチントン氏の著書は『うまくいっている人の考え方』が好きで、時々パラパラとページをめくって気になっこ個所を読み返したりしています。
いわゆる自己啓発書で、内容も非常にオーソドックスなものです。
自己啓発書好きで、この分野の本をたくさん読んでいる人には、書かれている内容にあまりオリジナリティを感じないかもしれません。
ですが、洋書の自己啓発書といえば分厚いものが多い中で、本書は新書サイズ(Discover21さんでは携書といいます)でコンパクト。
さらに100のヒントが掲載されていますが、ひとつひとつのテーマが見開き2ページに収まる短さということもあって、身近においておき、思いついたときにさっと手にとってページを開いてささっと読む。
そういうつきあい方ができるところが本書のいいところ。
たとえばトイレでさっと1テーマ読むのによかったりする本です(←決して悪い意味でいっているのではない)。
さて、今回は100のヒントの中からぞんぶんに人生を楽しむためのポイントとして、いくつかピックアップしてみました。
どれもとても簡単なものばかり。
愛を表現するのはちょっと照れるかもしれませんが、大いに笑ったり、プチ贅沢を楽しんだり、こういったちょっとしたことで人生を楽しめるわけですからやってみないと損ですよね。
なかでも、「楽しい人生を選ぶ」というのはぜひそうしたいと思います。
「我に七難八苦を与えよ」と言った人もいますが、真性のマゾですよ。
僕らはたぶんしんどいこと、苦しいこと、そしてそれに耐えることに価値が有るように刷り込まれているのでしょう。
何かをなしとげるために努力することは、尊い行為だと思うし、そこは否定しませんが、なにも苦行ばかりが修行でなはい。
人生の選択で迷ったら、楽しそうなもの、ワクワクするもの、ときめくもの、そういった基準で選んでもいいと思うのです。
たぶんそういった楽しそうな道を選ばず、厳しそうで苦しそうな道を選ぶ人というのは、自分で自分のことをあまり認めていないのではないかと思います。
自分には楽しそうな道を選ぶのはまだ早いとか、そんな資格はないとか。
自分には楽しい人生を送る資格がある。
自分は価値ある人間だ。
その自己肯定感を持つことが、楽しい人生を送る第一歩なのかもしれません。
ぜひ本書で自分の価値に気がついてください。
そして楽しい人生を選んで、ぞんぶんに人生を楽しみましょう。
本書はDiscover21社様より献本していただきました。
ありがとうございました。
目次
はじめに
第1章 新しい自分を創造する
第2章 いい思考の習慣をつける
第3章 なりたい自分になる工夫をする
第4章 自分の人生に責任を持つ
第5章 自分の生き方を追求する
第6章 完璧主義をやめる
第7章 人間関係を円満にする
第8章 自尊心を高める
第9章 ぞんぶんに人生を楽しむ
第10章 自分に誇りを持つ
第11章 心を磨く
訳者あとがき