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「行動」で人生を変える8つのポイント【書評】石田 淳(著)『人生を変える行動科学セルフマネジメント』 大和書房

おはようございます、毎日必死でブログを書いている一龍(@ichiryuu)です。

さて今日は、行動科学マネジメントの専門家、石田淳さんの本をご紹介。

立花岳志さんのセミナーでも推薦されていた本で、自分の「行動」を変えてたい、でも続かない、そんなジレンマを抱えている人は必読のスゴ本です!

 

【目次】
プロローグ 「結果が出せる自分」になる
第1章 あなたがなかなか変われなかったワケ
第2章 人生を台無しにする習慣をなくす
第3章 思い込みのワナに気づく
第4章 小さな習慣をはじめる
第5章 落とし穴をよける
第6章 自分で自分を認めるために

【ポイント&レバレッジメモ】

★新しいことは3つずつ始める

 今の自分を変えるということは、別の人格にすり替わることではなく、今の自分がよりよくなること。それは、一気にではなく「少しずつ」であるべきだということを知っておいてください。<中略>
 行動科学マネジメントでは、「新しい行動を身につけるときは、せいぜい三つから」としています。たとえば、新入社員に仕事を教えるときも、簡単なことを三つずつやってもらって、それが確実にできるようになったら次の三つに移るという具合です。
 あなたが始めようと考えていることにも、この法則を当てはめてみてください。<中略>
 もちろん、厳密に三つずつというわけにはいかない分野もありますが、「物足りないと感じるくらい」と考えてもらえばいいでしょう。
 ここで大事なのは、小さなこと一つひとつについて、「できた!」と達成感を味わうということです。達成感の心地よさを、自分に知らせてあげてください。自分を褒めて、有能感に浸ってみましょう。こうして「いい結果」を自らに与えることで、次の行動が簡単にとれるようになります。

★累積を計測して評価する

 自分のパフォーマンスを評価するときに大事なのは、点ではなく線で行うということです。つまり、ある一時点の出来不出来だけを見るのではなく、一定期間の累積を計測して評価を行うことが最も重要なのです。そうしなければ本当の成果はわかりません。<中略>
 行動科学マネジメントでは、評価は累積で行うべきだと考えています。<中略>
 もし、半年前にできたことが8個、3か月前にできたことが5個、今月できたことが3個あったとしたら、あなたは自分をどう評価しますか?
「自分はできることが減ってきている」「成長のスピードが遅くなっている」といった評価をして、自信を失ってしまうのではありませんか?
 しかし、それは事実ではありません。正しい評価は、「自分はできることを少しずつ増やせている」ということです。
 このように累積で考えれば、誰もが一日一日成長しているのだということがわかるでしょう。

★「感覚」に頼るのをやめる

 これまで何度も述べてきたように、あなたが目標を達成できなかったり、変わりたくても変われなかったのは、やる気や根性などという実体のないものを拠り所にしていたからです。
 根拠のない感覚的な者に頼ろうとすると、いい行動を妨げている根本的な問題から目をそらしがちになります。解決しなければならないことを先送りにし、「自分は頑張っているんだからこれでいいはずだ」と間違った方向に突き進むことになります。ところが根本的問題はいぜん残っているので、また同じ問題にぶち当たり、八方塞がりになります。<中略>
 いたずらにゴールを急いで走り出せば、道選びを間違えて途中で引き返すことになるということを、あなたも経験的にわかっているはずです。<中略>
 小さな行動を積み上げることこそが、遠くの目的地に到達するただ一つの方法です。

★「優先順位」よりも「劣後順位」を大切に

 本当にあなたにとって望ましい行動を増やして、やりたいことに積極的に向かっていける環境を整えましょう。
 環境を整えるにあたっては、「優先順位」よりも「劣後順位」を念頭に置いてください。劣後順位とは、捨てるものを先に決めるやり方です。私たちは何事も優先順位で決めようとしがちですが、「何を取るか」より「何を捨てるか」を先に決めたほうが効率的に行動できます。<中略>
 これからは、「おそらく、やったほうがいいんだろうな」という暖昧さから脱却し、断ることも覚えましょう。劣後順位で「捨てていい」に入った項目に未練を残す必要はありません。

★「お金以外の報酬」を自分に与える

 報酬と言われてすぐに思い浮かぶのはお金です。しかし、私たち人間を動かすのは金銭的報酬よりも、むしろ金銭を伴わないものです。
 その典型は感謝と称賛です。
 「キミのおかげだよ。ありがとう」
 「よく頑張ったね。さすがだね」
 こんなことを誰かから言われたら、あなたはノリノリでいい行動を続けるはずです。
 あなたの目標達成について、あなたの自己変革について、誰か応援してくれる人がいるなら、ちょっとしたことを大いに褒めてもらいましょう。
 自分に与える報酬は、あらかじめ用意しておくこともできます。
 私がよくやるのは、スケジュールに楽しい予定から入れることです。年間スケジュールを立てるときに、私はまず旅行など遊びの計画を書き入れます。そして、空いているところに仕事を入れていくのです。<中略>
楽しみを優先することは、望ましい行動を継続させるためにとても効果的です。

★いい習慣をものにする「5分行動」

 何度も述べてきたように、行動科学セルフマネジメントでは、無理をすることは禁物です。
 1日5分でもいいのです。5分でいいから行動に移しましょう。ダィエヅトをしたし人が1日3時間「やせたい」と考えても体重計の数値は変わりませんが、5分歩けたら結果が変わります。
 「5分歩いたくらいでやせるはずないでしよ」と思うのは間違いで、小さな行動に成功し、それを積み重ねていくことは確実にいい結果をもたらします。
 まずは5分、何かできることはありませんか?
 その5分をlか月続けられたら、あなたは確実に変わります。

★定期的に自分の人生をチェックする

 これからは、定期的に自分の人生をチエックする習慣を持ちましょう。その方法はあなたならでにのもので結構です。
 前述したライフログの手法を使って日々の行動を目に見える形で記録しておくと、この作業にも非常に役立つでしょう。
 あるいは、行動科学マネジメントの重要ツールであるチェックリストを用いてもいいでしょう。暖味に振り返るのではなく、チェックを入れながら具体的に自分を見直してみましょう。私は、「人生は必然」だと思っています。
 いい結果が出たならいい行動が集積されていたのだし、そうならなかったら、何か原因があるはずです。

★「明日から」を禁句にする

「明日から」を禁句にしてください。<中略>
「明日からやろうと決心した」なんて言わないでください。
「明日からやろう」と言う人の「明日」は、おそらく一生やって来ません。
明日から三つのことをやろうとするぐらいなら、ハードルを下げて今すぐ一つのことをやりましょう。そして「できた!」と喜んでください。達成感を感じ、自分自身を認めてあげてください。その瞬間、あなたは変わり出すのです。

【感想など】
◆人生は「行動」の積み重ね
成功哲学やビジネス本を中心に紹介している当ブログの読者さんは、おそらく自分の人生に対して意識の高い人が多いことともいます。

「成功したい」、「未来を変えたい」、「よりよい人生を歩みたい」と熱望していらっしゃることでしょう。

ワタクシも同様で、だからこそ今までヒントになりそうな本を紹介してきました。

ところがよく言われることですが、自己啓発書や成功哲学をいくら読んでも、それだけでは成功しません。

では成功者と成功しない人の違いはどこにあるのか?
それは「行動」です。

目標に向けて、正しい行動を積み上げていったかどうか。
その1点しかありません。

この点に関しても自己啓発書には散々書かれていて、よく引用されるのがイチローの名言。

「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道だ。」

ですよね。

そこまで成功する方法がわかっているのに、成功できない人が圧倒的に多いのはなぜか?

それは「行動」を起こすこと、そして「行動」を続けることがあまりにも難しいからに他ありません。

そこで今日は、「行動」にフォーカスした本をご紹介。
この本、はっきり言ってスゴ本です。

著者の石田淳さんは行動科学マネジメントの専門家だけに、「行動」を起こすポイント、「行動」を続けるコツの再現性の高い方法を紹介してくれていす。

◆「今」と「行動」にフォーカスする
今回、【ポイント&レバレッジメモ】は「行動」を始めるとき、そして「行動」を続けるために重要だと思うポイントをピックアップしました。

まだまだ細かいハックが本書にはあるのでぜひお読みいただきたいのですが、全然成功とはほど遠い今の時点のワタクシが感じていることも織り交ぜて、ポイントや感想を少しお話ししたいと思います。

一番根底にある大切な考え方は「今」と「行動」にフォーカスすることです。

例えばワタクシは、ブログを始めて6年ですがいまだに弱小ブロガーです。
しかし、将来はブログで食べていけたらとプロブロガーを夢見ています。

すると、いろいろな思いが頭をよぎります。

まず、「ここまで6年間、もっともっといい記事を一生懸命書いておけばよかったのに・・・」という過去への後悔。

どんなに後悔しても過去は変わりません。
今更過去を思い出してエントリーを書いても仕方がないですもんね。

そして、将来プロブロガーとなって活躍する自分を想像する未来への想い。

これは「目標」を持つということではいいのですが、いくら夢想してもそれだけではパワーブロガーにはなれません。

結局自分にやれること、自分がやらなければならないことは、今現在、一本でも多く有益な記事を書くことだけです。

世の中には「引き寄せ」といったものが存在することはワタクシも実感しますが、「引き寄せ」すらも、今現在の自分の「行動」が引き寄せているのだと理解しています。

「行動」しか、結果を変えることはできません。

我々は「今」自分ができることが何かを考え、「行動」を積み重ね続けることに集中するしか人生を変える手段はないのです。

◆プロセスや努力への評価に惑わされない
さて、「行動」するしかないことはわかっていますが、どんな「行動」を積み重ねていくのかを考えるとき、少し目先を混乱させられる場合があります。

本来「行動」は「結果」のためにするものです。
ビジネスのシーンでも求められるのは「結果」です。

ところが、日本人特有のメンタリティーなのかもしれませんが、どうも「結果」にいたるプロセスや努力に評価の目が行きがちではないでしょうか?

学校教育なら「努力」を認めてあげるのは大切です。
「努力」することの素晴らしさを身を持って体験していることは、長い人生の糧となるはずです。

でも、「負けちゃったけど、頑張ったからまぁいいか」では、いつまでたっても結果は出ませんよね。

「行動」と「結果」の関係は、できるだけ客観的に、感情を入れずに判断するべきものです。

それに、「結果」がすべてという価値の軸ができれば、より良い効率的な方法で楽して結果を残すことにも目が行くようになり、それだけ「目標」への近道になります。

必死で「努力」することが無条件で素晴らしいことだ、楽して結果を残すことは悪いことだという呪縛は、もういいかげん脱ぎ去っていいと思います。

◆タイムマネジメント&ライフログで自分の行動を見える化
「行動」にまつわる心の呪縛が消えたとして、ではどんな行動をどれだけすればいいか。
その判断はどうすればいいかということが難しい課題として残ります。

その一つの解糖がライフログやタイムログといった自分の「行動」の記録を残して、自分の「行動」を見える化して検証するという方法です。

なぜそんな面倒くさいことをしなければならないかと言うと、人間の「感覚」というものがとてもいいかげんなものだからです。

本書では

Timenote

85円
(2013.10.10時点)
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iライフログ

無料
(2013.10.10時点)
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といったライフログやタイムログ用のアプリが紹介されています。

ワタクシの場合はモレスキンノートにライフログを、このアプリ

aTimeLogger 2

無料
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でタイムログをとり、自分の行動を見える化するようになりました。

ライフログを見直すことで、自分がどんなことを考えているかがわかります。
これって意外とわかっていないんですよね。

それに衝撃だったのはタイムログで、思わぬ現実を知ることができました。
自分では相当頑張っているつもりでしたが、実はそれほどでもなかったのです。

プロブロガーになりたいと言いつつ、それほど時間を費やしていないのです。

もしあなたが、本気でなりたい自分や達成したい目標があるなら、そのためにどれくらい時間を費やしているか計測してみてください。

自分の「行動」がはたして「目標」に到達できるほどの質と量をこなしているかが客観的にわかるようになります。

またタイムログは
「本当にやりたいことのために、いらないことに費やしている時間を回す」
ためのデータにもなります。

そしてそれは「行動」の改善、ひいては「結果」につながるはずです。

我々の「目標」を達成するための方法は「行動」すること以外にありません。
本書に書かれているメソッドで、ぜひ人生を変えましょう。
ワタクシも黙々と淡々とただただ「行動」を積み重ねて「結果」を残し、「目標」に到達できるよう頑張りますよ!

本書は大和書房編集者の白井様より献本していただきました。
ありがとうございました。

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