おはようございます、お盆休み明けにお土産のお菓子がデスクの上にいっぱいになっていることを願ってやまない一龍(@ichiryuu)です。
今日は、すっかり多作作家さんとなった美崎栄一郎さんの最新作をご紹介。
なるほど、スーパーサラリーマンはこんな気づかいをしていたのかと感心してしまう一冊です。
【目次】
はじめに
Chapter1 社内の同僚への気づかい
Chapter2 上司に対する気づかい
Chapter3 打ち合わせのときの気づかい
Chapter4 得意先への気づかい
Chapter5 チームの中の気づかい
Chapter6 デジタルツールの気づかい
Chapter7 「幹事」における気づかい
おわりに
【ポイント&レバレッジメモ】
★相手の時間を奪わない
大切なことは時間の長さではなく、大事なポイントでいかに気が利かせられるかだと実感しました。
「気づかい」というと、長い時間、気を使い続ける「接待」のようなモノをイメージしがちですが、同僚たちのように「相手の時間を奪わない」ことこそ、本物の気づかいなのです。
★電話のメモに手を抜かない
伝言だけを伝えるだけで用件は足りるはずですが、「雰囲気」まではメモしないですよね、伝言には。
でも、声の雰囲気で急いでいたのか、とりあえずの挨拶程度だったのかなど、伝言を聞いた本人であればわかることがあります。電話をとったあなたの名前が書いてあれば、雰囲気的な情報まで知りたいときに、あなたに直接尋ねることができます。意識して書くことを心がけてください。
★メモ帳で聴く姿勢を見せる
上司との仕事におけるコミュニケーションは難しいモノではないのです。私がやっていることは、簡単なことです。
メモを持って、指示を仰ぐということだけです。<中略>
目の前で部下がメモを取っているだけで、安心できるわけです。書いているんだから忘れることはないだろうと思えるからです。
メモのツールを工夫することもやっています。
きれいな字を書くのが得意ではない私は、試行錯誤の末、縦に開くタイプのメモ帳を使うようになりました。この形だと、書いている姿勢は、相手に見せることができますし、ちょうど開いたメモ帳の表紙が、相手との間の目線をブロックしてくれますから、汚い字を見せるのを躊躇する気持ちが低減するのです。
★雑談ネタは取引先の近くで探す
相手の会社に行ったときに、ちょっと早めに入って、街をブラブラするだけですが、相手はその地域で普段過ごしているので、街で実際に見かける事柄は共通の話題になりやすいのです。ただ、相手が知らない場合もありますから、保険をかけて5つチェックするのです。
★膝をついてお願いごとをする
メンバーに対して仕事を個別にお願いするような場合は、「場所」も考えます。相手の席にお伺いするようにして仕事を頼むように意識しました。相手の席は相手の「ホーム」ですから、立場的には、相手が上になります。相手には椅子があるけど、私には席がないわけですから。
この席のないところで、周りから席を持ってきて話すよりも効果的なのが、膝をついて声をかけるということです。目線を相手より落とすことができるからです。<中略>
相手が気持ち良く動いてくれるのは、相手の席で頼んだときの方が多いのです。
どこで頼んでも同じ、ではないのです。
★飲み会の価値を上げる
こういう(みんなが集まりたくない)飲み会の場合はボス猿になる上司の態度がみんな嫌で、参加者が集まらないわけですから、上司がボス猿にならないように、さらに上のボス猿を呼んでくるという方法があります。
「スペシャルゲストとして野呂取締役をお招きしました!」
というふうにして、重席をボス猿の上に載せてしまえば、上司の態度も緩和されると周りも察知しますから、このフレーズとともに参加者を募るわけです。
【感想など】
美崎栄一郎さんと言えば、ノート術や文具術などのアナログから、iPhoneやiPadなどのデジタルガジェットに強い方というイメージがあります。
実際その方面の著作も多いですし、ワタクシも興味の分野がガチで重なっているので大好きです。
ですが、ワタクシが本当に好きな美崎栄一郎作品は今日ご紹介するような作品。
ビジネス書の作家さんは経営者か自営の人がほとんど。
そんな中で美崎さんは普通のサラリーマン(現在は浪人中ですし、全然普通ではない方ですが 笑)です。
経営者ではない普通の勤め人が、普通の勤め人の目線で語るビジネス書は貴重な存在。
だから、何気ない日常業務の中でのちょっとした工夫とか、(傷をなめあうわけじゃないけど)サラリーマンの悲哀をちらっと見せてくれるような
この2冊はワタクシの大のお気に入りです。
今日ご紹介するのもその系統の本。
組織の中での気づかいがテーマです。
美崎さんとはこれまで何度かお会いしました。
その都度思うのですが、とにかく気づかいが素晴らしいのと、その場のもりあげ方がうまい人なのです。
しかもさりげない。
今でも印象的だったのが、最初にお会いしたときにご一緒した書店巡りでの一コマ。
参考記事
ビジネス書担当の女性書店員さんにチョコをプレゼントするシーン。
ワタクシ間近で見てましたが、店員さんの嬉しそうな顔と言ったらもう、見てるほうも楽しくなってしまいました。
それと同時に、「美崎さんって技術屋さんのはずなのに、そんじょそこらの営業さんも顔負けのこんなワザ、どこで身につけたんだろう」と、不思議でしょうがありませんでした。
で、その謎は尋ねたことはないのですが、答えとなるようなシーンを見たことがあるのです。
それは昨年の大震災の次の日に大坂であったセミナー会場でのこと。
参考記事
一つ目のセミナーが終わって、Appleストアー心斎橋に移動しましたが、まだセミナーまで時間があったので、美崎さんはAppleストアーで買い物をされていました。
Appleストアーを利用したことある人は分かると思いますが、あのジョブズがストレスなく買い物ができることを目指したAppleストアー。
レジにいかなくても、その場でお支払いできるのです。
客は待っていればいい。
あのときも、美崎さんはソファーに座っていたのですが、そこへ商品とレシートを持ったおねえさんがやってきました。
そして、おねえさんは膝をついて座り、商品を渡します。
このとき、美崎さんは質問したのです。
ワタクシ遠くにいたのでよくは聞き取れなかったのですが、「どうして膝をついて対応するのか?」といった内容の質問でした。
今回、本書の中に「膝をついてお願いごとをする」という項目があり、これを読んだときにAppleストアでのシーンを思い出しました。
この方は、日常の何気ないシーンでも気がつくし、気がついたら質問する。
そして自分で実行して吸収する人なんだと。
さて、実際の美崎さんの行動を見ていても、またはこの本を読んでも気がつくことがあります。
それは自分自身も楽しんでいるということ。
本来、気づかいというのは相手に気持ちよくなってもらうためにするものです。
が、気づかいができない理由の一つは”面倒くさい”というのがあると思うのです。
組織のなかだと、特に上司に対する気づかいなんてバカバカしいとも思ってしまう人も多いでしょう。
でもこれ間違い。
「情けは人のためならず」と同じで「気づかいは人のためならず」なのです。
すべては自分に返ってきます。
気づかいで相手が嬉しくなっている気持ちは、必ず自分に返ってきて自分も楽しくなります。
面倒くさいなと思っている人は、一度、どうすれば自分も楽しくなるか考えてみるといいですよ。
もし、どうしたらいいかわからなかったら、日常生活の中で気持ちのいいサービスを受けたシーンとか、感動したとか嬉しくなったシーンに注目してみてください。
もしそれでも気づかいのポイントがわからなくても大丈夫、本書を読むとわかります。
特に組織で働く人必読です。
一流さんごめんなさい
先程のコメントに違う文章が
(1行目)
混在させて
投稿してしまいました。
申し訳ございません。
いつもコメント入れるときの
行変えがうまくいかなくて
下書きをするんですが、そのメモ帳に
他のメモが残っていて気がつかなかったのです。
本当にm(__)mすみません。
齊藤正明
一流さん
すみません。
先日上のコメントをアップしたあとに
別のメッセージ(一行目)を
混在してアップしていることに気づき
その後に、その旨をお詫びするメッセージも
送ったのですが・・・
今日、見たら
ごめんなさいの内容の
メッセージがアップしてなかったので
冷や汗をかきつつ
再度、m(__)m申し訳ないです
メッセージをお送りさせていただきます。
本当にすみません。
齊藤さん
すいません、しばらくお盆休みでブログから離れておりました。
ご心配なく。