お待たせしました!
モレスキンファン必読のモレ本第2弾、ついに登場です。
装丁も前回以上に凝りまくりですよ~。
【目次】
はじめに
モレスキンノートとは何か?
CHAPTER1 モレスキンと記録
CHAPTER2 モレスキンと日常
CHAPTER3 モレスキンと旅
CHAPTER4 モレスキンと私
CHAPTER5 モレスキンとアート
CHAPTER6 モレスキンと人生
おわりに
【それぞれのモレスキン】
★「書いて気持ちがいい」そう思えることで自分が見えてくる 川口健太さん(神奈川県/事務員)
「本当は自分はどうしたいのか。心の底ではどう思っているのか。そういうことを知るのは簡単なようで、実はとても難しいと思っています。自分の本当の気持ち隠してしまい、そのうち隠していることも忘れてしまう。長年僕はそんな状態でした」
ノートに自分の気持ちを書くことを日課にして、川口さんは自分の考えがクリアになって来たのを感じています。自分自身のことがわかってきたおかげで、モノの見方もだいぶ柔軟になりました。
「いつもびっしり書いてしまいます。それが気持ちいいのです」
★モレスキンノートと一緒に過ごす台所の時間 mikiさん(埼玉県/主婦/Twitter:@sanjizi)
今日も台所にぶら下がって、mikiさんと一緒に料理をつくっているモレスキンノート。まるで小さな男の子がお母さんの料理の手伝いをしているような温かな雰囲気がしませんか。
★小さなページがアイデアの小宇宙に コウスケさん(愛知県/会社員/マインドマップ/アドバイザー/Twitter:@kosstyle)
(マインドマップの)こうしたルールをポケットサイズのモレスキンノートで守っていると、あっという間に紙面がなくなりそうですが、むしろ紙面が制限されている分、必要な情報だけに絞るという取捨選択が生まれます。
★恋人たちのモレスキンダイアリー kazooさん(神奈川県/総務経理担当/Twitter:@kazooseazoo)
恋人から贈られたダイアリーを見て、kazooさんは驚きました。そこには、365日毎日のページの右下に、小さなコメントが添えてあったのです。
5月末のある日の言葉は「おだやかでいる」。「kazooさんがこの日はどうかおだやかに暮らせますように」という彼女の祈りは、kazooさんの心を温かくしたことでしょう。またある日には「羽田空港が特別な場所になった日」とあります。これはきっと2人しか知らない素敵な記念日です。
★旅の驚きをそのまま紙面にちりばめる 下藤愛さん(東京都/IT関係/Twitter:@lets_try_simo2)
特に何をした知う解説もなく、旅でであったもの、食べたもの、その場の感想や感動が「ピグマ08」の太い線で大胆に描き込まれています。「うまい!」「食べすぎ!」「おすすめ!」といったその瞬間の言葉が旅の楽しさを再現してくれるのです。
注目はページの上にテープで貼り付けられた干しエビです。言葉やイラストで干しエビを表現しても良かったはずですが、実物のインパクトにはかないません。このページを開くたびに旅の記憶がよみがえるのだそうです。
★都内ラーメン食べ歩きの旅「ラーメン・モレスキン」 たかさん(神奈川県/会社員/Twitter:@tkhr3)
モレスキンノートをもつことで「普段の何気ないものへの探求心」が強くなっていきます。今日も彼は、どこかでウクレレを奏でながらおいしいラーメンを食べ歩きしているはずです。
★軽量化していく光と影の世界 ヒロさん(北海道/建築関係/Twitter:@8hcolor)
紙を使って自分をどう表現していくかと考えた結果、「切り絵で立体的に表現する」という手段を自然と考えていました。表現していくたびに、ヒロさんのモレスキンノートは自身の重みを失って、軽やかになっていく印象を受けるそうです。
★子供と過ごした毎日を忘れない、夫婦でつづる子供成長日記 PTクワエさん(宮崎県・理学療法士/Twitter:@ptkuwae)
クワエさんの成長日記は夫婦の合作で作られていますので、子供のちょっとした隊長、しでかしたいたずらなどが奥さんの手によって書かれ、その下にはクワエさん自身の反応がコミカルに書かれた、対話形式の成長日記になっています。
こうして交換日記のようにつくられるノートは、子供の成長を記録するだけでなく、夫婦のコミュニケーションにもなっているのです。
【感想など】
なんと楽しい!
パラパラと見ているだけでワクワクします。
まずは外観。
ワタクシのモレスキン(ラージ、スクエア)と比較したらわかりますが、
ラージサイズのモレスキンと同じ大きさ、
角を丸くカット、
ゴムバンドのデザインも印刷、
ソフトカバーでありながら紐しおりつき、
表紙カバーの質感、
そして表紙をめくったところにある “In case of loss~”の印字等々・・・
製作者の凝り症というか遊び心というか、とにかくモレファンには「あっぱれ!」をあげたくなるデキ。
おもわず表紙カバーをなでたくなります。
さて、
本書は、ワタクシをすっかりモレスキンファンにしてしまった前作、『モレスキン 「伝説のノート」活用術~記録・発想・個性を刺激する75の使い方』の続編にあたります。
が、前作がモレスキンの紹介や使い方のアイデア満載の“ハウツー本”的要素が濃かったのに対して、今回は61名のモレスキン愛用者の実際の“使い方”にターゲットを絞って紹介形式で綴られています。
もうね、みなさん本当に個性的。
本書には61名のモレスキンユーザーのノートが紹介されていますが、まさに十人十色。
どなたのノートをブログで紹介するかすごく迷いました。
というのも、どのノートからもその人の人生が醸し出されているからです。
サブタイトルに「人生を入れる~」とあるように、たかがノートのはずなのに確かにそこには人生がある。
綴られている一文字一文字に、描かれたイラストに、貼られた写真に、時には“干しエビ”に、その人の生きた証がある。
ですから、
最初、ワタクシはモレスキンの「面白い使い方」とか「便利な使い方」の参考になるものはないかなという、ハウツー本を読む感覚で本書を読み始めましたが、途中から読む態度を改めました。
ここに書かれているものは、人生であり、生き方であり、価値観であり、その人自身だからです。
そして、一人一人違った人生のパートナーとなりうるモレスキンというノートの不思議さ、懐の深さ。
このノートには確かに何かがあります。
“持っている”ノートです。
著者の御三方が、「モレスキンとは?」と聞かれ、三者三様の答えを返したように、決まった答えはないのでしょうが、決まった答えがないというのが答えなのかもしれません。
だって、「自由の精神」を体現するノートですから。
読めばきっとあなたの人生にもモレスキンが寄り添うことになる1冊。
本書はダイヤモンド社編集者の市川様より献本していただきました。
ありがとうございました。
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当ブログでの紹介記事
すばらしい書評ですね!『モレ本2』の書評のなかでは、一番内容が充実してますね~
実は私はまだ予約の関係で手に入ってないんですが・・・ますます早く読みたくなりました!
akokinoko様
お褒めいただきありがとうございます。
本当にノートの数だけ人生があるんですね。
モレ本とともに一人でも多くの人にモレスキンの魅力を知って欲しいですね。
ピックアップしていただきありがとうございます^^