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こういう電子書籍を待っていた【アプリ】「ルーブル美術館 木村泰司の絵画の読み方」(ディスカヴァー21)

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ルーヴル美術館 木村泰司の絵画の読み方 – Discover21,Inc.

今日は電子書籍のご紹介。
美術館好きのワタクシにとって、ようやく電子書籍の特性を生かした“出してほしい本”が登場しました。

 

【紹介】
昨年の“電子書籍元年”騒ぎも今や過去の話。
あれだけ大騒ぎしたのに、ワタクシもすごく期待したのに、1年以上経った今の電子書籍出版界の現状はというとはっきり言ってお寒いかぎりです。

まだまだ普及が進まない理由は、いろいろあるとは思いますが、最大の原因のひとつは魅力的な電子書籍がなかなか登場しないことではないかと思っています。

というのも、単に紙上の文字を電子タブレット画面に移植しただけの電子書籍では、わざわざiPadで読む必要性を感じないからです。

それなら、紙の本を買って、自炊するのとなんら変わらない。

いろいろな機能があるiPadでせっかく読むのですから、様々な楽しみがあってこそ魅力も倍増するというものです。

例えば、

iPadは何かを“見せる”のにすぐれたデバイス。
その特性を生かすのなら、やはり美術・芸術関連の電子書籍が魅力的ではないでしょうか。

今回、ご紹介するこのアプリは見事に期待にこたえてくれています。

本アプリの詳しい説明はディスカヴァーさんのブログ記事に任せるとして(他力本願)。
参考記事:ディスカヴァー社長室ブログ 話題の新作アプリ発売!『ルーヴル美術館 木村泰司の絵画の読み方』 ●谷口

モナ・リザのアイコンをタップすると、トップ画面はこんな感じ
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例として、イタリア絵画>盛期ルネサンス>モナ・リザ を選択すると、こういう画面になります。
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で、このページをタップすると右下にモナ・リザアイコンが登場。
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このアイコンをタップすると
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モナ・リザがフルサイズで登場です。
これだけでも、紙の美術書とは大きく違うのですが、さらに電子書籍が魅力的なのは自由に拡大できること。

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スフマートというぼかしの技法を使い、精妙に描かれた陰影で輪郭線を書かずに表現した

という解説が拡大することによってよくわかります。

それに通常美術館ではここまで顔を近づけて作品をみることは絶対にできませんよね。

また、読み物としてもなかなか面白い。
50点の収録作品に木村先生の解説が、「ふむふむ、そうだったのか」とトリビア的に読むことができ、大人の教養本としてもいい!

そして、美術本というのはお高いと相場が決まっておりましたが、なんとなんとこのアプリ、700円でございます!
カラ―印刷の本が電子書籍だと圧倒的に安くなるというのも魅力です。
コストパフォーマンス高い!

ようやく、
魅せて、読ませて、うならせる
電子初期の登場です!

ルーブル6

ルーヴル美術館 木村泰司の絵画の読み方 – Discover21,Inc.

【関連書籍】
こちらは木村泰司さんの著書、紙の本です!

【管理人の独り言】
今日ご紹介したアプリ、電子フォトのように、あるいはスライドショーでも楽しむことができます。

お試しあれ。

いずれ、彫刻などの立体作品を360度、ぐるっと回りから見れるアプリなんかも登場するかもしれませんね。
そういうのも楽しみだなぁ。

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