中学以来ずっと英語苦手なワタクシですが、この本のおかげで分からなかった英文法の謎(?)がとけました。
ワタクシと同じく、「英語の文法がようわからん」という方、モノは試し。
読めば「なるほど」のスッキリ感が味わえますよ。
【目次】
プロローグ
STEP1 英語は日本語で考えよう!
1 日本語を理解すれば、英語もできるようになる!STEP2 SVOCを簡単に理解しよう!
1 SVOCがわかれば、英語がわかる!
2 時制① 他STEP3 ちょっと上の内容にチャレンジ!
1 句と節~カタマリ
2 動名詞と不定詞の区別 他最後に
【感想など】
先日紹介した
もそうでしたが、どの英語学習本でも、中学英語からやり直すことを進めています。
なぜ中学英語なのか?
優しい内容で取っ付きやすいというのもあるでしょうが、やはり中学で教えられる内容には英語学習上とても大切な基礎がぎっしり詰まっている。
(義務教育はダテじゃない)
それで、中学生の娘の英語の教科書を読ませてもらったりしております。
すると、中学時代英語が苦手だったワタクシですが、大人になってからようやく「中学の英語教科書ってよくできてるなぁ」とあらためて感心させられました。
中学の英語の教科書は読んでみると単語も大体知っているし文章の意味もわかる。
しかし、「わりと簡単やん」と思ってしまうのですが相変わらず読んでもわからないところもある。
それが、文法の説明。
用語(不定詞とか現在完了形とか、一体誰がこんな名前をつけたのか)もそうだけど、なんで英文法の説明ってあんなに分かりにくいのですかね(ワタクシだけ?)。
その点、本書は分かりやすさにびっくりさせられました。
本書の特徴を説明すると、
登場人物は喫茶店マスターのマサ、その奥さんのアキ、この二人に英語を教えに来た石崎先生の3人。
そして喫茶店の看板猫こにゃん。
まず、この3人と1匹の”先生と生徒の会話”形式で各テーマの説明がされます。
こんな感じ。
ちょっと、チャットかツイッターのタイムラインのようですね。
で、会話形式の説明のあと、”眺めるレッスン”としてワーク(?)があります。
表題に「1日1分!眺めてわかる」の言葉通り、眺めるだけで分かるとは思えませんが、説明が本当に優しいので、”先生と生徒の会話”でしっかり理解し、”眺めるレッスン”を落ち着いて取り組むと「そうか、わかった!」となると思います。
実際ワタクシも、これまでややこしくてお手上げだった”否定の比較”が、この本のおかげで人生で初めて分かりました!
石崎先生ありがとうございました!
で、この分かりやすさの秘密なのですが・・・それは、本書を読んでいて1番びっくりした部分。
本書は全3章構成なのですが、最初の1章である STEP1 英語は日本語で考えよう は、その章タイトルの通りほとんど英語は出て来ず日本語で英文法の説明がされています。
こういうのはちょっと見たことないですね。
英文法の基礎の基礎の部分ですから、これから英語を勉強する中学1年生に読ませてあげるととてもいいと思います。
うちの子にも読ませよう。
父親のように英語に苦しまないように(笑)
全ての英語をやり直そうと思っている人へ、そしてこれから本格的に英語を勉強する人へ。
本書はあさ出版の編集者、吉田様より献本していただきました。
ありがとうございました。
【ポイント&レバレッジメモ】
今回は完全にワタクシのための個人的なメモです。
「こんなことメモしとかなあかんの?」と笑わないで下さいね。
日本語では、その言葉が主語なのか、目的語なのかなどは、「~は」「~を」などの「てにをは」が「目印」になっています。
英語では、「語順」が、主語、目的語などなのかを見分ける「目印」になります。つまり、英語では、言葉がどの位置にあるのかで、主語、目的語などを見分ける
「~すること」
・動名詞(動詞のing形)⇒「一般的に言われていること」「習慣」「過去」のイメージ
・不定詞(to~)⇒「これから」のイメージ
否定の比較
1. notは全体を否定します。
2. lessはlittleの比較級ですが、moreの否定と考えるといいです。
3. noは感情を込めて否定する言葉です。「no more~than」の形で出て来たときは「moreとthanを否定する」と考えるといいでしょう。
【関連サイト】
英語教材のHMB