「自己啓発書をたくさん読んだけど、うまくいかない」
「自己啓発セミナーに何度も参加したけれど、結果が出ない」
そんな人はこの本を読むべし。
あなたの成功のためのツールは間違っています。
【目次】
訳者のことば 成功する人の「脳のしくみ」が一冊でわかってしまう!――本田直之
1 三%の人だけが知っている「脳」と「心」の活かし方
脳の中にある「やってみよう⇔やめてみよう」の法則
「今のままでいい」という心のブレーキを外せ
「方法」を学ぶより「習慣」を変えるのが出発点 他2 ステップ1 頭のいい人が習慣にしている「脳を元気にする質問」
脳はいつも「答え探し」をしている
頭に「プラスの質問」をすることの効果
「アフォーメーション」が脳に革命を起こす! 他3 ステップ2 あなたを大きく成長させる「マインドの高い人々」
自分を「小さく」見積もるな
自信がみるみるアップする「優しい鏡」の法則
隠れた才能を引き出す「コーチ」をつくれ 他4 ステップ3 毎日をラクに、生産的に過ごす「5つのしくみ」
収入、心、体にまで影響している「5つのしくみ」
「時間がない」「お金がない」と言い訳する人の本音
選択肢はこの3つ――「続けるか、やめるか、人に任せるか」 他5 ステップ4 脳の力を高める「オフタイム」のつくり方・使い方
ゴールに届かないのは「才能がないから」ではない
脳の「電池切れ」を防ぐ方法
1人で抱え込まず、人に任せてみる 他6 ステップ5 人間関係のストレスを減らす「シンプルな考え方」
なぜ「いい人」は成功できないのか
あなたの「意識のパワー」を過去に向けるな
「今、自分にできること」に集中する7 ステップ6 本当に大切なものを手に入れる「ノーと言える力」
「きっぱり断る人」=「冷たい人」ではない
自分にも「ノー」が言える人になれ
お金の「マネジメント」がうまい人に学べ 他8 ステップ7 デキる人が実践している「脳を熱中させる方法」
あなたの「行動力」を全開にする秘策
毎朝「ベストな1日」を想像してみるおわりに 今日から「思いどおりの人生」が始まる!
【ポイント&レバレッジメモ】
★「行動の天秤」
一方のさらには「やってみよう」、つまり「何かをする動機や理由」が、他方のさらには「やめておこう」、つまり「何かをしない理由」が載っています。頭の中にはこの「やってみよう」と「やめておこう」の天秤があって、いつ何を思いついたとしても、得られる「利益」と「代価」を絶えず天秤にかけている。
★「アフォーメーション」
◇「アフォーメーション」・・・プラス(前向き)の質問のこと
◇「言い聞かせること」ではなく、「質問を投げかけること」 ⇒ 「思考」とは疑問を投げかけて、その答えを探すプロセスなのに、ひたすら肯定しても意味はありません。私たちに必要なのは正しい思考パターンをつくることで、強引に「ポジティブ・シンキング」によって「言い聞かせる」ことではありません。
◇「プラスの思考回路づくり」のステップ
①自分の望みを明確にする
②望みがかなっていると仮定して自分に問いかける
③プラスの質問をして答えを待つ
④前向きな仮定に基づいて行動する
★あなたを大きく成長させる「マインドの高い人々」
◇「やさしい鏡の法則」 ⇒ 「やさしい鏡」とはあなたを信じて支えてくれる人のこと。あなたのことをあなた以上に信じている人々の支えを得ることで、その人が最初のステップとなって「心のブレーキ」を外すことができます。
◇「自分を信じる」より先にまず「人を信じ、人に信じてもらう」ことが必要。
◇「セーフヘブン」をつくる ⇒ 「セーフヘブン」・・・あなたの能力と可能性を知り、あなたを向上させてくれる人、あなたが現状に甘んじるのを許さない人。あなたが「できない」と言っても「できる」と言ってくれる人、あなた自身が自分を信じられないときでもあなたを信じてくれる人。
★「5つのしくみ」
◇「5つのしくみ」を上手にまわす
しくみ1 人 ・・・ 「人を認める」「人にお願いする」「人を受け入れる」「人に示す」
しくみ2 活動・・・「時間」「エネルギー」「お金」の3つの資源を増やす活動が「自分の『実』になる活動」
しくみ3 環境・・・自分の「外の環境」と「内の環境」からガラクタを処分する
しくみ4 内省・・・少しでもうまくいったことを認めて喜ぶ
しくみ5 合理化・・・win-win-win ⇒ 真のリーダーは第三のウィン、「世界全体」のことも考える。
★「『思い知らせてやる』ほど強いパワーをもつ感情はない」
◇「思い知らせてやる」の一言が自とを失敗へと導くこともあれば、成功へと導くこともあるのです。「思い知らせてやる」のパワーは非常に強力ですから、それをマイナスの方向ではなく、自分を高めるために使いましょう。
★「ノーと言える力」
◇「断ることの重要性」・・・「ノー」が言えなければ、余計な仕事が山積し、他人に振り回されて終わるだけです。
◇ノーと言える人とは、「自分にノーと言い、人にノーと言い、天にノーと言える人」です。
◇できないことを「できない」と言うのは、自分だけでなく相手を大切にすることでもあり、うまく断ることができれば、自分の時間も相手との関係も守ることができます。
◇断りたいときにそれを伝えることは、自分を消耗させる活動を一つ減らして、自分の肥やしになる活動を増やすということ
【感想など】
本書の帯に(Amazonの書影ではみえませんが)訳者の本田さんが
すごい本が見つかった!
そして巻頭の訳者の言葉でも
「すごい、すごい!この本を皆が読んだら、すごいことになるぞ!」
レバレッジの権化、本田直之氏をしてそこまで言わしめるのだから、これはすごい本だろうと期待して読ませていただいたら、そりゃもう期待以上のスゴ本でした。
ワタクシもたいてい成功本の“ルーキー”は卒業して“中堅選手”ぐらいのつもりでいましたが、この本にはやられました。
特に、本書のキモである 自分に「プラスの質問」をする「アフォーメーション」 に関しては目からウロコが100枚くらいいっぺんに落ちました!
と同時に「今まではなんだったの?」とちょっと落ち込んでしまうような。
というのも、「ポジティブ・シンキング」やそれを定着させるために「肯定的なアファメーションを唱える」ということは昔から成功哲学の定番中の定番。
「ツイてる!」とか「ありがとう」とか「私は必ず○○できる」とか。
ワタクシも斎藤一人さんに感化されて「ツイてる!」を1日100回以上唱えております。
これはこれで効果を多少なりとも実感はしておりますが、
「なぜ多くの人が自分を高める努力をしながら、いまだに成功できないのでしょうか」
という疑問はいまだぬぐえないところでした。
しかし今回そのなぞが解けました。
人間が意識して行う思考は脳機能のたった10%にすぎず、潜在意識あるいは無意識の思考が、脳機能のおよそ90%以上を占めています。
ですからアファメーションを唱えて「言い聞かせること」など大した効力はないし、そう簡単に潜在意識は変わらない。
それどころか、何かの拍子に自尊心が傷ついたりすると、成功したくても無意識に「成功を拒絶してしまう」ようになります。
潜在意識の中に潜む不安が、知らず知らずのうちに心のブレーキをかけるようになるのです。
ではどうしたらよいのか?
私たちに必要なのは正しい思考パターンを「作る」ことで、強引に「ポジティブ・シンキング」によって「言い聞かせる」ことではありません。
「考え方」を変えるには、自分の頭の中の「質問」を変えればよいのです。
それが本書で紹介されているアフォメーションなのです。
(ちなみにアフォーメーションですからね、アファメーションとお間違えなく)
で、どういう質問をすればいいの?
と聞きたくなることとは思いますが、これはもう本書をお読みください。
(ただ、言っておきますが、非常に簡単な言い回しです)
また、親切なことに各章末にアフォメーションの例が掲載されています。
どんなアフォーメーションにしたらいいか、ぜんぜん思いつかないとか、考えるのが“面倒くさい”という方もご心配なく。
なんせ訳者は超一流の“面倒くさがりや”ですからね、その辺はぬかりなく気配りされています。
そうそう、ちなみに各章末に
「本田流 1の努力で10の結果を生み出す法」
といコラムがありますが、これもなかなか秀逸です。
とくにイネス・リグロンさんによる2007年ミス・ユニバースの優勝者、森理世さんへのアフォーメーションはなかなか興味深いものがあります。
早速ワタクシうは訳者である本田直之さんにならって、まずは100個くらい質問を書きだして、手帳に貼ったり机の前に貼ったりしたいと思います。
そして毎朝3分間の「シンキングタイム」をつくりたいと思います。
【関連書籍】
【本から学んだことを実践しよう】
「アフォーメーションを100個書き出して、自分に質問することを愚直に実行!」
今回はもうこれしかないでしょう。
【管理人の独り言】
昨日まで人間の我慢の限界のような猛暑だったのに、今日は台風のような豪雨。雷もすごい。
なんか毎日天気が極端でおっさんにはちとツライ。
睡眠不足なのに暑さで朝も自然と目が覚める。もっと寝てたいのに…。
最近、朝起きると最初にTwitterの画面をチェックするのが習慣になっています。
すると早朝から「おはようございます!」の文字が。
頑張ってる人って早起きな人が多いということをTwitterをはじめて実感しました。
それに元気をもらえますね。
このまま早起きを習慣にしようっと。
ところで、
梅雨ってあけたのか?