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田中 泰延(著)『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』ダイヤモンド社【本の紹介】文章術本にみせかけて、実はライフシフト本なのかもしれない

田中 泰延(著)『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』ダイヤモンド社【本の紹介】文章術本にみせかけて、実はライフシフト本なのかもしれない

おはようございます!

今日ご紹介する本は

田中 泰延(著)『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』ダイヤモンド社 

です。

この本は以前から気になっていました。

だって、このタイトル! 

「書きたいことを〜」ではなくて「読みたいことを〜」ということろが、何やら臭ってくるんですよ。

文章術の本だけど、「これ絶対面白い本だわ」と。

そして、「人生が変わる〜」のサブタイトル。

ブログで人生を変えようとしている者としては、すごく興味湧くじゃないですか。

では早速、気になるポイントの読書メモをシェア!

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田中 泰延(著)『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』:読書メモ

★文書と文章は違う

 レポート、論文、メール、報告書、企画書。先にも述べたが、これらは問題解決のためであったり目的達成のためであったりする書類だ。

 世に出回っている「文章術」の本は、なぜかこれらの書き方を懇切丁寧に教えようとしている。だが、それらは文章というより、業務用の「文書」と言うべきものではないだろうか。

しかし、今ネット上に溢れているのは文章の方だ。書きたい人がいて、読みたい人がいる(かもしれない)、それが「文章」なのである。

★ネットで読まれている文章の9割は「随筆」

わたしが随筆を定義すると、こうなる。

「事象と心象が交わるところに生まれる文章」

 事象とはすなわち、見聞きしたことや、知ったことだ。世の中のあらゆるモノ、コト、ヒトは「事象」である。それに触れて心が動き、書きたくなる気持ちが生まれる、それが心象である。

 その2つがそろって初めて随筆が書かれる。人間は、事象を見聞きして、それに対して思ったことを考えたことを書きたいし、また読みたいのである。

★ターゲットなど想定しなくていい

 読み手など想定して書かなくていい、その文章を最初に読むのは、間違いなく自分だ。自分で読んで面白くなければ、書くこと自体が無駄になる。

★つまらない人間とは「自分の内面を語る人」

 つまらない人間とはなにか。それは自分の内面を語る人である。少しでも面白く感じる人というのは、その人の外部にあることを語っているのである。

 随筆とは、結局最後には心象を述べる著述形式だということを述べた。しかしそのためには、事象を提示して興味を持ってもらわなければならない。事象とは、常に人間の外部にあるものであり、心象を語るためには事象の強度が不可欠なのだ。

★物書きは「調べる」が9割9部5厘6毛

 書くという行為において最も重要なのはファクトである。ライターの仕事はまず「調べる」ことから始まる。そして調べた9割を捨て、残った1割を書いた中の1割にやっと「著者はこう思う」と書く。

 つまり、ライターの考えなど全体の1%以下でよいし、その1%以下を伝えるためにあとの99%以上が要る。「物書きは調べることが9割9分5厘6毛なのである。 

★思考の過程を披露する

 結論の重さは過程に支えられる。これこそ、文章が持つ力の根源でもある。

 順を追って考え、順を追って書き記していくことが自分自身の理解への道のりそのものであり、結果として人の気持ちを動かす文章となる。その「思考の過程に相手が共感してくれるかどうか」が、長い文章を書く意味である。

 しかし注意点もある。それは「編集」だ。

 自分が最も心を動かされた部分だけをピックアップして、あとは切り捨てる「編集」をするのは、自然なことだ。

 人には、訊かれたならば、これだけは伝えようと思う話がある。たくさんある情報の中で、「伝えたい」ものを拾いあげてトピックにすること。そして伝えたい部分にたどり着くために、必要な手順を踏んで、過程を示す。それが長い文章を書く意味なのだ。

 うまく書けたもよく書けたもない。ただ「過不足がない」と自分で思えたとき、それは他人が読んでも理解できるものになるのだ。

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田中 泰延(著)『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』:感想

◆面白がって書けばいい

この本はある意味革命的な本でした。 

いや、多分文章術の本としてはぶっちぎりの最高峰でしょう。

なぜならば・・・

世の中に文章術本は無数にあるし、僕もこれまで文章がうまくなりたいから色々と読んできましたが、この本を読んで自分の中でパッカーンと何かが弾け飛んでしまったからです。

悟りを開いたと言ってもいいかな。

「ああ、これでいいんだ」という得も言えぬ絶対安心の境地。

その感覚は、本書の底流を流れる考え方である

「自分が読みたいことをかけば、自分が楽しい」

自分がおもしろくもない文章を、他人が読んでおもしろいわけがない。だから、自分が読みたいものを書く。

といった主張に触れて発芽し、さらに本書内でいくつか紹介されている著者の書かれた記事を読んで確信にいたり花開いたと言ってもいいでしょう。

たとえばこちらの映画評

www.machikado-creative.jp

いままでさんざん色々な文章術を読み、文書はシンプルにしようとか、短い文章のほうが読者は読んでくれるとか、結論から書いたほうがいいとか・・・

そんな意見に振り回されて、自分の持ち味、自分が書きたいことより、どう書いたら読んでもらえるか、伝わるか、はてはブログのPVが増えるかばかりを気にしてきた自分がアホらしく感じたわけです。

と、同時に、「そういえば昔は楽しんで書いていたよな」と遠い目にもなりました。

これ、めちゃくちゃ大切なことなのに、いつの間にか忘れてしまっていた。

まるで、都会に染まった元田舎者みたいな感じ。

ふと空を見上げて、「東京の空は狭いけど、空ってこんなに青かったんだな」なんてつぶやいてる人。

↑こういうどうでもいい文章、昔はちょこまかと挿入していただじゃないか、俺。

あの頃のお前はどこへ行ったんだ?

と、パッカーンし、変な感傷にひたり、そして、「これからは好き放題、楽しんで書こう」と決心させてくれる本でした。

◆調べる重要性を再確認

ただ、著者の名誉のためにももう少し追記しておきますが、書き手の姿勢として非常に重要な事も書かれています。

それが、「調べる」という点。

調べた質と量が、文章の説得力となることは重々承知していますが、実際にはネットでちょこちょこっと調べておしまい。

というのが常態化していました。

これは真剣に反省。

ただ、個人ブログで、レビューが記事のメインなので、早々どっぷりと深堀りして調べている暇もないし必要性もな異様な気もしてしまいます。

このあたりのバランスは今後しっかり見極めていこうかな。

◆書けば人生が変わる

最後にサブタイトルに関して、

本書の終盤で、田辺聖子さんの言葉が登場します。

「書けば、人生なんか、ある日、パッと変わるんや」

 そして、著者ご自身自が、書くことでどんどん人生が変わってきた経験をされている。

僕もこんなブログでも書き続けてきたら、人生がちょこっと変わりました。

(踏み外したかもしれないが)

みなさん、書きましょう。

それも自分が面白いと感じる文章を書きましょう。

きっと、あなたの書くものに興味を持ってくれる人が登場します。

その出会いが人生を変えていきます・・・

と、信じて僕も書いていこう。

最後の最後に、本書で僕が一番インパクトを受け、惹かれた言葉が、実はこれでした。

 この本、実は文章術の本の体裁をとった、ライフシフト本なのではないかと疑っています(笑)。

あたりでしょう、田中さん。

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目次

 はじめに 自分のために書くということ

序章 なんのために書いたか

第1章 なにを書くのか フログやSNSで書いているあなたへ

第2章 だれに書くのか 「読者を想定」しているあなたへ

第3章 どう書くのか  「つまらない人間」のあなたへ

第4章 なぜ書くのか 生き方を変えたいあなたへ

おわりに いつ書くのか。どこで書くのか。

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