おはようございます!
今日ご紹介する本は
伊藤羊一(著)『0秒で動け 「わかってはいるけど動けない」人のための』SBクリエイティブ
です。
はっきりいいます。
本書は実用的で、再現性高い、使える本です。
いつまでも動き出せないアナタ、まずは気になるポイントの読書メモをお読みください。
伊藤羊一(著)『0秒で動け 「わかってはいるけど動けない」人のための』:読書メモ
★行動力は3階層のピラミッド
「行動力」は、上の3階層のピラミッドによって成り立つものだと私は考えます。これは氷山になぞらえています。
1番下:マインド。「こうしたい」という想いとか、「志」「情熱」など、自分自身が動くための力の源泉
2番め:他人と関係性を築くスキル、仮設を立てられる思考のスキル、単年している仕事上必要な知識やスキルなど。
水面下にあり、他の人からは見えない。
水面上:アクション(行動そのもの)。
行動すればするほど経験値がたまり行動力がつく。行動が積み重なると意思決定するスキルもつき、自身や想いなどマインドも強くなる。
★「頭出しの結論」を出す
まず意識してほしいのは「頭出しの結論」を出す、ということです。
100%の正解がない中では、「まずは結論を出してみること」が大事です。それが最終結論でなくても、よりよい結論にたどり着くための「頭出し」をすることに大きな意味があります。ひとまず結論を出してみた! というノリで出してみましょう。
すく動ける人は、「自分なりの結論」をすぐ出しています。
つまり、「すぐ、(自分の)ポジションをとれる」ということです。
★直感を仮説にする方法
大事なのは、まず「自分の感覚ならこうだよなぁ」という「直感」に従うことです。
経験がなくても、本能と直感で「いやー、これだろう」とういイメージを持ちましょう。
私の感覚では、こんな感じです。
①まず、直感、つまり「右脳」の感覚に従って仮説をいくつか立てる
②その後、ロジカルな部分を担当する「左脳」で事実やデータから根拠をまとめ、頭出しの結論を出す
③また右脳に戻り、「その結論は自分にとってワクワクするか?」「自身を持ってそう言えそうか?」と検証し、何か違和感(これも直感ですね)を感じたら、左脳に戻り、結論と根拠の組み合わせを点検する
★「結論と根拠のピラミッド」で直感に根拠を与える
「結論と根拠のピラミッド」を使って、直感でいきなり得られた結果に対して根拠を与えるには、
①結論につながる情報を3つ見つけて根拠とする
②それで理屈が通るか確認してみる
意味がつながるかの確認方法
「〜(根拠)だから、〜(結論)である」と言ってみて「意味が通じるか?」とチェックする
★動き出したら反省しない(フィードバックを受けない)
このタイミング(第一歩を踏み出した時)では、決して「反省しない」ことです。うまくいこうがそうでなかろうが、ここで振り返らないことをオススメします。
ここで大切なのは、せっかく踏み出した第一歩を、第二歩、第三歩につなげていくことです。
初めての挑戦ですから、きっとうまくいかないことも多かったと思います。そこで反省したり、ネガティブなフィードバックに耳を傾けて、立ち止まることだけは避けなくてはいけません。
フィードバックを受けるのは、2歩目、3歩目を踏み出せるようになってからでいいと思います。
★振り返りの時間で自分の血肉にする
第二歩、第三歩を踏み出せるようになったら、次は振り返りです。
振り返りの時に大事なのは、以下を考えることです。
・自分はどういう行動をしたのか
・その行動にはどんな意味があったのか
・それを活かして、今日から何をするのか
つまり、実際の行動を振り返りながら、「SO WHAT ?(だから何か)」と問い、意味を抽出し、自分なりの教訓にしていきます。
ゴールは「Aha!(おお、そういうことか!)」と気づくことです。色々な経験や見聞きした情報は、「Aha!」という気づきを得ることによって初めて、今後も使える知恵になっていくのです。そして具体的な行動につながっていきます。
★迷ったらワイルドなほうを選ぶ
ヤフーの前社長の宮坂学氏は「迷ったらワイルドなほうを選べ」と言っていました。
何も重要な投資局面などに限った話ではありません。
(いつも行っている定食屋か行ったことがないエスニック料理屋か迷ったときなど)日常の中で、迷ったらワイルドなほうを選んでみる。
その積み重ねのうえで、行動や価値観が育まれていくのです。
伊藤羊一(著)『0秒で動け 「わかってはいるけど動けない」人のための』:感想
◆とにかく結論を出すことで初動につながる
多くのビジネス書で「とにかく動け!」と言っていますよね。
動いてみないとわからないから、早く動いて早く失敗を経験することが大切だ! みたいな。
でも、会社という組織の中で何でもかんでも動けばいいというわけではないのも事実。
特に損失が伴うような案件では早計に動く人はかえって迷惑です。
しかし、どこかで決断して動かないと、いつまでもグズグズしていて機会損失を出すのもダメ。
「ある程度の確度を早く出して、できる限り早く動いてみようよ」
という技術を解説したのが本書です。
著者の解説するそのテクニックは理論と直感をうまくリンクさせてバランスを取っているところが面白いし実用的ですね。
実は僕の結論の出し方は、本書のテクニックに近いけど、かなり直感よりなんですね。
僕はまず直感に頼って結論を出して、そのなんとなく感じている結論を論理付するために資料や材料を揃えていく感じ。
これ、かなり危なっかしく見える人もいるかも知れませんが、ゴールに辿り着くスピードはロジカルシンキングだけですすめるよりずっと速い! という実感があります。
ところが世の中ではロジカルシンキングのほうが重視されている感じがあります。
昔、ロジカルシンキングが武器になるとした某書がベストセラーとなったことがありました。
世の中はまだまだロジカルシンキング優位なのかな感じましたが、同時に僕は、「これほんとうに使えるの?」とすごく疑問に思ったものです。
「そんな、考えこねくり回していないで動けよ!」と。
おそらく僕のような直感派の人は世の中に少なくないと思いますが、そういった人たちに根拠で論理付する方法をこの本で得られると思います。
それができたら、自分の「頭出しの結論」がかなり強化されますよね。
直観派の皆さん、根拠を3つ揃えるトレーニングを今日からやってみましょう。
◆他人は動かせるし、変えられる
さて、最後に
実は本書を読んでいて一番印象的だったのは「第3章 人を動かす」でした。
今回の記事では割愛しましたが、組織で働く人はこの章を読むだけでもこの本を買う価値があると思います。
特に
他人は動かせるし、変えられる
という言葉。
かなり衝撃的でした。
ぶっちゃけ、すぐに動ける人になるための大きな障壁は同じ組織に属している同僚や上司じゃないですか?
例えば僕のような個人事業主なら、迷うことはあってもすぐに動けるんですよ。
というか、動かないと結論が出ませんからね。
ところが、僕も教師やってた時は、やっぱりすぐに動けなかったですね。
まずは根回し。
そしてキーパーソンをおさえていくんですが・・・。
ここでいつも反対する、しかもうるさくて、越えられないキーパーソンが存在すると、そもそも動き出したくない。
「どうせあの人が反対するから」という理由で、その根底には「人は変えられない」という思い込みがあるから。
そうではない、というか「相手は動く」「相手は変わる」という前提で行動することが大切だということ。
非常に大切な前提条件なのに思い込みが行動を制限していたと思います。
これに気付ければ第一歩を踏み出す足もかなり軽くなるかと。
なかなか最初の一歩が踏み出せない方は是非一読を。
本書はSBクリエイティブ様よりご恵贈いただきました。
ありがとうございました。
目次
はじめに
第1章 結論を出せ!
第2章 一歩踏み出す
第3章 人を動かす
第4章 「軸」を持て
あとがき
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