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池田貴将(著)『未来記憶』サンマーク出版【本の紹介】いつもラクに目標達成をする人の感情のスイッチの入れ方

おはようございます、一龍です。

当ブログを読みに来られているみなさんは、きっと「目標」を持って日々頑張っている方ばかりだと思います。

わたしもプロブロガーとして自立することを目標にして、日々ブログを更新しているわけですが、その目標を達成するための努力は楽しいことばかりではありません。
「面倒くさいなぁ」と思う時も正直あります。

しかし、この本、『未来記憶』と出会って気持ちがガラッと変わりました。
アンソニー・ロビンズ直伝トレーナーである著者の池田貴将さんは、

いつも目標達成している人には、共通点があります。
それは「ラクに」やっていることです。

といいます。

今日は苦しい努力をせずに目標達成をするための方法、「未来記憶」の使い方を紹介します。

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『未来記憶』を使ったラクに目標達成をするポイント

★成功者は「行動力」ではなく「行動を楽しむ力」を持っている

私たちの誰もが、目標を実現する能力をかならず持っています。  ただ、その目標に向かう行動を「続けられる=やりたいと思える」かどうかで、成果が出せる人と出せない人の差が生まれています。

元メジャーリーガーの松井秀喜さんのお父さんが著書の中で

努力を続けることができるのも才能の一つ

と言った内容のことを書かれていたと思います。

それはそのとおりだと思いますが、目標達成するためにやらなければならないことには、好きなこと、楽しいことばかりではないはずです。

そして、多くの場合それを意志の力で乗り越えようとして失敗します。
ではどうすればいいのか。

そのためには「やりたいことだけをやる」というのもいいですが、「やらなくてはいけないことを、やりたいと思えるようになる」「行動することを好きになる」ことがいちばんの近道です。  つまり、成果を出そうと思ったときに大事なのは、「やりたい」という感情を作ること、つまりは感情を味方にするということなのです。

意志の力ではなく、感情をコントロールするのです。
「いやなこと」「やりたくないこと」を「やりたい」「たのしい」と思えるようにするのです。

その方法が「未来記憶」を使った感情をコントロールです。

「しなくてはいけないこと」の先にある、自分が幸せを感じられる未来の記憶をたくさん持つことで、「行動しなくちゃいけない」というマイナスの気持ちを「行動したい」「今すぐ行動しなければもったいない」というプラスの気持ちに変えることができます。  行動を楽しめるから、続けられる。続けられるから、もっと楽しくなって、成果が上がる。成果が上がるともっともっと楽しくなり、楽しいからより行動量が増える。成功者は、そうやって成功への階段を駆け上がっていくのです。  これが「未来記憶」メソッドです。

成功者も我々と同じ普通の人間です。

成功者が卓越しているのは努力や行動力ではありません。彼らが卓越しているのは成功するまで行動する努力を「楽しむ力」なのです。

★3種類の「意味づけ」の素

アンソニー・ロビンズは

「この世の中に行動力のない人なんていない。ただ、〝行動したくなくなる意味づけ〟をしてしまっている人がいるだけだ」

といいます。

では”行動したくなる意味づけ”はどのようにすればできるのでしょうか。

何か行動を起こすとき、人は「過去記憶」「現在記憶」「未来記憶」のいずれかの記憶から影響を受けています。

「家」を思い浮かべてくださいと言われたら、昔住んでいた家を思い浮かべる人、今住んでいる家を思い浮かべる人、そして将来住みたい家を思い浮かべる人がいます。

これはどういうことでしょう。

それは、人が、どの記憶を使ってイメージするかを決めるのは、「過去記憶」「現在記憶」「未来記憶」の3つのうち、もっとも多くの割合を占める記憶であるということです。

そして、もしあなたが昔の家を思い浮かべたのなら、その家に関する記憶が多いということ。

記憶は「質」より「量」なので、新しかろうが古かろうが、味わった回数の多い感情を思い出してしまうものなのです。

この性質を利用して、将来の目標を達成したことやそれにはもなう楽しい「未来記憶」の「量」を増やしてやれば、感情をコントロールする事ができるのです。

★「未来記憶」の作り方

では「未来記憶」の作り方を紹介しましょう。

例として、そうじが嫌いな人がそうじをしたくなるようにするには、どんなふうに「未来記憶」を作るかを見て行きましょう。

基本的な考え方として、「そうじは楽しい未来につながる第一歩だ」という、未来記憶を増やしていくのです。

 たとえば私の友人は「小栗旬君が部屋に来る。すぐに呼べるきれいな部屋で、楽しくお茶をする」という未来記憶を作ったら「ワクワクして、すぐにやらないと損だ」という気持ちになったそうです。
 この「すぐにやらないと損だ」という気持ち。
 これが、「未来記憶」のポイントです。この気持ちになるまで「次はどうなるのか?」という未来への階段の一段一段を出し続けていくのがカギです。
 でも、そこで終わってしまうと単なる夢見る人、妄想癖のある人になってしまいますのでご注意ください。
 小栗旬君を夢見ているだけでは、そうじは始まりません。そこで最初にもどって、そうじという行動と小栗旬君をつなげなくてはなりません。
 その未来記憶と行動のかけ橋となるのが「意味づけ」です。
 つまり、「そうじ」=「小栗旬君と仲よくなる第一歩」という意味づけをするのです。そうやって心が躍るような意味づけができた瞬間、感情にスイッチが入ります。嫌いだという記憶の量よりも好きだという記憶の量が多くなるので「今すぐ行動したい」という気持ちに切り換わるのです。
「もう先延ばしにしている場合ではない」と感じられるようになる 。

そうじをしたくてしょうがないという感情がわいたら、未来記憶を増やすことに成功したということです。

ポイントは目標と現在やるべき行動を小さなステップでつなぐことです。

★記憶は「質」より「量」が大事

もう一つポイントがあります。
それは記憶の「量」を増やすということです。

過去記憶に引っ張られて挫折しない、つまり過去記憶に負けない量の未来記憶を増やすことです。

そして、

未来記憶を作るときに忘れてはいけないのは、「感情が動くまで作り続ける」ことです。  自分に自信のない人でも、自分が「こうなる」という未来記憶を持つことで、「できないかもしれない」などと考えることなく、自信を持って行動できるようになります。つまり、未来から自信をもらうようなものです。でも、そこで感情が動かないようでは、単なる言葉遊びにしかなっていないということなのです。

感情が動くまで、徹底して未来記憶を作り続けるのです。

★なぜ、多くの人は目標を達成できないのか?

“過去記憶に引っ張られないように”といいましたが、多くの人が目標達成できない理由に「できないという思い込み」あり、それは過去記憶に由来するからです。

「過去にできなかったから、今回も無理かもしれてい」と考えてしまうのです。

本来、「自分はできない」というのは、確固たる事実ではなく単なる思いつきにすぎません。しかし、その思いつきに「できなかったという過去記憶」が加わってしまうと、強化されて「できないだろう」という思い込みになってしまうのです。

アンソニー・ロビンズは言います。

「人がとっている行動を作っているのはその人の思考ではなく、その人の感情である」

と。

行動を決定するのはその人の能力でもなければ、意思や思考でもない。
その人の感情の状態なのです。

★2倍速く達成できる目標の立て方

未来記憶を使うと目標達成が2倍速くなるといいます。

それは、悩んだり、迷ったり、ぶれたりする時間を省くことができるから。
また、ワクワクした気持ちで次から次へと行動ができるので、望む結果が出やすくなるからです。

しかしだからといって、目標の立て方を間違っていてはいい結果は出ません。

本書では、2倍速く達成できる目標のたて方を紹介してくれており、それぞれの項目の詳しい解説もされています。

ここではその項目だけを挙げておきますが、ぜひ本書でしっかり読み込み自分の目標設定の参考にしてください。

もう一度、復習してみましょう。達成しやすい目標を立てるために大切なのは、この5つです。

1、目標の価値は「今」をどれだけ変えられるかで決まる  
2、目標は「取り組むこと自体に価値がある」ものを選ぶ  
3、目標とはどんな自分に成長したいかを明確にする手段である  
4、目標とはつねにバージョンアップするものである  
5、目標の期限は、自分の「成長速度」を決めるためのものである  

この5つがわかれば、2倍速く達成できる目標設定は、もう8割がたできたも同然です。

★感情を味方にすれば、ラクに目標達成ができる

多くの人は、行動が変われば感情も変わると思い込んでいます。つまり、行動ができて結果が出るようになれば、その行動を好きになれると思っているのです。
 しかし、これは大きな誤解です。じつは、感情が変われば行動を変えられる、そして行動が変われば結果が変わってくる、というのが正解です。ラクな気持ちで目標に向かえば、パフォーマンスが上がり、おのずと結果が変わってくるのです。

気分が乗らないとき、作業興奮を利用して行動に移すということを私はよくします。

作業的な簡単な仕事をとにかく始めて、行動から感情を乗せてくるという方法です。

この効果は確かにあるのですが、これは例えるなら調子の悪いエンジンをアイドリングしているようなもの。
あまり効率のいい方法とはいえません。

それよりは常に完璧にエンジンを整備して、キーを回せば一発で始動する。
もっと言えば、エンジンをスタートしたくてしょうがない状態にするほうがいい。

このための方法が未来記憶を使った感情のコントロールです。

問題は常日頃の”心の整備”をどうやっていくか。
人間ですからノラない時も当然あります。

成功者は

彼らは「モチベーションが上がらないな」「なんだかやりたくないな」というマイナスの感情が生まれたら、自分の感情がぶれていることに気づきます。気持ちが乗っているときと乗っていないときのパフォーマンスの差を知っているから、すぐに感情を修正し、気持ちよく、効果の高い行動ができるようにしているのです。

というように、心の整備方法を知っているのです。

この簡単な方法は常に自分の感情を観察して質問をすることです。

自分の感情に敏感になるためには、自分に質問をする習慣をつけることがいちばんの近道です。「今自分はどんな気持ちを感じているのか?」と自分に質問する習慣をつけてみてください。そして、自分の感情が心地よくないものだったら、「感情を変え、質のよい行動に変えるタイミング」です。

『未来記憶』まとめと感想

私個人的なことを書きますが、ブロガーとして毎日ブログを書くという作業は非常に地味で孤独な作業です。

特に書評記事を書くには本を読むところから記事としてアウトプットするまで、かなりの時間を要します。

正直言って、面倒くさいと感じることも多いものです。

しかし、本書に出会ってから感情のスイッチを入れることができました。

もう、本を読まずにおれない。
ブログを書かずにおれない。
じっとしてられない。
寝てるのがもったいない。

ずっとそんな感じなのです。

私の「未来記憶」は、プロブロガーとして活躍している自分。
数百万PVを達成し、今の数倍の収入を稼ぎ、各地でセミナーを開催し、楽しい人達と交流している「未来記憶」です。

そして、そこへ到達するための小さなステップをいくつも、そしてなんども繰り返し、また未来記憶の先の「目標」も想像しています。

目標とは「未来を変えるもの」ではなく、あなたの感情にスイッチを入れて「今を変えてくれるもの」なのです。

是非皆さんも「未来記憶」を使って、感情のスイッチを入れてください。

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『未来記憶』目次

はじめに 目標達成に、苦しい努力はいらない
第1章 「未来記憶」で「やるべきこと」は簡単にできる
第2章 2倍速く達成できる目標の立て方
第3章 「感情」を味方につければ「継続」ができる
第4章 世界一簡単に夢が叶う計画の立て方
第5章 人生の困難に打ち勝つ「ヒーローズ・ジャーニー」の法則
おわりに 未来記憶を増やすと、人生は充実する 

『未来記憶』関連書籍

著者の池田貴将さんの本を紹介。

池田貴将(著)『この選択が未来をつくる』に学ぶ、夢を最速で実現する人のポイント

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この命をどう使い切るか【書評】池田貴将(著)『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』 サンクチュアリ出版

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