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納税日本一、斉藤一人さんの引き寄せのポイント【書評】斎藤一人・柴村恵美子(共著)『百発百中』サンマーク出版

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おはようございます、一龍です。

今日ご紹介するのは私が大ファンの斉藤一人さんと一番弟子の柴村恵美子さんとの共著で、テーマは「引き寄せ」。

「引き寄せ」といえば、ひところ大ヒットした本を思い出しますが、実は「引き寄せ」にはコツがあったのです。

斉藤一人さんが教える百発百中で引き寄せる方法とはいかに。

はじめに

本書は斉藤一人さんと一番弟子の柴村恵美子さんの共著となっています。

そしてテーマは「引き寄せ」。

「人生ってしあわせを勝ち取るゲームみたいなものなんだよ。」
「だけどそのゲームの中で、俺はなぜか、最初から百発百中の方法しか知らないんだよ」

とおっしゃる一人さん。

このブログ記事ではまず、本書前半の一人さんが書かれた部分から、日本一の納税者が語る百発百中で「引き寄せる」コツをポイントとしてピックアップしてみました。

百発百中で引き寄せるための7つのポイント

★引き寄せのために振動数を変える

 人は想いや考え方を変えることで、自らの振動数を変えることができるのです。
目的によっても振動数は変わります。<中略>
振動数は自分で変えることもできますが、人の影響を受けることもあります。
「朱に交われば赤くなる」といいますが、人間は関わる人や環境に、良くも悪くも大きな影響を受けます。
それも含めて、私たちは自分の振動数を高めて良いものを引き寄せるためにも、良い人間関係を選び、良い考え方をしていく必要があります。
 「朱に交われば赤くなる」といいますが、人間は関わる人や環境に、良くも悪くも大きな影響を受けます。
 それも含めて、私たちは自分の振動数を高めて良いものを引き寄せるためにも、良い人間関係を選び、良い考え方をしていく必要があります。

「振動数」と表現されていますが、要するに”自分を変える”、それも成功に向かって”自分を高める”ということですね。そして、その方法として「付き合う人をかえる」「環境を変える」ことで、相乗効果を得られるということ。人生がうまくいっていない人は、思い切って環境を変えるのもよい方法だと思います。

★お金の波動を感じると人は稼ぎたくなる

 私自身はやってないんだけど、手っ取り早くお金を引き寄せられる方法を教えました。それは、〝お札のにおいを嗅ぐ〟ことです。<中略>
 すると「もっと稼ごう!」って気持ちになって行動します。すると一万円しか持てなかったのが二万円持てるようになって、さらに四万円持てるようになって、そうやって少しずつ自分の器量を大きくしていけばいいんです。
そして器量が大きくなれば、それに応じて波動も大きくなっていきます。その波動が変われば引き寄せるものも変わる。これが「引き寄せの法則」というものなんです。

「お札のにおいを嗅ぐ」というと、「えっ?」って思ってしまいますよね。でも何かの本で、「お金持ちはココロからお金を愛している。手触りや柄や匂いまでも愛している」というのを読んだことがあります。ただ、これはあくまできっかけで、その後の「稼ごう!」という行動につながってはじめて「引き寄せる」のです。やはり「行動」こそが「引き寄せ」のポイントです。

★努力しても出世できない理由とは?

 自分のことばかり考えている人を世間は相手にしません。自分のことばかり考えている人は神様が相手にしないんです。<中略>
 神様からの「引き寄せ」は、成功やしあわせそのものよりも、成功やしあわせにつながる種や知恵が引き寄せられるのです。
 だからつねに自分が良くて、相手が良くて、世間が良くて、神様がマルをくれるような「四方よし」の考え方をしていれば、あなたは必ず出世します。そんな人のことを会社の社長が放っておきませんし、取引先も放っておきませんし、なにより神様が放っておきません。

スピリチュアルな内容ですが、これこそ一人さんの真骨頂。よく自己啓発書でみかける3方良しのwin-win-winだけでなく、神様も「よし!」と言ってくれる「四方よし」の考え方というのがキモです。これ、かなり難しい気がしますが、努力してもうまくいかないというときは、どこかが間違っているんだとまずは気づくことから始めていきたいですね。

★「行動すること」と「勉強すること」は違う

 努力もなしに、ただ「思えば叶う」とか「書いたら実現する」というのはまず、その発想自体が貧しいんです。だから、貧しいものを引き寄せるんだよ。
 この地球という星は「行動の星」です。神様が私たちの魂を、行動を通して成長させるためにつくった〝場〟なのです。
 行動してみてうまくいかなかったら、自分が未熟だということがわかります。だからそこに工夫が生まれたり、人に教わるという行動が生まれたりして、その結果、成長していきます。<中略>
 「言ったことが形になる」っていうのは、言っていると行動したくなります。だから言うことは行動するためのモチベーションとして必要ということにつながります。
 ただ、注意が必要なのは、「行動すること」と「勉強すること」は違うということです。  本を読んだり、講演会や勉強会に出席したりすることで「行動している」〝つもり〟になっている人がいます。でも行動は〝実践〟が伴って初めて価値が生まれるもの。
 いくら本を読んだり、講演会に行ったりして知識を増やしても、それを実践して自分の知恵に変えないと、「本当に行動したこと」にはなりません。

これは本当に耳が痛い(笑)。自己啓発書を読みあさり、たくさんセミナーに参加しても、それだけで成功するはずはないのです。そこから「行動」に移さないと意味がないし、何も変わりません。とにかく行動!「行動の星」は修行の場なのですから。

★「だれかの役に立ちたい」と思ったときに引き寄せるものが変わる

 もしあなたが今、「この状況から抜け出したい」とか、「だれかに助けてもらいたい」と思っているのだとしたら、その問題を解決するよい方法が一つあります。
 それは、「だれかの役に立ちたい」「人を助けたい」と思うことです。<中略>
 「だれかの役に立ちたい」とか「人を助けたい」と思い始めると、あなたの波動が豊かになります。すると同じように「だれかを助けたい」と思う豊かな波動の人を引き寄せたり、引き寄せる出来事そのものが変わったりするのです。

逆説的に聞こえますが、現状を恨んだりだれかを妬んでもなんの役にも立ちません。苦しい状況の中でも「誰かの役に立ちたい」「人を助けたい」と思い、行動することで「引き寄せ」、人生が変わるんですね。

★圧が高いところにエネルギーは流れる

 いいエネルギーを引き寄せられない人、せっかく引き寄せてもすぐに抜けてしまう人には特徴があります。それは「圧」が弱いんです。
 エネルギーは圧が強いほうに流れます。また、圧が弱いとエネルギーを放出します。胃腸が弱い、腰が弱いなど、身体の一部が悪いと、そこからエネルギーが抜けていくんです。<中略>
それで、身体に悪いところはないけどなぜかうまくいかないという人は、「心の圧」が弱いんです。  私はよく「押し出しが大事だよ」と言います。  その〝押し出し〟ってなんですかっていうと、「よし、やるぞ!」っていう心の圧なんですよね。<中略>
 圧が低い人というのは「放出体質」になっているからです。<中略>
 そういう人はまず「よし、やるぞ!」と決めたら、「強気、強気、強気……」とか、「圧、圧、圧……」と口で言うと心の圧が上がります。さらに明るい服を着たり、高そうに見えるものを身に着けたりしていると、自分の心も明るくなりますし、相手にも一目おいて見られるようになりますよ。

要するにモチベーションを高く維持するということでしょうか。
成功へ至るために必要なのは”情熱を持ち続けること”と答える成功者が多くいるそうです。自分で自分に「圧」をかけ続けるとエネルギーが消耗してしまいそうですが、実は逆なんですね。「圧」をかければかけるほど、新たなエネルギーを呼び寄せ、それがまた化学反応を起こす。その連続が成功のスパイラルなのでしょう。ペース配分とか考えずに最初からスパートすればいいのです。

★大我に生きる

 小我が自分勝手で利己的な我のことを言うのに対して、大我というのは神様とつながっている我のことをいいます。
大我とは「真我」のことです。つまり、本当の自分なんです。私たちの魂はもともと神様の分霊であり、もともとは神様とつながった存在でした。  それが生きていく途中で間違った考え方を覚え、真我を見失った状態が小我だともいえます。<中略>
 どうして私が成功できたかというと、大我に基づいて仕事をしてきたからなのです。
 具体的にいうと、「自分がもし神様だとしたら、どういう経営をするだろうか」と考えながら仕事をするわけです。<中略>
 大我で生きていると、大我の人を引き寄せます。大我で仕事をしていると、大我で生きようとしている人が集まってくるのです。<中略>
 それで、大我に目覚めた人は他人に与えてもらうより、人に与えたいと思うようになります。そして競争し合うよりも、協力し合ったほうがいいこともわかるようになるわけです。

先述の「四方よし」ともつながりますが、視点を一段あげてものを見る。視点のフォーカスをもっと大きく広範囲にしてものを考える。なかなかできることではありませんが、少しずつ高く、広く小我から大我へと成長したいものです。おそらくその成長過程がそのまま成功への過程なのではないかと思っています。

感想

◆引き寄せのポイントは行動、そして大我に合わせること

一時期、こちらの本が大ヒットしたので「引き寄せ」という言葉が流行りましたよね。

でも現実には、願っただけで「引き寄せ」て、想いが叶うわけではありません。
もしそれが真実だとしたら、世界中のすべての人が幸せになっていることでしょう。

とはいえ、私は人間には”想いを実現する力”があると信じています。
だって、人間だけが未来を思い描くことができるのだし、そんな能力を無意味に与えられているとはとても思えないからです。

ではどうして多くの人の想いが叶わないのか。
私たちの「引き寄せ」にはどこかに間違いがあるか、何かたらないものがあるのではないかと考えていました。

それで今回、本書でその疑問に対する答えを一人さんにはっきりと教えてもらえ、実にスッキリです。

その答えは「行動する」こと、それも「大我」に合わせて行動することでした。

「みんなが幸せになれるにはどうしたらよいか」「人の役に立つにはどうしたらいいか」
そして、「神様だったらどうするか」と考え行動すること。

非常にスピリチュアルな言い回しですが、一人さんがおっしゃると納得してしまいます。

もし、「神様」という言葉を使わなくても、みんなが得する考え方をベースにした生き方は、一番幸せを引き寄せる生き方だということに反論する人はいないでしょう。

◆「ひらめき」は神様からの贈り物

さて、本書のもうひとつの読みどころは後半、一番弟子の柴村恵美子さんのパートです。

前半が一人さんの「引き寄せのコツ」の解説だとしたら、その実践例とも言えるのが後半の柴村さんのパート。

これがもうすごいの一言。
大我に生きる人の「引き寄せ」とはこれほどすごいものか驚くばかりです。

簡単にご紹介すると・・・

ふとした閃きから、まだ建設もされていないマンションの最上階のペントハウスを買うと決めたのをかわきりに、一人さんと「心を豊かにする会」を結成し、心の修行を続ける中で、月間売り上げ1000万を達成し、最終的には月間売上げ10億円を達成!

そして、5億円のペントハウスをポケットマネーで購入されます。

このストーリーのはじまりは、まだ建設されていない梅田の再開発場所で「ここに住みたい」という閃きからでした。

一人さんは

「〝やってみたい〟って思うこと自体が、神様からのひらめきなんだよ」

とおっしゃっています。

たぶん、閃きも神様から引き寄せたもので、実現可能な「課題」なのでしょう。

「次はこの課題をやってみな、達成できたら次のステージに行けるよ」、って感じで出題してくれているのかもしれません。

しかもかなりの頻度で。

ただ、それを夢物語だと決めつけて、私たちは「課題」に取り組むことすら最初から諦めているのではないかという気がしてしまいました。

ある自己啓発書で、「我々人間は実現可能なことしか思い描けない」というのを読んだことがあります。

一瞬のひらめきを”自分に与えられた課題”ととらえることがすべてのスタートなのかもしれません。

◆本当の覚悟

そして、そのひらめきを現実にできるかどうか。

その成否の鍵は「覚悟」、それも「なにがあっても自分の責任」と決める「本当の覚悟」だそうです。

実際、「課題」に対して、私たちができることは一生懸命に取り組むことしかありません。

体を動かし、頭を使い、試行錯誤していくしかないのです。

絶対なる積極
絶対なる肯定
いつでもどこでも命がけ

これは一人さんが何十年も前につくった「斎藤一人の詩」だそうですが、事に臨む姿勢と覚悟がわかります。

夢を追いかけている皆さん、命かけてますか?
正直私はそこまでの覚悟はなかったなと自分の未熟さを反省しております(だからいつまでたっても弱小ブロガーなんだ・・・)。

よし、命がけでがんばって大いなる「引き寄せ」を実現するぞ!

目次

はじめに
第1章 あなたの望みを引き寄せる生き方(斎藤一人)
第2章 いいものを引き寄せ、悪いものを引き寄せない法(斎藤一人)
第3章 豊かさを引き寄せる旅路(柴村恵美子)
第4章 百発百中で引き寄せる方法(柴村恵美子)

CD 大実業家になる法 (Kindle版ではCDの内容が文章で収録されています)

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