おはようございます、一龍です。
今日ご紹介するのは久々にマインドマップ本。
しばらくマインドマップを書いていうちに、デジタルデバイスの普及とともにマインドマップはさらにパワーアップしてましたよ。
目からウロコのデジタルマインドマップ活用術、その一端をご紹介します。
はじめに
本書はマインドマップをiPhoneやiPadなどのタブレットを使って制作、活用するための解説書です。
使用しているのはトニー・ブザン公認アプリであるこちらのアプリ
そしてフル機能の有料版
このアプリを使っての、iPadでの作成方法を本書前半で詳しく解説するとともに、後半ではデジタルならではの活用方法を紹介しています。
デジタルならではのメリットと活用法に「おおっ!」となったので、その一端をご紹介します。
デジタルマインドマップのポイント&感想
★デジタルならではのメリット
以前、フォトリーディングを練習していた頃は、私もマインドマップをよく書いていました。
しかし、その有効性は感じつつも、いつの間にか書かなくなってしまいました。
その理由をいくつか挙げると、
作成に時間がかかること。絵が下手なこと。書き直しや編集ができないこと。完成したマインドマップの管理が煩雑なこと・・・等々。
おそらくマインドマップに挫折した人は私と同じことを感じていた人も多いと思います。
しかし、本書で紹介されているデジタルマインドマップの特徴を読んでビックリ
デジタル版マインドマップの優れた特徴
-
- 自動でカラーやレイアウトを調整してくれる
- 字や絵が下手でも綺麗なマップがかける
- 何度でも書き直し(編集)ができる
- 用紙のサイズに縛られずにアイデアをどんどん拡げられる
- 管理や共有が簡単にできる
- いろいろなデータ形式にして二次利用できる
- 職場では手書きよりパソコンの方が受け入れられやすい
そうか、デジタル版なら私が感じていた手書きマインドマップの欠点をほとんどカバーしてくれているじゃないですか!
★目からウロコのマインドマップ活用法
本書後半ではデジタルマインドマップの活用法を多数紹介してくれています。
例えば、こちらはToDoリスト。
そしてこちらは週間計画や夏の旅行計画。
こういうのって「紙のマインドマップでいいやん」と思うでしょ。
でもデジタルだとToDoをあとから加えたり削除したり、旅行の計画を変更したりと”編集”が簡単。
それに変更した最新のものを、クラウドやメールを使ってみんなで共有することも簡単。
さらにいうと、iPhoneやiPadで携帯して、いつでも見られるんですよね。
こういったデジタルならではの使い方、活用方法が満載の本書なのですが、一番目からウロコだったのが学習に活用する方法。
いくつか学習に活用する方法が紹介されている中でも、
テキストの色と背景色を同じにして消えたキーワードを思い出すことで暗記の練習をする
というテクは「そんな使い方ができるのか!」と驚きでした。
まるで、受験生のときによく使ったチェックシートじゃないですか。
それにデジタルなら、写真や図の画像データも貼付けられるわけですから、かなりノートとしての完成度も高められ、自分なりのアレンジもできますね。
大人の資格試験用ノートとしても使えそうです。
ともあれ、無料版のアプリも用意されているので、まずは試してみてはいかがでしょう。
ということで紙のマインドマップに挫折した方も、これから入門する方も、参考にしてみてください。
本書はDiscver21社様から献本していただきました。
ありがとうございました。
目次
はじめに
CHAPTER 1 iPadでマインドマップをはじめよう
CHAPTER 2 iPadでマインドマップのかき方をマスターしよう
CHAPTER 3 マインドマップを活用しよう
CHAPTER 4 iPadならではの機能を活用しよう
CHAPTER 5 ほかのマッピングアプリでもマインドマップをかいてみよう
付録
関連アプリ
本書で紹介されているiMindMap以外のマインドマップ作成アプリ
本書で紹介されているマインドマップ作成に役立つ便利な周辺アプリ
関連書籍
本書巻末で紹介されている参考文献の中からいくつかをピックアップして掲載しておきます。