
こんにちは、一龍あらため、旅とガジェット好きの読書屋ことなおさん(@ichiryuu)です。
今日ご紹介するのは、
斎藤一人(著)『仕事と人生』SBクリエイティブ
です。
斎藤一人さんは僕が大好きな著者であり、実業家。
僕も多大な影響を受けてきました。
現役の実業家の中で、もっとも会ってみたい、しかし全くメディアの前に登場されない方でもあります。
その斎藤一人さんが「今までみんなに伝えたかったことを全部、書きました」と言っているのが最新刊の本書。
では早速、気になるポイントの読書メモをシェア!
斎藤一人(著)『仕事と人生』:読書メモ
★夢や目標は、大きくなんてなくていい
夢というのは、自分のために見るものだからね。ワクワクすること、楽しいことを夢にすべきなんです。この「楽しいこと」こそ、自分の「使命」なんだよね。
がんばって仕事をすることを使命だと思ってやっている人がいるけど、そうじゃないの。
「使命」なんて、大げさに考えなくていい。仕事をして、その後の楽しいことを「使命」にすればいいだけ。
★「妄想の達人」は、すべてを手に入れる
(考え方を)良い方向へ変換してみることだよ。人間て、放っておくと、不安になるのが普通なの。だから、意識的に「いいほう」へ心の舵を切ることが大切なんだよね。
仕事でもさ、ワクワクするようなうまくいってる自分の姿を妄想することだよ。
そして、ここからが大切なんだけど、「いい妄想」しているときは、くれぐれも「これは妄想だ」なんて思わないことだよ。
夢を叶える潜在意識は、現実と妄想の区別がつかないものだからね。だから楽しい妄想心がけることです。
★うまくいかないのは何かが間違っている
失敗が続いたり、苦労が続いたりしたときは、今やっている働き方を見つめ直すことが大切だよ。
これは、今の仕事で「何かが間違っている」というサインだからね。今までやり方をずっと変えずにいたり、観点が違うのに同じやり方を繰り返していたり・・・。何か思い当たる間違いはないかな?
いちばんよくないのはね、「間違った答え」を変えないで、そのまま通そうとすること。間違っていることに気づいて、改良する。それでもダメなら、さらに改良を重ねる。いろんなことを試して、うまくいくまでやり続ける。
日々、いろいろなことを改善しながら働く。すると、いつか必ず仕事は向上していくんです。
★この一言が、「自信がない」の特効薬になる
まずは、「自分を許します」って、言葉にしてごらん。
ダメな自分、どうしようもない自分を認めて、許してあげるの。言葉に出して10回でも100回でも言ってみる。
人生は、修行だからね。間違いを失敗は、必ずあります。それに気づいて、少しずつ改良していけばいいだけなんです。何かに挑戦したのなら、失敗じゃないよ。失敗っていうのは、何も行動しないことを言うんです。
★「努力」と「根性」の時代はもうおしまい
20世紀は、革命や戦争によって、「力」や「根性」の時代でした。力で押さえつけて、根性でそれを乗り切ってきた。今、社会問題になっているパワハラやセクハラなどは、かつての時代の名残なんだね。
でも、仕事も人生も、力でどうにかする時代は終わったんです。
大体、2000年周期で、人類のテーマが変わる。21世紀に入って、「力」から「心」の時代に入ったんだよ。すぐには変わらないけど、だんだんと「心」が大事になっていく。
心の時代って、人の情、つまりは「人情」なんだよね。
元号も平成から令和に変わって、心の時代から、さらに豊かな心の時代になってきた。これからはさ、どんな仕事をするにしても、豊かな心でいることだよ。
これからの令和の時代は、心が豊かじゃないと、音がつかめない。
お金も仕事も大切だけど、心を磨くことが何より大事だからね。
★敵が出てきたら「とにかく真似る」が勝ち
ライバルが出てきたら、さらに楽しくなる。いいかい、最大のライバルが出てきたときは、「自分も同じことをやる」で決まりだよ。
★「天に好かれるお金持ち」になれ
まず、自分の人生で「今以上にお金を引き寄せたい」と思う人は、仕事を楽しむことだよ。お金を生み出すのは、仕事だからね。「仕事が楽しい」って言えばいいの。仕事の神様である指導霊が、あなたの上に押し上げてくれるからね。
いい仕事をしていれば、お金は必ず入ってくる。
豊かになりたかったら、仕事を楽しめばいいんだよ。
お金だけに固執した人生は、絶対にうまくいかないんだよ。
それから、今、お金持ちではなくても、ひがまないことだよ。ひがんでいるうちは、お金は集まってこないんです。
反対に、お金があっても威張らないこと。お金があると、自分が偉くなったと勘違いして、威張る人が多いの。
★神様は親機、人間は子機
神様に可愛がられる人になる。すると、うまくいくようになっているんだよ。
まずは、自分は神の子だと思うことです。電話で言うと、神様が親機で、人間は子機。人間は、神様の分身なんです。
自分が神様の子供だと思うと、自分を大事にして、敬う心が生まれてくる。自分を否定したり、ダメ出ししたりするなんて、できないんです。
斎藤一人(著)『仕事と人生』:感想
◆仕事を楽しむことがすべての基本
いかがだったでしょうか。
もし、斎藤一人さんの本に今回初めて触れるという方や、スピリチュアル系が苦手な方はちょっと面食らうかもしれません。
一人さんの哲学には神様が必ず登場します。
一応本書内でも書かれていますが、一人さんのいう神様というのはこの宇宙の創造主を想定されているとのことです。
俗に言うサムシンググレート的な存在だと思ってもいいんだと思います。
僕は神様に会ったこともないし、一人さんのような不思議な体験もしたことはないですが、常に「生かされている」という感覚はあります。
深刻な病気に気が付かせてくれたし、名医にも出会わせてくれた経験からですが、何かしら大きな存在というのはおそらくあるんだと思っています。
でないと、例えば仕事にしてもたかが人間一人の努力で、そうそう大きな成果なんて得られませんよ。
きっと、なにか歯車がきちっとあう瞬間が会って、何者かの力を得てグイグイ伸びる時期ってありますよね。
そういうパワーで後押ししてもらえるのは
神様からメッセージを受け取るためには、絶対的な法則があるんです。それは自分が楽しんでワクワクすること。
というふうに一人さんは言っています。
かなりスピリチュアルではありますが、こればっかりは実践して体験しないとわからないでしょう。
ただ、考えてみてください。
神様云々関係なく、仕事を楽しむことって素晴らしいじゃないですか。
人生の3分の1くらいは仕事に時間をあてているわけですから、それが楽しいことであるってそれだけで幸せですよね。
試して観る価値は十分にあります。
◆令和時代の働き方
今まで一人さんの本はたくさん読んできましたが、時代ともに一人さんの説く仕事論も少しずつ変化してきています。
特に最新刊である本書では、令和時代の働き方として、AIを意識された内容が入ってきました。
それによると、今後は「心の時代」になるといいます。
そして、「ひらめきやアイデアが豊かな成果を生み出す」といいます。
まさにこの「ひらめきやアイデア」は人間がAIに勝負すべき土俵。
世間ではAIに仕事を奪われるのではないかと戦々恐々としている方も大勢いますが、絶対にAIに奪われないとハッキリしているのは、この「ひらめきやアイデア」の「0を1にする」分野です。
そしてその分野で活躍したいなら、「心豊かに生きる」ことが重要ですよね。
もうすでに「働き方改革」なんて言葉も登場し、労働を取り巻く環境のいまは過渡期だと実感しますが、この先に待っているものは人間がさらに人間らしく生きることが求められる時代だと思います。
◆楽しいから成功する
最後に、本書巻末に特別付録として斎藤一人さん書き下ろし「大成功」カードがついています。
今現在、ブラック企業で物凄くストレスを感じている。
あるいは今の自分の仕事があっていないという人。
一人さんが本書で言うようにまずは楽しくなるような工夫をしてみてください。
そしてもしどうしてもダメなら、さっさと逃げちゃいましょう。
「努力」と「根性」の時代はもう終わりました。
「楽しい」をひとつの人生の指標にしようではありませんか。
そのために僕はこの「大成功」カードを常に目につくところに置くことにしました。
新しい時代の楽しい働き方をして、神様に好かれましょう。

本書はSBクリエイティブ様からご恵贈いただきました。
ありがとうございました。
目次
はじめに
第1章 一人さんがたどり着いた仕事と人生でいちばん大切なこと
第2章 令和を生きる人の働き方の極意
第3章 仕事と人生が劇的に好転する心得
第4章 お金から仕事と人生を学ぶ
第5章 神様を信じる人はどんどんよくなる
おわりに
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