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やれば誰でもできるようになる!【英語】安河内哲也(著)『350万人が学んだ人気講師の勉強の手帳 英語編』 あさ出版

おはようございます、「会話は気合いだ!」と思っている一龍(@ichiryuu)です。

さて今日は、安河内先生の英語勉強本をご紹介。
CMでご存知の方も多いと思いますが、CMのとおり、本でも熱い方です。

【目次】
はじめに
Part1 「やる気」を高める!
Part2 英語の勉強を続ける!
Part3 勉強方を工夫する!
Part4 文法をマスターする!語彙を増やす!
Part5 リーディング/読む力を伸ばす!
Part6 リスニング/聞く力を伸ばす!
Part7 スピーキング/話す力を伸ばす!
Part8 ライティング/書く力を伸ばす!
Part9 TOEICテストのポイントを押さえる!

【ポイント&レバレッジメモ】

★自分の発音を録音して聞け!そして発音を改善せよ!

私の場合、スマートフォンの録音機能を使って自分の発音を録音し、ネイティブスピーカーの発音と比べて修正しています。
ネイティブスピーカーと自分の音声を比べるときには、まず、レコーダーの録音をスタートして、プレーヤーのスピーカーからネイティブスピーカーの音声を流します。
一文が終わったら、いったんプレーヤーの音声をストップして、今度は、自分で先ほどのネイティブの真似をしながら発音します。これの繰り返しです。
こうやって録音したものを聞けば、自分の音声とネイティブスピーカーの音声とを並列に比較することができます。また、発音・イントネーションへの意識も高まります。

★外来語の発音をマスターしろ!それだけで話せる語彙がものすごく増える!

私たちは、驚くほどたくさんの外来語を日常会話に取り入れて使っています。
英単語を覚えるのが苦手な人は、このような単語から勉強してみると、簡単にボキャブラリーを増やすことができ、表現の幅がぐっと広がるでしょう。
例えば、「バニラ」であれば、英語の発音を覚えるだけでいいのです。<中略>新しく意味を覚えなくても、発音を矯正するだけで使える英語はたくさんあります。
これらは正しい英語の発音を知らないというだけで通じない、とてももったいない英語なのです。
(主な外来語については本書を参照)

★精読と多読で使う英文のレベルを変えろ!

初学者の方は、精読と繰り返しを重視して、レベルが上がっていくにつれて多読を増やします。<中略>
自分の学習レベルを引き上げるための勉強が精読です。自分の学習レベルよりも少し高いレベルの英文を使い、時間をかけて学んでください。
多読は、多くの英語を「読書」として速く読みます。知らない単語は意味を推測しながら、読んでいきます。辞書も使わずに読むので、使用教材は使い捨てるものだと思ってください。

★英文の理解力を高めるためには、日本語の本も読め!

私たちは、英語でも、日本語でも、文章を読むときは、予備知識を使いながら内容を推測して読んでいます。書かれているテーマの背景を知っている英文だと、多少知らない表現や単語が出てきても、推測して読み進めることができます。<中略>予備知識は、読解力の一部なのです。<中略>
一気に知識を増やすには、母語の日本語を使うのが便利です。自分が英語で読めるようになりたい分野の予備知識を、日本語の本を読んで、まず頭に入れておくわけです。

★電話の会話に強くなるには定番の表現を知っておけ!

日本語の「もしもし」は、Hello.「待ってください」はHold on.「話し中」はThe line is busy.など、電話に特有の表現もいろいろありますから、しっかり勉強して表現を覚えましょう。
そして何よりも大切なのが、外国人の”テル友”をつくることです。気軽に電話で会話できる友達がいれば、おのずと会話が上達していきます。
(代表的な電話表現は本書を参照)

★「明るいl」と「暗いl」を区別しろ!

lには「明るいl」と「暗いl」の2種類があります。
まず、「明るいl」は、lの後に母音が続く発音です。この音は上の歯茎にしっかり舌を押しつけ、舌を下ろすのがこの「明るいl」の発音になります。<中略>
「暗いl」は上の歯茎に舌をつけ「ウッ」と発音し、不発に終わる暗い感じになります。日本語の「ラリルレロ」より、「ウ」に近い音です。
日本語のように、最後をはっきり母音で止めないように気をつけましょう。

★クラウドサービスを活用して、どこでも使える「英会話ポケット」をつくれ!

自分の周辺の事柄について英語で話すことができるよう台本をつくりましょう。
まずは自分で英文を書いて英作文添削サイトに提出します。そして添削されて戻ってきた英文をDropbox、Evernoteのようなクラウドサービスに保存しておきましょう。そのようにしておけば、スマートフォンやタブレットPCなどの携帯端末で英文をいつもチェックできます。実際に使ったら、チョコチョコと修正をし、台本をパワーアップすることもできます。

★まずは伝えたいことをとことんシンプルな日本語にしろ!

日本語を英語に訳す場合にはもっと柔軟に発想することが大切です。表面上の単語ではなく、全体で何を伝えたいかに注目するのです。<中略>
重要なのはサクッと意味の通じる、簡単に英訳できる日本語に変換することです。
この訓練を繰り返すと、徐々に英語でもダイレクトに表現することにも慣れてきます。

【感想など】
当ブログでも以前紹介したことがある安河内先生。

参考記事

www.s-ichiryuu.com

本書はこのシリーズの最新刊です。
しかも今回のテーマは英語!

英語の人気講師である安河内先生の英語勉強本とあっては期待しないわけにはいきません。

帯にあるように、 受かる!読める!聞ける!書ける!話せる! ようになるための英語勉強法88が紹介されています。

今回の【ポイント&レバレッジメモ】では、この中からワタクシが気になったものをピックアップしましたが、どこがポイントになるかは人それぞれですので、自分が弱点だと思う分野を中心に読むと良いと思います。

また、非常に工夫されているなぁと感心したのがこの本の作り。

CDがついています。

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このCDには何が入っているかというと・・・

勉強法は見開き1テーマで紹介されていて

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その左上の見出しに

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各テーマが英語と日本語訳で書かれています。
この英文のネイティブによる発音と、安河内先生の和訳と解説がCDに入っています。

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この見出しの英文、かなり重要な構文や熟語を使って書かれており、その解説が右下に書かれています。

本書を読んだ後、このCDを使ってディクテーションやシャドーイングをするとかなり英語力がつくと思います。

ワタクシのオススメは早口言葉です(笑)。これマジムリだぁ〜

さて、本書のないようについて。
テレビCMでおなじみのこのセリフ

英語なんて言葉なんだ。やれば誰でもできるようになる!

まずこれ、真理です。

つべこべ言わず、疑いは持たず、そうなんだと信じてください。
そこから語学の勉強は始まると思います。

だって、そうでしょう、ワタクシは英語できないけど、じゃあ英語圏に住んで英語をしゃべっている人たちがみんなワタクシより頭がいいかと言えばそんなことはない。

生まれてから成長する中で自然と英語を使えるようになっただけ。
同じ経験をすれば日本人だって英語ができるようになるに決まっています。

ただ、社会人(学生もそうだが)にとって、赤ちゃんが言語を習得する過程をそのまま疑似体験するのは非常に効率が悪い。

それに、日本人にとっては発音とか聞き取りとか、たくさん練習をするだけではなかなかうまくならないものもある。

だから工夫して勉強しましょう、そして、こうしたらいいですよ。

というのが本書の、安河内先生の根底にある主張です。

また、個人的に面白かったのはスピーキングに関する分野。

かなりメンタルな部分を強調した内容のものが多かったのです。

「メンタルバリアをぶち壊せ!」、「自分の発音に誇りを持て!」、「大きな声で話すことが大切だ!」

そうなんですよね、これってまさに「英語なんて言葉なんだ!」を裏付けています。
コミュニケーションツールなんだから、話す英語の正しさや発音も重要ですが一番大切なのは”気合い”

「なんでオレの言うことが理解できへんねん!わからんかい、ボケ!」ぐらいの力強さが大切。

なのに、日本人は大事なところでモジモジしてしまって・・・。
同じアジアの国でも、某大国の方々はどこに行っても大きな声で話してますよね。

マナー悪いなといつも思うのですが、あれって国際社会では大切なのかもしれません。

あっ、もちろん正しい英語、正しい発音は凄く大事なので勉強しましょうね。

本書の最後の章では、TOEICテストのアドバイスもあります。
TOEIC試験を受けなければならない人も必読かと。

英語学習の弱点克服法が必ず見つかる!
オススメです。

本書はあさ出版社様から献本していただきました。
ありがとうございました。

【関連書籍】
本書内で紹介・推薦されている英語参考書

留学も英会話学校もヒアリングテープも役に立たない。アメリカの大学で英語を教える著者が悪戦苦闘と試行錯誤の末に会得した英会話上達の秘訣を伝授。

本教材では、CNNのリスニング上達に最も効果的な「区切り聞き」を応用した練習を行います。「区切り聞き」は、もともとは同時通訳の訓練でその効果が知られるようになったものですが、初・中級者のトレーニングにも非常に役立つ方法です。
「区切り聞き」練習は、情報・意味のブロックごとに分けられた英文を、ひとつずつ「順送りに理解する」ことに重点を置いています。すなわち、ひとつずつしっかり集中して英語を聞き取るとともに、英語の語順どおりに文章を理解できるようになる訓練なのです。
したがって、「区切り聞き」練習を続ければ、速聴・速解能力(素早く聞き取って、すぐに内容を理解する能力)が向上します。
「ナチュラルスピード」のCNNにも、やがて付いていけるようになるはずです。

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