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堀江貴文 , 西野亮廣 (著)『バカとつき合うな』徳間書店【本の紹介】人生は短い、”バカ”に取られる時間はない

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こんにちは、一龍(@ichiryuu)です。

今日ご紹介するのは、堀江貴文 , 西野亮廣 (著)『バカとつき合うな』です。 

先週、西野亮廣さんの著書、『革命のファンファーレ』『新世界』の2冊を続けて紹介しましたので、その流れで今回は堀江貴文さんとの共著である本書をとなあげます。

正直言って堀江貴文さんの言説には個人的に多分に引くところがあって、当ブログでもあまり紹介していませんが、本書には共感できる部分も多々ありました。

というとこで今回は僕が共感できた”バカ”について読書メモをシェア!

 

『バカとつき合うな』読書メモ

★バカばっかりの環境に居続けるバカ

 環境に従うしかないと思っている人の多くは、いまの環境以外にいる自分を想像できていない。想像力が足りないんじゃないかなと思います。
 想像力って、生まれ持った能力とかではない。想像できないというのは、単に情報を持っていないことにすぎない。情報がないから、想像力もないんです。
 情報を取りにいくことに消極的で、運任せで、その結果、想像力がない人。ぼくはそういう人を、バカと呼びます。

★ひとつの仕事で一生やっていこうとするバカ

 

 ひとつの仕事で一生を生き抜くなんて、天才にしかできない生き方です。

 たまたま、数十年前の高度成長期に、終身雇用幻想が実現する「例外的な時代」がたしかにあった。厄介なのは、その時代を経験した上世代が、それが「例外的な時代」だったことに無自覚だというとこです。だから下の世代に向けて「大学を出て会社に就職しなさい」と言いつづけてしまう。
 自分がたまたま恵まれていただけという自覚がないのは、バカです。つまり現代人は、そういうバカの塊を、上世代として持っているわけです。バカと付き合うな。

★人生の配分ができないバカ

 

 多くの人は、人生の時間を、なににどれくらい投じるかについて、主体的に選択していません。

 

 人生とはなにか。人生とは単純に、時間のことです。

 人生の時間を仮に80年とするなら、そのうち60年に近い期間、つまり人生の4分の3を、学校と労働に明け渡す。
 それ、長すぎませんか? 自分で考えて納得した配分ですか?

 そして、学校や企業は、あなたの時間の主導権を握ります。
「1週間のうち月曜から金曜を、1日のうち9時から18時までを、こちらに譲り渡しなさい」。そうやって、あなたの時間の使い方を、あなたより先に決めてしまう。
 牛肉で言えば、サーロインとかヒレとかの美味しい部位を先に、企業が取っていくわけです。残っているのは内蔵。いわゆるホルモン(語源は大阪弁の「ほる=捨てる」もの)ですよね。残り物しか自分のものにならなくて、それだけが「自分の自由な時間」。
 つまり、「他者に時間の主導権を握られている人」にとってのプライベートって、ホルモンなんです。

★無自覚に人の時間を奪うバカ

 

 自分が時間を取られることに鈍感になるうちに、人の時間を取ることにも鈍感になっていくこと。人の時間を奪うことに鈍感な人間が多すぎる。

 たとえば、電話をかけてくるバカ。
 電話は、他人の時間に割り込みをするツールです。あなたが電話をかけるとき、相手は必ずなにか他のことをしています。〈中略〉電話は、その時間に強制的に割り込んで、その集中を途切れさせるんです。
〈中略〉簡単に他人に電話をかけるという時点で、そいつは他人の時間を奪っていることに無自覚なバカということ。そんな人間とは仕事をしたくありません。

★善意なら何でもありのバカ

 

 善意のバカは本当に嫌いです。本当にタチが悪い。
 バカにもいろいろあるけど、自分がいいことをしていると信じて疑っていないから、なにを言っても耳を貸さない。つまり、バカの中でも止めようのないバカという意味で最悪です。

 

 いいことをするときは、ふだん以上に慎重にならなければいけないと思っています。
 空回りをした独善じゃなくて、ちゃんと人のためになる独善になるように。思考停止しないように。なぜなら、それだけ善は怖いものでもあるからです。

★孤独を怖がるバカ

 

 あなたが本当にやりたいことをやって、自分の時間を生きていたら、それにふさわしい「自分の人間関係」は、自然とできてくるものです。もっとも、自分の時間を生きている人に、孤独を恐れている人なんて見たことがないですけどね。西野くんなんて明らかにそうでしょ。でもそういう人にかぎって、その人を慕う仲間に囲まれている。
 裏を返せば、やりたくない仕事を嫌々やって、押し付けられた他人の時間を生きていくほうが、まわりに同じような人が一見多そうに見えても、実は孤独リスクが高いルート。そういうことでしょう。
 「自分の時間」はあなたを守る。一方、「他人の時間」は、あなたを守らないどころか、最終的に孤独に追いやるのかもしれない。

★空気を読むバカ

 

 ”世間一般でいうところの「空気を読めるヤツ」”は、意思決定を大衆に委ねてしまっているので、おかげで、信用することができません。
 信じてついていったら、タイタニック号に乗せられてしまうことがあるからです。
 本来、「空気を読む」というのは「対局を見て、意思を決定する」という意味で、船の航路、積み荷のバランス、残りの燃料、船長の腕・・・それらすべてを見たうえで、自分が乗り込む船を選ぶ作業であるはずです。
 ですが、いまは、誰もその意味で使っておらず、ただただ多数派側について「俺は空気が読める!」「アイツは空気が読めない!」を議論しているので、ビックリするぐらいバカなんだと思います。

感想

 

◆自分の軸、価値観に基づいた判断。それができないのが”バカ”

西野亮廣さんはともかく、堀江貴文さんに関しては相変わらず歯に衣着せぬ言動で、「ああ、そこまで言っちゃう?」って感じですが、おっしゃっていることはすごく納得できるんですよ。

一括りにして”バカ”と表現しているのでどうかと思いますが、本書でいう”バカ”とは要するに、思考停止している人、あるいは判断基準である自己がなく、物事の判断基準を自分の周りの”常識”と呼ばれている価値観や、自分の周囲にいる人達の多数意見においている人ということ。

ほんとうにこういう人が世の中に多い!

そして、自分の頭で考えて、軸というか価値観をしっかり持ってしまうと、とにかく本書で言う”バカ”な人たちがまとわりつく感じが鬱陶しくて生きにくいことに気づくはずです。

例えば僕は大病してから人生の残りの時間にすごく敏感になったため、平気で時間を奪っていく人がものすごく嫌い。

その最たるものが電話だったりしますが、これって職場だと出ない訳にはいかない。
その都度仕事が中断されて、本当に嫌でした。

ちなみに、独立した今もプライベートで電話をかけてくる人がいますが、そういった人たちがガラケーユーザー100%というのはなにか象徴的です。

また、西野亮廣さんが挙げている善意のバカは最悪です。

僕が退職独立すると決めてからというもの、「あなたのことを思って言っているんです」というスタンスの独立を諦めさせるための説得がどれだけ僕の時間を奪ったか。

いずれ別のエントリーで書きたいと思いますが、正直言って「独立準備の時間を1分でも増やしたいときに迷惑以外の何物でもない!」と、ブチ切れていました。
「僕のことを本当に思ってくれるのなら、どうかほっといてくれ」と。

で、退職を思い留まらせようとした人たちがみんな、高度経済成長期経験者だったことも象徴的です。

時代はどんどん変わっているんです。

日本の「和をもって尊しとなす」という文化は僕は大好きです。
ただ、個人の生き方はますます多様化しています。

人に合わせていたら、それだけで人生終わってしまいかねません。

あなたに実現したい夢があるなら、そのためにまず時間を確保したいなら、まず意識しないといけないのは「バカとつき合うな」ということです。

バカとつき合うな

目次

第1章 バカはもっともらしい顔でやって来る。
01 バカばっかりの環境に居続けるバカ(堀江貴文)
02 人と同じことをやりたがるバカ(西野亮廣)
03 学校を盲信するバカ(堀江)
04 目的とアプローチがずれているバカ(西野)
05 我慢を美徳にしたがるバカ(堀江)
06 未熟なのに勘に頼るバカ(西野)
07 欲望する力を失っているバカ(堀江)
08 「自分の常識」を平気で振りかざすバカ(西野)
09 機械の代わりを進んでやるバカ(堀江)
10 付き合いを強要するバカ(西野)
11 ひとつの仕事で一生やっていこうとするバカ(堀江)
12 先に設計図を描きすぎるバカ(西野)
第2章 バカになにを言ったところで無駄。ムキになるな!
13 にわかを否定するバカ(西野)
14 人生の配分ができないバカ(堀江)
15 新しさばかり追求するバカ(西野)
16 無自覚に人の時間を奪うバカ(堀江)
17 善意なら何でもありのバカ(西野)
18 マナーを重んじて消耗するバカ(堀江)
19 自分は老害にならないと思っているバカ(西野)
20 孤独を怖がるバカ(堀江)
21 一貫性にこだわるバカ(西野)
22 未来に縛られるバカ(堀江)
23 空気を読むバカ(西野)
24 バカを笑って、自分は棚上げのバカ(堀江)
第3章 ふたつの「バカ」
25 西野亮廣という「バカ」(堀江)
26 堀江貴文という「バカ」(西野)
27 ぼくは「バカ」(堀江)
28 ぼくも「バカ」(西野)

関連書籍

 

西野亮廣さんの著書


 

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新世界
西野 亮廣
KADOKAWA
2018-11-16


 

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10年後の仕事図鑑
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2018-04-05


 

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