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メンタリストDaiGo(著)『ストレスを操るメンタル強化術』KADOKAWA【本の紹介】ストレスをポジティブなエネルギーに変えて成長する方法

メンタリストDaiGo(著)『ストレスを操るメンタル強化術』KADOKAWA【本の紹介】ストレスをポジティブなエネルギーに変えて成長する方法

こんにちは、一龍あらため、旅とガジェット好きの読書屋ことなおさん(@ichiryuu)です。

今日ご紹介するのは

メンタリストDaiGo(著)『ストレスを操るメンタル強化術』KADOKAWA

です。

このタイトルを見て、「メンタリストはストレスも操るのか」と、ちょっと驚きましたが、

本書は

メンタルが弱い人だからこそ持っているリソースを使って、無理なく強いメンタルを手に入れられるメソッドを提案

するというもの。
そしてそのリソースが

・ストレス
・失敗と挫折
・内向的な性格

の3つというのですから更に驚き。

通常は、ネガティブな意味付けをされがちなこれらの要素こそが、メンタルを強くする上での味方となり、武器となる。

というメンタリストのメソッドはかなり気になります。

今回はこの3つのリソースのうち、「ストレス」に関する部分を読書メモにまとめました。

では早速、気になるポイントの読書メモをシェア!

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メンタリストDaiGo(著)『ストレスを操るメンタル強化術』読書メモ

★ストレスを味方につける超シンプルな方法

「ストレスは心や体に害があるもの」と考えるのではなくて、「ストレスが自分に成長をもたらしてくれる」と考えること

→「マインドセット」を変えることで、ストレスの質が変わる

★ストレス反応からポジティブな感情を引き出す2つの対処法

エモーショナル・ディスクロージャー

 まず1つ目は、心理学で「エモーショナル・ディスクロージャー」と呼ばれる手法です。これは、ストレスを感じるようなイヤなこと、辛いことが起きたら、自分の感情をありのままに吐き出すというものです。誰かに愚痴を聞いてもらうのでもいいですが、第1章で紹介したエクスプレッシブ・ライティングのように感情をそのまま紙に書き出すのがおすすめです。

他人への怒りを成長エネルギーに変える

 「いつか見返してやる」と考えて、怒りを成長のエネルギーに変えるようにしましょう。そのために、具体的なイメージをすることです。怒りの量に合わせて、自分の中にある燃料タンクの残量ゲージが上昇する。あるいは、タンクの中にガソリンが注ぎ込まれる様子をイメージするのです。このイメージを持つことによって、ストレスを与えてくる他者を、行動のためのエネルギーに変換し、怒りや屈辱といった感情にとらわれることがなくなります。

★自分を変えるマインドセット介入の実践方法

成功ストーリーの感想を自分の言葉で紙に書く

 成功ストーリーや自己啓発本を、読んで終わりにするのではなく、そこから得た「人は成長できる。自分もこういうふうにしたら成功できるんだ」といった実感を、自分の言葉に落とし込むこと。ほんの数分でできるエクササイズですが、これを実践し始めると、長期的に自分の考え方やマインドセットを変えていくことができるのです。

ストレスを数値化して活用する

 サイクルは1週間に一回程度でいいので、自分が感じているストレスを数値化してその推移を見るのです。
 ストレスの限界レベルを10、ほぼ気にならないレベルを1として、例えば第1週の人間関係のストレスが9だったとしましょう。それでもがんばって、「ストレスは自分の役に立つ」という考え方で1週間を乗り切ったら、第2週には8ぐらいになった。もう1週間たったら6になり、さらに5となって・・・というように、自分の中でのストレスの経過をチェックしていくのです。

苦手な人、イヤな相手は利用価値が高い

 自分のストレス要因になっている苦手な人、イヤな相手を、「ストレスを与えてくれる人」と言い換えてみるのです。もちろん、心の中でです。
 この言い換えだけで、「ストレスを与えてくれる人がいるおかげで、ストレスを活用する練習ができる」、という考え方ができるようになります。
 別の言い方をすると、苦手な人、嫌な人を利用することによって、ストレスを強みに変えることができるということです。

★強いストレスは3ステップでエネルギーに転換できる

ステップ1:ストレスが自分にかかったことを認識すること。その上で、「自分は今、ストレスを感じて、体がこういう反応をしている」と考える

ステップ2:ストレス要因に脅かされている自分にとっての大事なものはなんなのか、具体的に自身に問いかけてみる

ステップ3:ストレスのエネルギーを利用して、自分の大事なものを守るために何ができるのかを考える

★ストレスを行動力に変える一言

 ストレスがたまっていると感じたときに、それを口に出すのです。  「あ、やっべー、ストレスたまる!」  という感じで、楽しそうに言うのがコツです。これを、できれば恥ずかしがらずに人前でもやってみましょう。  これをやるのは、最初は周りからどう思われるかが気になるかもしれません。  でも、妙にテンションが上がって、何か行動したくなるはずです。おそらく、楽しそうに声を出すことで、体が「勘違い」をして意欲が湧いてくるのでしょう。行動を起こしたくなる分、不安は減ります。  この方法も、ストレスを受けていることを口に出して言い、客観的に認識することでうまく活用できるようになる、というのがキモです。

★日記には自分が大切にしている「価値」を書く

 価値観日記をつけるのもオススメです。  これまで私は、「今日のよかったこと」を3つ書く日記、スリー・グッド・シングス(3 Good Things)をおすすめしてきました。  この日記に、さらにもう2項目付け加えます。 ・自分が大事にしている価値観はどういうものか ・そのために自分が今日どのような行動とったか を書くのです。これが価値観日記です。

 ストレスを避けた場合の代償を想像し、「よりストレスの少ない方を選ぶ」という人間の「弱さ」をうまく利用して、挑戦する意欲を引き出すのです。

★マインドセット介入を実践するときの注意点

 マインドセット介入をする前とした後で、自分の心理的な状況や感覚が、どれくらい変わったかを記録する

 そのマインドセット介入によって、自分にどのくらい効果があったのか実感できれば、効果はさらに高まりますし、他の方法を試してみる意欲も湧いてきます。何より、「確かにストレスは力に変えられるのだ」という確信が生まれます。それ自体がマインドセットの変化です。

★ストレスを避けたときの代償を考える

 ストレスを避けた場合の代償を考えると、「今、ストレスを避けることによって、より大きなストレスが待っている」と気づくことがあります。人は、よりストレスが少ない選択肢を取るものですから、「だったら今、ストレスを避けずに挑戦しよう」と思えるのです。

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メンタリストDaiGo(著)『ストレスを操るメンタル強化術』感想

◆ノンストレスがいいわけではない

現代人の多くがストレスを抱えて生きていると思います。

今僕はノンストレスで生きていますが、去年の今頃はあまりの激務のため「このままだと3年ぐらいでストレスで病気になって死ぬな」と思っていました。

本書を読んでまず思ったのは、

「あの強いストレスをもしエネルギーに転換できていたら、もっと大きな成果を生み出していたのかも・・・」

というちょっと悔しい気持ち。(だからといってあの頃に戻りたいとは思いませんが)

さて、本書冒頭部分でまずはガツンとやられます。
それは、

ストレスのない人生は、自分の本当の望みから逃げ出した人生なのです。そこに価値を見出すことは難しいでしょう。

の一節。

ストレスのない人生、ストレスをできる限り避ける人生というのは、果たしていいものでしょうか?

と問われれば、冷静に考えると答えは「NO」になります。

もちろん、今現在強力なストレスに襲われていて、心が壊れそうだという方にはそんな考え方をする余裕はないでしょうが、なる程度の「負荷」をかけないと成長しないのは事実。

そして、自分にやりたいことがあって、それに挑戦すれば当然「負荷」ゼロというわけにはいきません。

問題は自分が価値を感じないものから負荷をかけられているということなんですね。

これに対処するにはマインドセットを変えるしかありません。

ストレスには、体をむしばむ効果も確かにありますが、一方で自分を奮い立たせて集中力を上げたり、テストのスコアを上げたり、免疫力を高めたりする効果もある、ということが最近の研究によってわかってきました。

避けることができない、避けては成長もないというのであれば、ストレスを上手く使って自分を成長させる「負荷」に変えましょう。

その簡単な方法を本書では紹介されています。

◆内向的な性格の人ほど成功する可能性がある

今回の読書メモでは「ストレス」だけに焦点を当てましたが、最初に書いたように後2つのリソースが残っています。

・失敗と挫折
・内向的な性格

です。

本書ではこの2つに関してもきめ細かく解説してくれています。

特に興味深かったのは、内向的な性格の人のほうが成功する可能性が高いというもの。

僕も内向的な人間で、誰とでもすぐに打ち解けられる外交的な方を羨ましく思っていたし、「こういう人が成功するんだろうな」と思っていました。

しかし、実際にはそうではないんですね。

・自制心が高い
・発想力がある
・感性が豊かで感受性が強い

といった、外交的な人と比べて強みがあるそうです。

もし、自分の内向的な性格を悩んでいる方がいたら、そういった方にも本書はとても良い成功へのガイドブックとなるでしょう。

ぜひ本書を参考にして、マインドセットを変えて、弱さと思っている自分のリソースを強みに変換して成果につなげてください。

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目次

はじめに 強さは、弱さから生まれる
PART1 メンタル強化の基本戦略 ストレス、失敗と挫折、内向的な性格を活用する
第1章 ストレスは軽減できる
第2章 ストレスは味方になる
第3章 失敗や挫折を最高の武器にする
第4章 内向的な自分の才能を開花させる
PART2 メンタル強化の基本メソッド 5つのエクササイズ
第5章 マインドセットを変える
第6章 記録をとる
第7章 孤独な時間を守る
第8章 コア・パーソナル・プロジェクトを見付ける
第9章 瞑想でメンタルの基礎体力を鍛える
おわりに 「できない」と決めつける前に

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